何気ない日常が変わっていく

バイトが終わりいつもなら帰ってゲームして寝るのが楽しみにしている

しゅんは珍しく落ち込んでいる。

何であんなこと言ってしまったんだろう・・


「まあ、気にしないようにしよう・・・」

と、思っていたが下を向いて歩いてしまう。


ドン

何かにぶつかってしまった・・

ぶつかったほうをチラリとみると昼に来店してきた女性だった・・


「!?

 あ!!すいません!!」

裏返った声で謝罪していると女性はくすくすと笑い始めた。


「大丈夫ですよ。」

その一言だけを言い女性は振り返ることなく去ってしまった。


「あの・・」

と、声をかけようにも普段なつきとしか話さないので言葉が出てこずそんな自分に腹が立ってしまった。ここで俺がかっこよかったら、ドラマの世界ならなどと思ってしまった。


再び肩を落とし下を向いていると自宅に着いた。

「ただいま」

と、いった瞬間

「おかえり!!しゅんいい報告があるよ」

嬉しそうな母がニコニコしながら近づいてきた。

「どーしたの?」

「あやかの就職が決まったの!しかも、あのIT企業よ!今日は手作り頑張ったから早いところご飯にしましょう!!」


あやかはしゅんの妹で性格などは変わらないのに愛想がいい。


「お~!!すごいじゃん!!」

と言いつつ、複雑な思いだった。


「ごめん!ちょとバイト先に忘れ物したから取りに行ってくるわ!

 ご飯あとで温めるから先に食べといて!温かいうちに!」


 走って玄関をでると自分の就職できていない恥ずかしさとあやかに対する尊敬と嫉妬の感情からそのまま涙が出てしまった。


「あ~情けないな」

涙を拭いてまた、肩を落とし下を向きながら歩く。


「ほんとにいや!!

 いつもそう!!

 何で私だけいつも・・いつも・・・」


 しゅんでもわかる。これは確実に泣いている。しかし、落ち込んでいるしゅんは声をかけないようにしていた。そうしようと思った。しかし、できなかった。なぜなら、きれいな瞳をした女性だったから。


この瞬間しゅんの何気ない日常が変わっていく。


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初めまして!かなめです!

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本当にありがとうございます!!

まず、この作品を見てもらえていることがなによりうれしいです!

これからも皆さんに知ってもらえるように頑張っていきます☻


 



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