第505話 あの日あの時あの配信で その8

【登場人物】

川崎ばにら  DStars3期生 ゲーム配信が得意

青葉ずんだ  DStars特待生 グループ最恐VTuber


トキワいま  DStars零期生 事務所発足の切っ掛けになったV

Bちゃん   DStars裏方兼事務職員 広報配信を担当

渋谷いく   DStars2期生 陰キャオタ女系VTuber


【シチュエーション】

 ばにらの金盾凸待ちを振り返る(弄る)ネタ企画にて。


◇ ◇ ◇ ◇



Bちゃ「いやぁ、近年稀に見る泥仕合といいますか」


   「ひどい罵り合い凸待ちでしたねw」



   「それではばにらさん、感想をどうぞ!w」



ばにら「感想をどうぞじゃねーんだよ!」


   「陰キャのお世話をしなくちゃならないし!」


   「ケーキはぶつけられるし!」


   「粗大ゴミの件で因縁つけられるし!」



   「最悪! 最悪の凸待ちだったバニよ!」



い く「ひどいばにらちゃん……」


   「あてぃし、一生懸命頑張ったのに……」


   「ばにらちゃんを助けてあげようとしたのに……」


ばにら「うっせえ! あんな大暴れしておいて、しおらしいこと言うな!」


   「お前の化けの皮はとっくの昔に剥がれてんだよ!」


い く「……本当なのになぁ(しゅん)」


い ま「ばにらちゃん。いくちゃんを信じてあげなよ」


   「本当にばにらちゃんのことがどうでもいいなら」


   「この企画に顔なんて出すわけないでしょ?」


Bちゃ「そうですよ……」



   「同じ陰キャ仲間を信じられないんですかw」



ばにら「Bちゃん! アンタがそうやっておちょくるからバニでしょ!」


   「ばに~らだって、来てもらってありがたいと思ってるバニよ!」


   「いく先輩がどんだけ勇気出したか、分からないわけじゃないバニよ!」



い く「ばにらちゃん……(トゥンク♪)」



ばにら「けど、それにも増して、いく先輩は陰キャモンスターバニ!」


   「ばに~らには手に負えない、正真正銘の陰の者バニ!」



   「ごめんだけれど、帰ってもろて!」



い く「ひどい! もうばにらちゃんなんて知らない!」


   「200万人耐久の時には、行ってあげないんだから!」



ばにら「むしろそっちの方が助かるバニですよ!」


   「いく先輩、お願いだから無理せんでもろて!」



Bちゃ「いやぁ~、怒濤の陰キャ凸待ちでしたねw いまさんw」


い ま「これはこれで面白かったですねw Bちゃんさんw」


ばにら「面白くねえバニですよ!」


   「もうちょっといいVTuberはいなかったバニですか!」


   「陰キャに優しくて、さらに場を盛り上げてくれる!」



   「ちょうどいいくらいの陽キャは……!」



Bちゃ「はい、ということでね」


   「また、言質をいただきました」


い ま「陰キャの負担にならないちょうどいいくらいの陽キャ……」


   「いますよもちろん! DStarsはVTuber事務所!」


   「そういうVTuberも在籍しております!」


Bちゃ「ということで、ご登場いただきましょう!」


   「1期生、2期生ときたら、やっぱり次は特待生……」



ばにら(特待生……?)


   (美月さんは、企画の趣旨的に出てくることはない)


   (すず先輩はさっき出てきた)


   (ということは、りんご先輩かぽめら先輩のどっちかバニ)



   (まず高確率でりんご先輩が出てきそう……!)


   (けど、ぽめら先輩が出てきたら、それはそれで怖い!)


   (こういう企画の時の、ぽめら先輩のはっちゃけぶりはヤバいバニよ!)



   (いったいどっちなんだバニ……!)



Bちゃ「それでは、次の挑戦者の方! どうぞ!」



???「……生なんですけど?」


ばにら「うん???」


い ま「あら?」


Bちゃ「ちょっとマイクの入力が小さいですね」


   「すみません、もうちょっと大きな声で言っていただけますか?」



???「特待生じゃないんですけどぉ?(大声)」


   「あひる、二期生なんですけどぉ?」



三 人「ぶっはっはっはっっはwww」



あひる「笑い事じゃないんだわw」


   「なんでナチュラルに特待生扱いされてるのw」



   「DStars2期生! 羽曳野あひる!」


   「特待生じゃありませんから! 先輩! 先輩ですから!」



Bちゃ「はい、というわけでね」


   「陰キャとも陽キャとも、まったり絡める名バイプレイヤー!」


   「DStarsが誇るひな壇芸人こと、羽曳野あひるさんです!」


あひる「誰がひな壇芸人じゃこるぁッ!!!!」


   「あひるもアイドル! アイドルなのぉ~ッ!」


ばにら「本人はこう言ってますけど」


   「どう見ても芸人バニですよね」


あひる「ばにらぁッ!」


   「お前ッ、助けに来てやったんだぞッ!」


   「もっと感謝とかしたらどうなんや!」


   「そういうとこやぞ! 川崎ばにらぁッ!」



ばにら「あっはっはっはっはwww」



   「いやぁ、やっとばに~らも気軽に絡める先輩が来てくれたバニ」


   「あひる先輩、あざ~~~~っすバニ!」



あひる「腹立つわぁ~~~~ッ! やっぱ来なきゃよかった、こんな凸待ち!」



☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆



一期生→二期生ときたら、ここは流れで特待生を期待してますよね。

そこに、またなにも知らされていない、羽曳野あひるさん登場ですよ。


ばにらと同じDStarsの弄りキャラ要員。

フッ軽鳥類羽曳野あひるが、ここで参戦です。


これにはばにらもニッコリ!

全力でしばける先輩って貴重ですよね!


先輩はしばくものではない。敬うもの。けれども、ついつい漫才しちゃう。そんな羽曳野あひるの希有な才能に気づいた方は――ぜひぜひ応援コメント・評価・フォローなどよろしくお願いいたしますぐゎぁ!m(__)m

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