第542話 ドキ♥男だらけのカーリング大会 その7

【登場人物】

清水K介   だいさんじ所属VTuber アラフォー独身おじたん

英数     だいさんじ所属VTuber フィクサー系数学者

御旗楯無   だいさんじ所属VTuber DKVTuber

御城たてる  だいさんじのお疲れサラリーマン 良心の男性V

鏡      だいさんじ所属VTuber 社長系VTuber

黒沢ひろゆき 博徒系VTuber 大型企画屋さん


九鬼神子   だいさんじのリーサル・ウエポン 海賊大名系女V

志摩ぱるけ  伊勢志摩大好き系VTuber

大草原原シャロン だいさんじマネージャー お嬢様系一般人


川崎ばにら  DStars3期生 ゲーム配信が得意

青葉ずんだ  DStars特待生 グループ最恐VTuber


【シチュエーション】

K介主催。ドキ♥男だらけのカーリング大会。


◇ ◇ ◇ ◇


K 介「いやぁ~! 仕方ないッスねぇ!」


   「盟友の英数さんにそこまで言われちまったら!」


   「男、清水K介――やらなきゃならねえって話ですよ!」


たてる「絶対なんか仕込んでるじゃないですかw」


 鏡 「まさか、そのお披露目のためだけに」


   「私たちを集めたとかじゃないですよね……?(怒)」


御 旗「もうなんでもいいですよ」


   「さっさと終わらせましょう、この汚い絵面の配信」


   「というか、さっきからローションで気分が……!」


黒 沢「わかる」


   「ローションって、ちょっと嗅ぎすぎるとクラクラするっていうか」


   「化学ぅ……って感じの匂いだよね」



英 数「え、黒沢さん?」


   「そんなになるほど、ローション常用してるんですか?」


たける「あ~らら!」


   「やっちまいましたね、黒沢さん?」


 鏡 「それはまずいですよ、黒沢さん……!」


黒 沢「えっ? えっ? えぇっ? 俺、なんか変なこと言った?」



全 員「変なことしか言ってないですが?」



◇ ◇ ◇ ◇



神 子「ローションヘビーユーザーの無自覚告白とは」


   「流石は個人勢でも名の知られたVTuberの黒沢さん」


   「わざわざ、お呼び立てした甲斐がある、見事なお手前!」


ぱるけ「わかりましゅ、わかりましゅ!」


   「(保湿)ローションって相性ありましゅよね~!」


大草原「ほんとそれでございましてよ!」


   「(保湿)ローションが肌に合わなくて」


   「どれほど苦労したことか……!」



   「黒沢さまは本当に、女心がわかっていらっしゃいますわね!」



神 子(面白いから黙っていよう……)



◇ ◇ ◇ ◇



K 介「はい! 黒沢くんはいいから!」


   「最強伝説おしまいだから!」


   「ていうか、俺の見せ場だったじゃないですか!」


   「ポロリ発言で、うっかり見せ場奪わないでくれます⁉」


黒 沢「いや、キレられても」


   「ていうか、マジでなにをやらかしたのか」


   「心当たりがなさ過ぎるんだけれど……」


英 数「こんだけやらかしといてピュアとかずるいわ~!」


たける「黒沢さんの性格は、ほんと得してるよね」


 鏡 「すみません黒沢さん」


   「騒いだ私たちの方が、汚れた男でした」


御 旗「ちょっと待ってくださいよ!」


   「それじゃ僕が、黒沢さんをローショントラップに」


   「はめたみたいになっちゃってるじゃないですか!」



K 介「シャラップ! シャラップファッ○ン○イズ!」


   「俺が滑るってさっきから言ってるだろうが!」


   「いい加減、本題に入らせろよ!」



全 員「いや! もう勝手にやればいいでしょ!」


   「こちとらこんな大けがしかしない企画に騙し討ちで呼ばれて!」


   「迷惑してんだからさぁ!」



K 介「あぁ、はいはい! そうですか!」


   「そういうこと言っちゃうんですね!」


   「ちくしょう、だいさんじに絆なんてなかった!」



   「これなら、俺一人でやってやりますよ!!!!」


   「見さらせ……これが男、清水K介!!!!」


   「本気のローションカーリングだ!!!!」



たける「K介さん! ほら、お約束! お約束!」



K 介「…………お前ら! 止まるんじゃねぇぞ!(鉄血)」



全 員「いや、止まる奴やんけ!!!!(大爆笑)」



【唐突に流れる勝ち取りたい熱いBGM】



全 員「運営もグルになってんじゃないよ!!!!(ゲラ)」



K 介「見ろ!!!!」


   「この日のためにウォータースライダーに通って習得した!!!!」


   「これが俺の――水面滑走だぁ!!!!」



全 員「なにぃッ⁉」


   「滑り台を勢いよく駆け抜けて加速することで」


   「ローションプールを直立したまま滑り抜けるだと⁉」



K 介「もう一度言うぜ……!」



   「お前ら、止まるんじゃねぇぞ!(オルガ)」



◇ ◇ ◇ ◇



大草原「流石はK介さまですわ~!」


   「人にできないことをやってみせる!」


   「そこにシビれるゥ、憧れるゥ、って奴でしてよぉ!」


ぱるけ「はぇー! どうなってるんでしゅかー!」


   「奇跡でしゅ! ミラクルでしゅ! 手品でしゅ!」


神 子「K介! まさか、こんな隠し球を持っていたとは!」


   「貴方もまた、配信者として成長したのですね……!」



◇ ◇ ◇ ◇



ばにら「……なんか、本人はノリノリですけど」


   「鉄血履修してない人には、ちょっと伝わらないっすね(ひややか)」


ずんだ「そうねぇ。そもそもローションカーリングからして」


   「人を選ぶネタだものねぇ……(冷徹)」



☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆



K介くん渾身の水面滑走!


ウォータースライダーで、お尻で飛んでいく奴とか、たまにツイッターとかで流れてきたりしますが……あれは相当な訓練を積んだ人だからできること! みなさんは真似しないように! そして、K介くん……なにやってんだアンタ!


止まらない、止まれない、だいさんじ!(勝ちとりたい!)


はい、ということでK介くんがいい感じでオチをつけてくれたので、次回この番外編もラストでございます! みなさん、おっさんたちがローションカーリングできゃっきゃするのはいかがでしたか? 百合小説だろ、はよ百合を見せろという方は……K介くんたちを口の悪い女の子にTSしてもろて、ぜひぜひ評価・フォロー・応援よろしくお願いいたします!m(__)m

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