第592話 ともクラ! その3

【登場人物】

低気圧ともこ 企業勢VTuber(美少女ゲー系) 低気圧よわよわV

網走ゆき   DStars零期生 よく炎上する

五十鈴えるふ DStars3期生 和風エルフ


【シチュエーション】

 ともこがやってるマイクラ企画配信。



◇ ◇ ◇ ◇



ゆ き「ともこさん」


   「ゆきの身体は、もう配信でボロボロなんですよ」


   「強さを求めてステロイド注射を続けた」


   「ジャッ○・ハンマー状態なんですよ」



   「アームロック、効いたにぇ……ぐふ!」



ともこ「ゆきち死ぬな! 死ぬんじゃない!」


   「死んだらともこの罪になるじゃないか~~~~ッ!」



ゆ き「死んでなくても罪じゃい!」


   「オラッ! 先輩を敬えよ、後輩ぃ~~ッ!」



ともこ「だが断る」


ゆ き「断んな!!!! オメーが呼んだんだろうがよぉ!!!!」



―――――――

コメント

―――――――


:そもそも、今日はいったいどういう経緯?


:DStars事務所が、コラボの許可出すとは思えないんだが?


:まぁ、近い領域ではあるけれど、距離はとってるよね?


:というか、ゆきちはそのために脚も洗ったわけだし


:いまさら蒸し返すのはよくないよね


:ともこちゃんには悪いけれどさ


:ちょっとこのコラボは、まずかったんじゃないの?


:たのむぜ、社長! Bちゃん!


:ゆきちを俺ら、信じて預けてるんだからさぁ!


:信じて送り出したエ○ゲ配信者が、エ○ゲVTuberに……


:↑そういうのええんよ


:↑このままじゃ、ばにらもゆきちも浮かばれねえぜ


―――――――



えるふ「あ! すみません!」


   「今回のコラボの依頼をさせていただいたのは」


   「ゆき先輩じゃなくて、私の方なんです!」



ゆ き「えるふちゃん!」



ともこ「ほぉ~~~~?」


   「えるふさんよぉ~? おめぇがアタイに用があるってのか~い?」


   「この美少女ゲームメーカーの走狗のアタイによぉ~?」


えるふ「実は、私、ともクラのヘビーリスナーで」


   「いつも建造物すごいなって思っていたんです」


   「ゆき先輩が知り合いってことで、今回紹介してもらいましたけど……」



   「来てよかったぁ~~~~!(満面の笑顔)」



ともこ「ぐわぁっ!!!!」


   「なんだこの無垢な笑顔は!!!!」


   「まるで美少女ゲームに出てくる」


   「妹キャラ(非攻略対象)のようだ!!!!」



―――――――

コメント

―――――――


:えるふちゃんスマイルにやられてるやんけw


:そのまま浄化されてしまえともこ


:そういや、えるふちゃんも廃マイクラプレイヤーだったな


:ともこの配信見てたのか


:ともクラ、地味にクオリティ高いからな


:普通に建築技術、VTuberではトップクラス


:えるふちゃんも上手いけど、ともこも上手い


:納得のコラボ理由


:むしろゆきちがおまけ


:ゆきち、俺、恥ずかしいよ……!


―――――――



ゆ き「そういうこと!」


   「えるふちゃんが、どうしてもともこちゃんの」


   「マイクラに出てみたいって言うから」


   「ゆきが案内したってわけ!」


ともこ「そういうことだったんですか!」



   「せっかくゆきさんに合わせて」


   「練ってきた美少女ゲームトークデッキが」


   「無駄になってしまいましたね……!」



ゆ き「あ、なんかごめんね……」


えるふ「そんなの用意してたんですね……」



☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆



先輩とのコラボのためにしっかり準備していたともこちゃん。

そんな彼女の心遣いやら心構えやらいっきにぶち壊し。


しかし、えるふちゃんの笑顔は全てを許させてしまうのだった!


無類のマイクラ好きのえるふちゃん。ともこがやってる大型企画に食いついてしまうのは仕方がない。とはいえ、ともこちゃんと無垢なエルフちゃんで、コラボなんてできるのか? この二人がどんなケミカルを起こすのか――ぜひぜひ評価・応援・フォローよろしくお願いします!m(__)m

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