一、『疑惑だらけの転入生』その3


 ――面倒な仕事を引き受けてしまった。


 梱包が一段落すると、男は懐から煙草を取り出し口に咥えた。紫煙が揺らぎ、周囲を漂う埃と混ざり合う。


「お疲れ様です、塔堂とうどうさん」

「おう、お疲れ」

 挨拶をしてきた若い男に軽く会釈すると、塔堂と呼ばれた男は煙草の箱を振ってを差し出した。

「頂きます」

「取り敢えず、これで一段落だ。ご苦労だったな」

「しかし変な依頼ですね。荷物の素性がバラバラなのに、しっかりリスト通りに持って来いなんて。初めてじゃあないですか、こんな依頼」

「そうだな」

 旨そうに紫煙を吐き出す男を一瞥し、塔堂は腕を組んだ。


臓器ナカ目当てって訳でもないし、一体何に使うんでしょうね。新薬の実験とか?」

「いつも言ってるだろう、この仕事を長く続けたかったら余計な詮索はしない方がいい。俺がお前を梱包する事になる」

 塔堂の鋭い視線に射竦められ、男は咥えた煙草をぽとりと落とした。泥濘ぬかるみに落ちた煙草が、短い音を立てて消煙する。

「俺達の仕事は、あくまでもオーダー通りに荷物を梱包する事だけだ。他はいちいち考えなくていい。それに今回の仕事は実入りが良い。使い道を考えた方が、よっぽど愉しいぞ」

「そうっすね。ちょい、はしゃぎすぎました。すみません」

 男は謝罪すると軽薄な顔を更に弛緩させ、後頭部を掻き毟った。


「やっぱり女ってのは、ダイヤが好きなんですかね?」

「女? 結婚でもするのか?」

「ええ、六月に。ケジメですよ、そういう感じになってしまったんで。碌な暮らしは出来ないでしょうが、せめて結婚指輪だけは豪華にしようかと。報酬、期待していいんですよね?」

「ああ、構わない。しかし結婚するなら、子供の金も残しておいた方が良いぞ。意外と、子供は金が掛かる」

「大丈夫です、子供は作りませんから。こんな職業なんでね、あっちも諦めてます」

「そうか・・・・・・まあ、人それぞれだ」

 吸い殻を泥濘へ弾き、塔堂はつまらなげに呟いた。


「クライアントが来るのは二時だったな。それまでに飯にしよう。奢ってやる、好きなモノを言ってみろ」

「マジすか!? 自分、ラーメンが食べたいです」

「この時間にラーメンだと、駅前の一蘭だな。少し歩くが、構わないか?」

「全然、オールオッケーっす!」

 男の陽気な言葉に肩を竦め、塔堂は踵を返す。


 途端、奥の方で物音が聞こえてきた。現在、この倉庫跡には荷物の他は二人しか居ない筈である。こんな辺鄙な場所は地元住民すら立ち寄らず、不便故に粋がった不良が溜まることもない。しかし確かに二人は感じたのだ、人の気配というものを。

「・・・・・・おい、俺はちゃんと梱包しておけって言ったよな?」

「した筈、なんですけれど。薬、そんなに早く切れます?」

 男は怪訝な顔で奥を覗き込む。人影は二つ。白い外套が薄らと闇に浮かび上がった。

「お前、どっから――」

 威嚇行動の為に声を張り上げようとした刹那、男の眉間に銃痕が刻印される。一瞬にして絶命した男に大した感情を見せず、塔堂は懐から拳銃を引き抜いた。

「何者だ、お前」

 幽鬼のように揺らぐ白外套に、塔堂は問う。何故か顔はモザイクが掛かったように識別出来ない。


斉藤さいとう 太郎たろうを知っているな?」

 暗い空間に、ボイスチェンジャーで変換されたような機械的な声が響く。

「お前達のクライアントだ。あの男が何を目的にこんな誘拐じみた事をさせていたかは知らないが、大司祭シェム・ハザから奴の抹消と同時に一切の隠滅を命じられた。悪く思うな、その荷物ごと鏖殺させて貰う」

「舐めるなッ!」

 塔堂が引き金トリガーを引くと同時、彼の脳髄が破壊される。絶命。眼球を破壊し後頭部を貫通した銃弾は、背後の壁へめり込んで土埃を撒き散らした。


 白外套は手にした92FSを懐へしまうと、厳重に梱包された荷物へ視線を向ける。それは人間でありまだ生きていたが、棺に納められたミイラのようであった。

「無駄なことを」整然と並ぶ生きたミイラを睥睨しながら、白外套は独り言ちる。「何人こんな連中を連れて行ったところで、焼け石に水だっていうのに」

 嘆息し、懐へ手を入れる。この数を処分するには、銃では些か骨が折れる。この倉庫跡ごと焼き払うのが賢明だ。


 須臾しゅゆ


「――俺は、人買いの塔堂って奴を探していたんだがな」

「!?」

 背後から響いた声に、白外套は反射的に振り返る。

 そこには長身の男が一人、丸太のような左腕で柱にもたれ掛かりながら、右手でぴたりと銀に輝くリボルバー拳銃を構えていた。

 その銃は一見、鉈のようであった。構えているのが巌のような男である、見間違えても仕方がない。しかしよくよく目を凝らしてみると、均整の取れた美しい銃である。長大な銃身に大きく太く刻印された『暴れ牛RAGING BULL』の文字が、男とこの銃を如実に表しているようであった。


「お前も人買いの仲間・・・・・・違うな、だったら屍体が二つも転がっては居ない。もっとも、仲間割れの線も考えられるがな」

「誰だ?」

韮崎にらさき はばき、探偵だ。行方不明の妹を探し出してくれ、という健気な依頼を請けたんでな。方々探して、ようやく此所へ辿り着いた訳だ」

「運が悪い男だ」

「何故?」

「見付けた手掛かりと一緒に、死んで逝くからさ――――」


 発砲。白外套に引き抜かれた92FSが、規則正しい断続的な銃声を響かせる。韮崎と名乗った男は巨体で在りながらも素早い身のこなしで銃弾を躱し、手にしたレイジング・ブルの引き金トリガーを引いた。

 重苦しく、派手な銃声。否、それは銃声ではなくであった。鉈のような銃口から放たれた巨大な銃弾は遮蔽物ごと貫通し、正確に白外套を穿つ。


 が。


「馬鹿な! 最強のカスール弾だぞ!?」

 驚愕の表情を浮かべる鎺の先、確実に命中した白外套は平然とした風体で己の拳銃を構えていた。纏った外套には貫通どころか、傷一つない。それはまだ、辛うじて納得出来る。防弾素材は日進月歩、探せば何処かにそういう素材もあるだろう。しかし、映画等で馴染み深い.44マグマム弾よりも数段威力の高い.454カスール弾の直撃を受けて平然としている人間など、彼は思い浮かべることは出来なかった。


「ひょっとして、お前は妖怪の類いか?」

「妖怪? この時代の人間が、そんな迷信を信じるとはな」

 相も変わらず、モザイクが掛かって表情の伺えない顔。しかし何故か、鎺には失笑しているように感じた。


 一体、この男は何者だ。鎺は物陰に身を潜めながら、男の正体について思考する。殺し屋プロであることは間違いない。しかし、彼が何処に所属する人間かが分からない。最新鋭の装備に対し、得物は何処でも出来る量産品。そのちぐはぐさが、実に気になる。白い防弾外套はまだいいが、問題はあの顔。こちらの視界を驚異的に歪ませるモザイクの仮面など、果たして現代の科学技術で制作出来るものなのだろうか。


「・・・・・・正体、聞かないのか?」

「どうせ、教えてはくれないだろう。無駄なことはしない主義なんだよ、俺は」

 軽口を叩き、撃鉄ハンマー撃針ピンを叩く。.454弾の持つ桁外れの威力は相手へ牽制にも成り得るが、現時点では無用の長物に他ならない。銃弾は外套によって弾かれ、何処かへ消えた。

「大層な主義の割には、無駄が多いな」

「下手な鉄砲ってやつだ、ゴチャゴチャ言うな」

 嘯きながら、引き金トリガーを引く。刹那。穿たれた銃弾に対し、白外套が僅かに身体を反らした事を鎺は見逃さなかった。


 無敵の外套ならば、身を逸らす必要はない。黙ってこちらの攻撃を受け続ければ良いのだから。つまり、あの魔法の外套は無敵ではない――いや、。恐らく外套以外の部位に、この状況を切り抜ける突破口が在る。間違いない。

「無駄玉だな、まるで素人だ」

 慢心している間に探し出せ、奴の。このレイジング・ブルの装弾数は六発、奴の握る92FSの半分もない。引き金トリガーを引く度に削られていくのは、チャンスと己の寿命であった。


「あまりこちらにも時間はない。そろそろ、終わらせて貰おう」

「――お喋りが過ぎるぜ、ド素人ビギナー

 最後の銃弾を虚空へ消し、鎺は嗤った。その表情に、白外套は僅かに戸惑う。大口径故に、レイジング・ブルの残弾数は白外套からも丸見えである。ハッタリをかますには、些か雑だ。自棄を起こしたのか万が一に掛けたのか、韮崎 鎺の不明瞭が動揺に繋がり白外套の行動に僅かなブランクが生じた。

「銃だからって、わざわざ銃弾アモブッ放す理由はないんだよ」

「!?」


 背後。いつ背後に廻られた!?

「まだ――――俺が、レイジング・ブルコイツを愛銃にしている理由を教えていなかったな」

反射的に振り返る白外套に対し、握った銃を振り上げながら鎺は言い放つ。

銃身バレルっとくて、ブン殴っても壊れないからだッ!!」

 振り上げたレイジング・ブルを力任せに振り下ろす。その様子は、鉈を振り下ろす様と瓜二つ。顔面に衝撃が走り、白外套の被っていた仮面が真っ二つに破損する。泥濘に落ちる、白い仮面。


「・・・・・・やっと拝めたぜ、お前のご尊顔。やはり未成年ガキだったか」

 露出した白外套の顔を鋭い見つめ、鎺は口を歪めた。

 拙い言動から、少年である事は薄々感づいていた。しかし、思ったよりもずっと幼い。齢まだ十五にはなっていないだろう。男ですら虜にしかねぬ美貌は、一瞬少女と見間違えた程である。それであの反射神経と戦闘センス、生まれてきてから一体どれ程の時間を殺人技術習得に注ぎ込んだのであろう。柄にもなく、韮崎 鎺は僅かに怖じ気付いた。


「まだ、殺し合うかい?」

 弾の切れた銃を不敵に構え、鎺は少年に問うた。仮面が破壊されたとはいえ、有利はまだ少年の手中にある。しかし韮崎 鎺という男は突拍子もない事をしでかす男であると、少年は身を持って体験している。まだ何か、策を隠している――――それが、少年の思考に小さな迷いを作り出した。

 駆け引きに慣れていない辺り、実戦経験は少なそうだ。銃を構えたまま、鎺は思考する。背中に冷たいモノを感じながら、少年の動向を窺う。

「殺しは本業じゃあないが、不得意という訳でもない。だが、俺は不必要な事はしない主義だ。今回の件は、お互い引き揚げるってのが落とし所だと思うが?」

「――――――――」


 押し黙ったまま、少年は懐へ銃をしまった。これで戦闘は終了、と僅かに気を緩めた刹那。

 閃光が、周囲を白に染め上げる。

 視界が回復する頃には少年の姿は何処にもなく、二つの屍体の他は梱包された人間が横たわっているだけであった。

「・・・・・・閃光弾とは、見かけによらず派手な奴だな」

 引きつった声で鎺は呟くと、構えた銃を腰のホルスターへ差し込んだ。それから巨体を押し込めるように屈むと、横たわる人間を覆う梱包材を次々破き捨てる。

 最後の一つで、ぴたりと手が止まった。懐から取り出したスマートフォンで人相を確認し、胸の動きを確認する。薬を打たれているが、命に別状はない。張り詰めた緊張の糸が途切れる。


「幾らが過ぎるっていったって、あんまり姉を心配させるなよ」

 横たわる少女はモニターに映る少女と違い派手な化粧もせず、染めていた髪も全て剃られていたが、その面影は依頼人である姉によく似ていた。

「任務完了だ。しかし最近、誘拐事件が多すぎて困る。これで三人目とか、全く警察は何をしているんだか」

 独り言ちると、鎺は懐から取り出した煙草を咥えジッポーで尖端を点す。色々な人間に煙草を控えろと言われるが、やはり仕事終わりの一服は堪えられない。


「アンタもひょっとして、そうだったのか・・・・・・?」

 不意に、鎺は眼球を撃ち抜かれた屍体に視線を向ける。屍体の近くには泥濘に埋まった吸い殻が落ちていた。



         ◆◇◆◇◆



 完全に、予備校だった事を失念していた。


 東風瑞 来良は独り繁華街を歩きながら、璃子とカラオケに行った事を悔やんでいた。幸い、声が掠れていた為に周りには風邪で病院へ行った感じを演出する事が出来たが、それでも一コマ授業を自主休講したのは痛い。出席日数は関係ないが、一回休むと授業に付いていけない恐れがあるのが予備校である。そこが、高校と違う所。時間を管理されるのではなく己で管理しなければ、あっという間に何処の大学も門前払いされてしまう。


 マーチレベルは余裕と璃子は嘯いていたが、それはあくまでもうちの学校平均の話であって全部ではない。恋に遊びにうつつをぬかして勉学を疎かにしている連中は、大東亜帝国レベルにすら引っ掛かるかどうか怪しいのが現実である。進学校だからと慢心していては、日々研鑽してきた下位レベルの高校にあっという間に追い抜かれる。それが大学受験、謂わばウサギとカメ。特に、幼なじみの璃子が入るから話し相手には困らないだろう、という適当な気持ちで受験して、うっかり入学してしまったウサギの皮を被ったカメである東風瑞 来良にとってそれは切実であった。


「つーかそもそも、塾やら予備校やら行かなくても常に一桁レベルを維持出来るっていう璃子ヤツの頭が異常なんですよ。わたしは絶対悪くない」

 言い訳を呟くと、来良は不意に立ち止まる。右手に見える細い路地。あの時、柄野久 午兎を追っていった路地裏の入り口であった。


 殺人事件があったというのに、規制線も張られていなければ花も手向けられていない。あの時、興味本位で這入り込んだ時と一寸たりとも変わらず、入り口は東風瑞 来良を迎えるようにその顎を開いていた。

 ごくりと喉を鳴らす。この先に一歩でも踏み込めば、あの高揚感が再び沸き上がってくるかもしれない。なんとなく流されるまま生きてきた自分が、初めて生きたいと貪欲になった瞬間。何か、物語が始まりそうな予感。あの情けなくも甘美な敗走をもう一度体験したいと、本能が全身を艶めかしく撫で回した。


「・・・・・・なーんてね」

 散らかった洋服を箪笥へ片付けるように、来良は本能を押し込めて歩き出す。下らん好奇心の為に五千円も払ったのだ、命まで余分に払う必要はない。

「しかし五千円でIDかメアドとか、これって普通に直接聞いた方がタダだし良かったんじゃないの・・・・・・?」

 そもそも、探偵を雇う事を提案したのは勘違いした璃子だ。色恋沙汰と聞いて眼の色変えた奴が悪い。成り行きで払うことになってしまったが、自分が払う必要はなかったのではないだろうか。


「・・・・・・勢いに流されているな、わたし。このままだと、絶対男で失敗する人生まっしぐらだ」

 自分で呟いて、自己嫌悪。重みで肩からずれた学生鞄を背負い直し、足早に駅へ急ぐ。

「後でLINEで断っておくか。でももう、依頼しちゃったかな」

 そしたら、それまでだ。いちいち悩んでいても仕方がない。どうにでもなれ、という発想は自暴自棄でもあるが同時にポジティブな思考でもある。


「え――――」

 改札へ続くデッキの階段へ足を掛けようとした瞬間、ぐらりと来良の身体が揺らいだ。次の瞬間、腹部に重く柔らかい衝撃。ぶつかった人間が覆い被さってきた事に気付くのに、彼女は僅かばかりの時間を必要とした。


「・・・・・・柄野久、君?」

 仰向けになったまま、来良は呆然とその名を呟く。柄野久 午兎はあの路地裏で目撃した時のような白い外套姿で、氷の彫刻のような顔はやはり呆然とこちらを見つめていた。

 少年でありながら、少女のような双眼。細い栗色の髪から覗く宝石じみた輝きを見せる碧色の瞳に、来良は思わず触れてみたいと思ってしまった。

「――――――――――――」

 沈黙が支配していたのは数秒程。柄野久 午兎は来良から退くと彼女に何も言わずに階段を駆け出すように昇っていく。何が起こったのか一瞬分からず、柄野久 午兎が去った後でもしばらく仰向けになったまま来良はその場にいたが、心配そうに寄ってきたホスト達に覗き込まれてようやく状況を理解し始めた。


「大丈夫です、はい。自分で立てます、ありがとうございます」

 身を起こし、来良は髪と制服に付いた塵を軽く払う。

 昇ろうとした瞬間、全速力で走ってきた柄野久 午兎とぶつかったのだ。彼が何で急いでいたのかは知らないが、人にぶつかっておいて尚且つ押し倒したくせに一言の謝罪もないとは、一体どういう了見だ。


「警察とか呼ぶ?」

「いえ、大丈夫です。知り合いですから」

 ホストに礼を言うと立ち上がり、スカートの汚れを払う。

 途端、カツンと彼女の鞄から何かが落ちた。

「落とし物だよ」

「あ、ありがとうございます」

 ホストから反射的に受け取ったそれは、ペンライトのようであった。スターウォーズに出てくるライトセイバーをミニチュア化させたような外見。素っ気ない銅色をしていて、来良は全く身に覚えがない。しかしそれは間違いなく彼女の鞄から出た物なのだから、彼女の所有物である筈である。


 いや――


「・・・・・・鞄、開いていない」

 急いで鞄を確認するが、学生鞄は何処も開いてはいなかった。となれば、このペンライトは鞄の上に載っていたと考える方が自然だ。

 いつ、鞄の上に?

 決まっている、柄野久 午兎とぶつかった時だ。その前であれば歩いている時、確実に鞄から落っこちている。


 つまりこのペンライトは、柄野久 午兎の物だ。

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