第9話 高杉唯我side
中学までの俺は地味で目立たず、誰からも相手にされなかった。
もっと目立ちたい、一目置かれたい。その一念で俺は努力した。流行りのファッションを取り入れ、身だしなみを整え、それまでの俺を知る者のいない新天地での高校デビューに全てを賭けた。
結果は大成功。入学後1年でカースト上位にまで登り詰める事ができたのだ。
だが新学期、2年になってからムカつくやつが現れた。
『朱神コウ』
モブ陰キャの分際でなんの努力もせずに俺が目をつけていた村雨葵と付き合いやがった。
昔知り合いだったらしいが、なんでこんなやつなんかが……俺の方がスペックも上なのに……
村雨葵も許せない。俺がどれだけ努力したかも知らずに俺を全否定しやがった。この二人は絶対に許さない。徹底的に身の程を思い知らせてやろう……
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