第630話 関西最強女VTuber その17

【登場人物】

津田杏    だいさんじ一期生 関西最強女VTuber

川崎ばにら  DStars3期生 ゲーム配信が得意

青葉ずんだ  DStars特待生 グループ最恐VTuber

志摩ぱるけ  伊勢志摩大好き系VTuber

天城まひる  アオヤン高校の特攻隊長 身体を張るタイプのV

竜崎蝶子   アオヤン高校の純情担当 センシティブ皆無アイドルV

大内山みるく 羽曳野あひるのママ(絵師さん)

羽曳野あひる DStars2期生 雑談配信が得意

清水K介   だいさんじ所属VTuber アラフォー独身おじたん

鏡      だいさんじ所属VTuber 社長系VTuber

大草原原シャロン だいさんじマネージャー お嬢様系一般人


【シチュエーション】

だいさんじの事務所横断企画。

紛れこんだヤンキーゴリラ女VTuberにより地獄と化す。



◇ ◇ ◇ ◇



大草原「K介さま? お健全かお不健全かはともかく……」


   「そういうお店に通っているとを公言するのは」


   「配信者として自覚が足りないと思いますわよ」



   「ここ、一応は運営のチャンネルでございますから」


   「気をつけてくださいまし!」



全 員(シャロンさんが、真面目にマネージャーしてる!!!!)



K 介「いやいやいやいやいや! 他にどう答えろと!」


   「あんなん、どう答えても地獄の内容だったじゃないですか!」


大草原「だまらっしゃい! 私は、貴方に期待しているからこそ!」


   「こうして心を鬼にして……!」


K 介「はい! シャロンさんが、よくわかんないモードに入ったので!」


   「さっさと次に参りましょう! 続いては―――」



   「DStarsのずんださんと!」


   「我らがだいさんじ期待のホープ! 鏡くんとのコラボだ!」



 鏡 「いやぁ~! アキバなんてはじめてくるなぁ~!」


   「ここがあの……いろんなゲームの聖地かぁ~!」



   「まるでテーマパークにきたみたいだぜ!」



※ しつこいですが、この台詞はゴローちゃんじゃなく、ひろしさんです。



K 介「嘘つけ、しょっちゅう行ってるだろ!w」


大草原「鏡さん、嘘が下手! もっと素直になればよろしくてよ!」


   「オタクなんだもの……アキバくらい通いますわ~!」


ぱるけ「ぱるけちゃんは、ちゅうがくせいだから」


   「あきばとかいったことないよ! ラジオ会館とかしらないよ!」


K 介「こんな時まで格好つけやがってよぉ!」


   「こんなの、本当にメイド喫茶に入るのか……?」



ずんだ「いらっしゃーせ、いらっしゃーせ! いい子いるよー! 楽しいよー!」


   「おっ! そこのお兄さん! ちょっと寄っていかないかい!」


   「安くしちゃうよー!」



K 介「ほんでまたキャッチからなんかいw」


   「真面目にメイドのマネしてくださいw」



 鏡 「え、いや、そういういかがわしいのはちょっと……!」


ずんだ「お兄さん、アタシには分かるよ……」


   「マジンガーとゲッターなら、マジンガー派だね?」



 鏡 「すごい⁉ なんで分かるんですか⁉」


   「え、もしかして僕のこと知って……⁉」



ずんだ「しっ! ここじゃなんだから、ちょっと店で話そうや……!」


 鏡 「けど、マネージャーさんが『女絡みの不祥事には気をつけろ』って!」


ずんだ「大丈夫大丈夫! ウチのお店にはね!」



   「マジンガー○みたいな女と!」


   「グレート○ジンガーみたいな女と!」


   「ゴール○ラックみたいな女しかいないから!」



 鏡 「すごい! スパロボなら特殊カットインが入る面子だ!」


   「そして、グレ○ダイザーをゴール○ラックと言うところに」


   「オタクとしてのプライドのようなものを感じる!」



ずんだ「フランスでは、ゴール○ラックは視聴率100%だからねぇ……!」


   「そうそう、もちろんトランスフォーマーも」


   「コンボイじゃなくてオプ○ィマスプライムと呼ぶよ!」


 鏡 「この人は信頼できる人だ! 間違いない!」


ずんだ「さぁ、ごらん坊ちゃん」


   「あのステージの真ん中におかれているのが――」



   「等身大スコー○ドッグだよ!!!!」



 鏡 「うわぁあああああああッ!!!!(大歓喜)」



   「すごい! メイド喫茶の中に、スコー○ドッグがある!」


   「写真撮ってもいいですか!」



ずんだ「チェキは5千円だよ~! イ~ッヒッヒッヒッツ!」


 鏡 「見てください一二三さん! たけるさん!」


   「このチェキ、よくないですか? いやぁ~、素晴らしいサービスだ!」



K 介「はい! そこまで! そこまで~!」


   「鏡くんは大興奮しておりますが……」



   「そういうことじゃねえんだよなぁ! 俺たちが求めてるのはさ!」


   「等身大ス○ープドッグはむせるけれども!」



大草原「なんでこんな、オタ御用達のメイドカフェにしてしまいましたの」


   「ずんださま、ちょっといくらなんでもやりすぎでございましてよ」



ずんだ「いやぁ、ごみんごみん」


   「ずんだも犬キャラだから」


   「店にスコープドッグ置きたくなっちゃうんだよねぇ……w」



全 員「いや、ならんだろ!!!!」



☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆



これまでの登場回では、済ましたクールキャラを気取ってた鏡くん。

しかしながらVTuberなんてやってる時点でお察し。

気持ちいいほどのオタク男子なのだった。


そんな彼の嗜好を見抜いて、おもてなししてみせるのは流石はずんさん。

けど、そうじゃねえんだよなぁ……!(白目)


いろいろにじの男性VTuberを見て回りましたが、しっくりきたのは農家のおいたんと、第一第二第三皇女さまと、社長くんでしたね! 特に社長くんのゴルドラック配信、めちゃ面白かったです! そんな感じで、ちょいちょいこれから百合に挟まる男も出てきますが――広い心で許してクレメンス! 大丈夫、イケメンが出てくる可能性は低い! ということで、ぜひぜひ評価・応援・フォローよろしくお願いします!m(__)m

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る