第591話 ともクラ! その2

【登場人物】

低気圧ともこ 企業勢VTuber(美少女ゲー系) 低気圧よわよわV

網走ゆき   DStars零期生 よく炎上する

五十鈴えるふ DStars3期生 和風エルフ


【シチュエーション】

 ともこがやってるマイクラ企画配信。



◇ ◇ ◇ ◇



ともこ「いやぁ~! ゆきさん! よく来てくださいました!」


   「え……美少女ゲーレビューアーの先輩として!」


   「一度コラボしたかったんですよ!」


ゆ き「あ~! おっほん!」


   「ともこくん、頑張っているそうじゃないか?」


   「君のような優秀なVTuberが」


   「ゆきの後を継いでくれて嬉しい限りだよ……!」



ともこ「そう……コラボという名のお礼参りをなぁ!!!!」


   「てめぇ! よくもぬけぬけと俺の前に現れられたな!」


   「美少女ゲーの魂を捨てて、自分が美少女になるとか!」


   「そんなの! 許せねぇ~~~~~~よなぁッ!」



ゆ き「びぁあああああッ!!!! なんでぇッ!!!!」



―――――――

コメント

―――――――


:ゆきち、完全におもちゃにされとるやんけw


:後輩に舐められっぱなしなのはよくないんよw


:とはいえ、これでこそゆきちという所もあるw


:ゆきちは後輩に舐められてなんぼw


:まぁ、ともこが怒る気持ちも分かるよね


:斜陽の美少女ゲー界隈に置いてきぼりにされたわけだから


:実際、ゆきちゃんが抜けた穴はでかい


:唯一無二のえ……美少女ゲー配信者だったからなぁ(遠い目)


:今もぽろっとレビューしちゃうけど


:メン限で、ときどき語ってるの熱い


:なんでDStarsになんか入ったんや、ゆきち!


:ずっとエ○ゲやっててくれよ! 俺たちのために!


:一般向けになってぬるくなったゆきちなんて見たくなかった!


:あの頃のえ……熱さを、思い出せよ、ゆきちぃいいッ!


―――――――



ともこ「リスナーのみんなが、私の気持ちを代弁してくれたぜ!」


   「なんでやめたんスかゆき先輩! ひどいっすよ!」


   「美少女ゲーの魂を、アンタ捨てちまったのかい!」


ゆ き「それは……」



   「ゆきだって、ゆきだってさぁ……」


   「バ美肉したかったんだもん!!!!」



ともこ「じゃあ、仕方ないか」


   「誰だってなれるならなりたいよね、美少女に」


ゆ き「軽くない⁉ 怒ったのに軽くない⁉」


   「ともこさぁん⁉」



―――――――

コメント

―――――――


:ともこのテンション乱高下に完全に振り回されてる


:感情のジェットコースター、それが低気圧ともこ


:ゆきちでもついてこれないか


:えるふちゃんも完全沈黙しちゃってるじゃん


:やれやれ、不甲斐ないところを見せるなよDStars


:美少女ゲーメーカー専属VTuberに負けるなんて


:負けたら、美少女ゲームに出演にぇ!


:えるふちゃんはともかく、ゆきちは攻略したくないな


:ハズレ枠だよな


:中身もお


―――――――



ゆ き「おい、誰だ最後のコメント!」


   「中身がなんだってんだお!」


   「あ、やんのかこらぁッ!」


ともこ「あぁ、落ち着いてくださいお客さま」


   「いけません、いけませんよ、そんな」


 

   「それ以上、いけない!(アームロック)」



ゆ き「あでででで!!!!」


えるふ「あはははは……(苦笑い)」



☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆



ともことさっそくプロレスを繰り広げるゆきち。

彼女のこの雑な絡みやすさはいったいなんなのか。

そりゃ、後輩たちに慕われるし、雑に扱われるというもの。


こういう懐の深さこそ、エリートVTuberの証……なのかな?

俺、よくわっがんね。バカだからよぉ。わっっがんね。(謎のノリ)


強めのボケが二人揃って、けっこう悲惨なスタートアップを見せたこのコラボ。しかし、どうしてゆきとえるふはやってきたのか? コラボの理由が気になる方は――ぜひぜひ評価・応援・フォローよろしくお願いします!m(__)m

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