これから
ちゅんちゅん
朝目が覚めるとしゅんは昨日の喜びの余韻に浸っていた。
1通のメッセージが届いていた。
「おはよう!よく寝れた?今日は11時から退院の準備します!
お母さんに言われたからって無理してこなくても大丈夫だからね!!」
そんなメールを見てしゅんはすぐに時計を確認する。
(まだ9時か・・)
まだ2時間あるなけど行くか
しゅんは支度を済ませ病院へ向かった。
コンコン ゆっくりノックする
「は~い!どうぞ~!!」
元気な声が聞こえる。
部屋に入ると笑顔なさくらがいた。
「はやいね!!まだ10時だよ!!」
驚いているさくらに対しかわいいと思わず口からでる。
照れた顔でにっこりわらっている。
「ちょっと早いけど帰る準備しよっか」
さくらがそういうと2人で片付け始めた。
11時前さくらの母が来た。そのころには片づけは終わっていた。
「早いわね。しゅんくもお疲れ様。ありがとう」
さくらの母に言われるのは素直にびっくりした。
「大丈夫です。早く帰れてよかったです」
しゅんは軽くお辞儀をしながら答えると
「昼ごはんまだでしょ。家で作るから一緒に食べましょう?これからの予定はあるの?」
またびっくりした。まさか家に誘われるなんて思わなかった。
「ぜひ、お願いします!!」
家につくと一軒家で中はとてもきれいだった。しゅんは初めて女の人の家に行く。緊張したがソファに座ると、お母さんがキッチンで準備し始めた。
「手伝うことはありませんか?」
しゅんは気まずそうに聞くと
「大丈夫よ。片付けしてもらったからゆっくりしてて」
とその時さくらが隣に座ってきた。やはり緊張する。。
「しゅんくんは女の子の家に来るの初めて?」
さくらはきょろきょろしているしゅんに言った。
「初めて・・・」
さくらは笑いながら
「そんな感じがする。私も男の人がくるの初めてなんだ」
さくらは言った。
「さくら~。さくらの部屋に髪とめるピンあるからとってきて」
さくらは頷き走っていった。
「しゅんくんにもやっぱり手伝ってほしいからお願いしてもいい?」
しゅんは小さく頷き横に並んだ。
しばし無言が続いた。
「さくらのどこが好き?」
しゅんは急な問いに驚いた。
「まっすぐで元気なところときれいな目をしてるとこです。」
母はくすっと笑い
「ありがとう。あの子に何かあったらお願いね」
しゅんは
「わかりました。」
と力強く言った。
そこにさくらが帰ってきた。
「あったよ!」
息を切らしながら笑顔で帰ってきた。
「クリスマスの予定はどうするの?」
さくらの母が聞いてきた。
(そういえば考えてなかったな・・・)
「え!しゅんくんとお泊りだよ!!」
あれ?そんな話が合ったっけと思いながらしゅんは頷いた
「楽しんでおいでね!私は今から予定あるから2人で適当に過ごしてて」
母はそういうと部屋から家から出ていった。
「クリスマスは夜景を見に行こう!私は北海道がいい!」
「俺も北海道にしたい!!一緒に回ろうね!」
・・・
・・・・・
無言が続きさくらの顔をじっと見つめる
(きれいな目だな)しゅんは思った。
さくらもしゅんの顔を見つめた。そして静かに唇を重ねた。
お互い緊張しながら笑いあった。
クリスマスまであと3日
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かなめです。
最近またさむくなって布団から出れず日々朝と闘ってます。
皆さんは朝起きれますか?
私は無理です!!
今日はもう1話連載できたらいいなと・・・
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