フィリピンパブタレントとの大恋愛

@yoshio11

第1話 出会い

朝と夜に寒さが出始めた10月下旬、金曜日の夜。

既婚者の友達はコロナウイルスの影響で街に出て飲みに行く回数が少なくなった。

飲みに行く相手もいないが明日は土曜日でヨシオは次の日休みだった。


新しい刺激を求めてフィリピンパブに1人向かった。

受付でタレントと喋れるカウンター席とアルバイトとの接客を楽しむbox席。

どちらにするか聞かれてカウンター席を選択した。


ダンスを間近で見たい、下心もなく今日を楽しみたかったのだ。


フィリピンパブは今まで、2.3度別の店に、行った事はあったが、詳しいシステムやタレントとアルバイトの違い等をこの時、よく分かってはいなかった。


フィリピンパブに行った事がない人も居ると思うので、簡単に説明すると、


タレントは3ヶ月、6ヶ月等の短期のビザで日本に出稼ぎに来ている女の子達だ。

年齢層は20代前半から20代後半で若い子達。


アルバイトは日本人と現在、過去に結婚して日本に住む権利を持っている女の子。

年齢層は30代から50代でベテランで、元タレントの子が多い。大半はタレント時代にお客さん達と結婚して日本に現在住んでいる女の子達だと思う。


よって、若い子が良ければカウンター席を選択してタレントの女の子達と喋るのがセオリーだ。


ヨシオがカウンター席に着くと、ショータイム中でタレントの女の子達が露出度のかなり高い服を着て激しく踊っていた。


ショータイムは20分程度あり、ダンスしている女の子の中に一際輝く女の子。

いつのまにか目で追っていた。


ショータイムが終わるとステージの周りにあるカウンター席に座る客の目の前にタレント達が座り接客を始める。


ヨシオの前にもタレントフィリピーナが座って握手してきた。


アイリです。よろしくお願いします。

ショータイム中に目で追っていた女の子だった。



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る