第506話 あの日あの時あの配信で その9
【登場人物】
川崎ばにら DStars3期生 ゲーム配信が得意
青葉ずんだ DStars特待生 グループ最恐VTuber
トキワいま DStars零期生 事務所発足の切っ掛けになったV
Bちゃん DStars裏方兼事務職員 広報配信を担当
羽曳野あひる DStars2期生 雑談配信が得意
【シチュエーション】
ばにらの金盾凸待ちを振り返る(弄る)ネタ企画にて。
◇ ◇ ◇ ◇
Bちゃ「おや、なんだかあひる先輩とは普通な感じですね」
「陰キャ極まって同期以外とまともに絡めない」
「ばにらさんにしては珍しい……」
い ま「あひるちゃんとは普通に仲良しさんだよね」
「他の先輩となにが違うのか、ちょっと聞きたいかも……」
あひる「いまちゃん、Bちゃん」
「そりゃもちろん、あひるの包容力……」
ばにら「ぶっちゃけ、あひる先輩って芸人じゃないですかw」
「ばに~らも同じ芸人枠タイプなのでw」
「気兼ねなくツッコめるというかw」
「遠慮する必要がないバニなんですよねw」
あひる「誰が芸人じゃ!!!!」
「だからあひるは芸人じゃない!!!!」
「アイドル! アイドルVTuberなの!」
ばにら「そのキレキレのツッコミが出てくる時点で」
「芸人以外のなにものでもないバニですよ……」
「よっ! あひる先輩! 今日もキレッキレバニ!」
Bちゃ「よっ!」
い ま「よぉっ!」
あひる「よぉっ! じゃ、ねーんだわ!」
「ちょっともう勘弁してよ、本当にさぁ~~~~!」
Bちゃ「まぁ、たしかにあひるさんは」
「芸人キャラとして、なにしてもいい安心感がありますよね」
い ま「打てば響く羽曳野あひる」
「すずちゃんとはまた違うタイプの」
「凸に来てくれるとやりやすいVTuberだよね」
あひる「それ、褒めてます?」
三 人「褒めてる褒めてる(棒読み)」
ばにら「あひる先輩が来てくれたなら百人力バニ!」
「これはもう、勝ったも同然という奴バニよ!」
「さぁ、さっさとはじめちゃってください! Bちゃん!」
Bちゃ「おっと? 急に元気になりましたね!」
「はたしてその元気は本物なのか……!」
「それではさっそく!」
「あの日あの時あの配信で、かけつけたのが羽曳野あひるだったら!」
「スタートです!」
◇ ◇ ◇ ◇
ばにら「あ~ん、誰も凸待ちに来てくれないよぉ~!(棒)」
「え~ん、え~ん! ばに~ら悲しいバニ~!(棒)」
「こんな時、全力でぶん殴っても怒られない(棒)」
「素敵なプロレス相手がいてくれたらなぁ~!(棒)」
あひる「フォッフォッフォッフォ」
「どうやら、お困りのようじゃのう、ばにらちゃん」
ばにら「そ、その声は!!!!(棒)」
あひる「どうも」
「先日マイクラで、マグマに突き落とされたあひるです」
「てめぇ! ばにら、よくもやってくれたなぁッ!」
「ダイヤ装備、全ロスしちまったじゃねえか!」
ばにら「ファッファッファッファwww」
「あひる先輩! あれはジョーク! ジョークバニですやん!」
「マイクラはプロレスだと思ってもろて!」
あひる「なにがプロレスだおめぇーッ!!!!」
「それならそれで事前に連絡しておけぇーッ!!!!」
ばにら「いやほんと、そんな目に遭ったのによく来てくれたバニ」
「というわけで凸待ちに来てくれたのは」
「DStars2期生の、羽曳野あひる先輩バニ!」
あひる「ぐわぁっ! DStars2期生、羽曳野あひるぐゎぁ!」
「配信事故の臭いを嗅ぎつけて、居ても立ってもいられなかったぜ!」
「ばにら! お前、この惨状をどうするつもりだ!」
「凸待ちでもちゃんと根回ししとけ!」
ばにら「まぁまぁまぁ、そこはあひる先輩が来てくれたから」
「オールオッケーということで」
あひる「いや、ばにら!」
「そういうのよくないと思うんだよ!」
「ちょっとさ、今日はあひるも、今後のばにらのことを思って」
「ガチで説教させてもらいに来たわ!!!!」
ばにら(…………あれ?)
(あひる先輩のこれ、なんかのフリバニか?)
(それとも本当にガチ説教に入るバニか?)
(なんかちょっと雲行きが怪しくなってきたバニな……?)
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
殴りやすいボディと性格をしているあひるちゃん。
いつもはばにらやりんごにやられっぱなしの彼女だけれど……!
やるときはやるんです!
だって、あひるもアイドルVTuberだから!
本当だもん! 激辛ペヤングとかやってるだけじゃないもん!
ということで、唐突にはじまるあひるからばにらへのお説教タイム。陽キャでなにしても怒らない先輩って、逆に怒らせると怖いですよね。そんなあひるの新たな一面にキュンときた方は――ぜひぜひ応援コメント・評価・フォローなどよろしくお願いいたしますぐゎぁ!m(__)m
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます