第2話 会話
アイリ「初めまして。アイリです。かっこいいですね。」
ヨシオ「ありがとう」
※今までフィリピンパブに行った際も初対面なのにかっこいいですね。
タイプです。男前。独身ですか?結婚してくださいを連発してくる。
結婚していると答えれば、愛人にしてくださいと言われるからすごい。
だから営業トークや冗談だと分かってはいる。
しかしながら、頭では分かっていても、やはり照れる。
丁度そのタイミングでアルバイトの女の子、リナ(40代くらい)がヨシオの横に座ってくれてお酒を作ってくれる。
リナ「アイリかわいいでしょう。25歳だよ。」
ヨシオ「かわいいね、めっちゃかわいい」
リナ「指名してあげてよ」
ヨシオ「もちろん。お願いします。ドリンクも何か飲んでください。」
リナ「私も飲んでいいですか?」
ヨシオ「いいよ!」
指名することを告げるとアイリはとても喜んでいた。
アルバイトのリサがドリンクを取りに行った際に二人でかっこいい、かわいい等、褒めあったり冗談を言って楽しんでいた。
陽気な雰囲気で楽しく飲めるのがフィリピンパブのいいところだ。
会話が一盛り上がりしたところで、
アイリ「LINE教えてください。」
ヨシオ「お願いします。」
アイリは携帯電話を取りにステージ裏の楽屋まで走っていた。
昔行ったことのあるフィリピンパブでLINEを教えてしまった事があったのだが、
返信していなくても毎日営業メールが来る。しかもその子は日本に来て1か月くらいでほとんど日本語も喋れないので、結局はLINEをブロックしたのだが…
アイリは日本語も割と喋れるし、可愛くて断る理由もなかった。
アイリがヨシオの前に戻ってきた。
LINEの交換をしたら、すぐにアイリの自撮り写真やハートマークの絵文字やスタンプが送られてきた。
ここまでは想定済みで完全に営業メール。
新規のお客様ゲットという感じだろう。
ヨシオもそれは心得ているので、楽しいお店とかわいい子が見つかったなと言う程度だった。
楽しい所でその日は閉店となってエレベーターの前でお見送りとなった。
エレベーターの待ち時間でアイリがヨシオに抱きついてきて何度も口にキスをしてきた。他のお客さんもいたので恥ずかしかったのだが、絶対にまた来ようと思った笑
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます