第20話 千里の道も一歩から

 カクヨムでエッセイを投稿し始めて今日で二十話。これまで読んで下さった全ての方々に厚く御礼申し上げます。

 

 昔から小説家と言うのは自分を切り売りする商売だと言われている。しかし、小説の場合は自分の中身をさらけ出さなくても書けると思う。フィクションなので自分が体験した事じゃなくてもまるで体験したかのように書く事は可能なのだ。

 

 その点、エッセイは本当に自分の切り売りだよね。実際に起きた事件や出来事を書いたり、自分の思う事を書く訳だから、切り売りって言葉が一番当て嵌まる。

 

 そう考えると林真理子先生って凄い人だなと思う。もう自分をザックザックと切り売りして、エッセイを何十年も書き続けているのである。林先生ほどじゃなくても、長期間エッセイを続けている人って凄いなと感心する。

 

 そんなに毎日毎日、ネタになるような出来事なんて起こらないよね。兵頭大樹くらい歩いていればネタにぶつかるような引き寄せる人なら困らないかもしれないが。

 それも兵頭だから面白い話に出来る訳で、同じ出来事を体験しても兵頭のように上手く話せる訳ではない。

 

 自分でやってみて、毎日投稿するのがとても大変な事は痛感した。何の覚悟も無く出来るだけ毎日投稿すると言ってみたが、すでに限界を感じている。それでもいつか沢山の人に読んでもらえると信じて日々投稿を続けたいとは思っている。

 

 こうして書いているのが精一杯で、なかなか人の作品を読めていない。せめて人気の小説くらい読めば良いのだが、五百話とか言われるとちょっと読もうって気になれない。

 

 エッセイの場合、どこから読んでも基本的には一話完結なので、多少話数が多くてもタイトルだけ見て気になる話を摘む事も可能だ。参考のために色々読んでみようとは思っている。

 

 五百話とか千話とか書いている人の事を考えると二十話で節目みたいに書くのが恥ずかしくなってきたな。次はせめて五十話とか百話くらいまではこういう節目的なエッセイは封印しよう。

 

 一日一話投稿したとしても百話書こうと思ったら三ヶ月以上掛かるんだな。そう考えたら千話以上書いてる人って三年以上書いてるのか? 果たして私はそこまで投稿を続ける事が出来るのだろうか? むしろ早いうちに一度投稿に穴を空けて楽になった方が良いような気がしてきた。

 

 別に毎日更新します! って約束した訳じゃないし、出来る限り毎日更新やってみようってくらいのノリなので途切れても落胆しないで頂きたい。

 少なくとも一ヶ月も二ヶ月も更新しないって状態にはしないつもりではある。環境が変われば分からないが、それでもそんなに頻度が落ちる事はないはず。

 

 もしも充電期間に入るとかそういう状況になったらちゃんとこのエッセイでお知らせすると思います。これからもどうぞよろしくお願いします。

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