第451話 とある裏方の一日 その5
【登場人物】
Bちゃん DStars裏方兼事務職員 広報配信を担当
トキワいま DStars零期生 事務所発足の切っ掛けになったV
川崎ばにら DStars3期生 ゲーム配信が得意
青葉ずんだ DStars特待生 グループ最恐VTuber
【シチュエーション】
公式配信でBちゃんのドキュメンタリー。
◇ ◇ ◇ ◇
ナ レ「さて、DStars事務所にお昼休みがやってきました」
「Bちゃんはいったいどんなお弁当を食べるんですかね」
「さっそくお弁当を覗いてみましょう!」
◇ ◇ ◇ ◇
ばにら「これは普通に気になりますね」
「Bちゃん、働きすぎってイメージがあるから」
「いったいどんなの食べてるのやら」
ずんだ「VTuber事務所の裏方なんて、体力勝負だからねぇ」
「あの細い身体でドカ弁とか食べてるかもしれないわね」
「まったくもう、まだ若いのに無茶しちゃって……」
ばにら「なに言ってるんですか」
「美月さんもまだ若いですよ!」
ずんだ「…………」
「花楓? 私がそんなに年齢気にしてる風に思う?(圧)」
ばにら「ヒェ」
◇ ◇ ◇ ◇
ナ レ「Bちゃん? よかったら、お弁当見せてもらえますか?」
Bちゃ「いいですよ。どうぞどうぞ」
ナ レ「あら、サーモス弁当箱なんですね」
「もしかして手作り弁当ですか?」
Bちゃ「もちろん!」
「できあいのお弁当も美味しいですけれど」
「やっぱりこう……懐具合が厳しくてですね」
「自炊しないとしんどいと言いますか」
ナ レ「VTuber事務所って、儲かってるイメージがありますけど」
「スタッフさんの給料はそんなでもないんですね?」
Bちゃ「そうですね」
「まぁ、一般企業よりちょっといい」
「くらいですかね」
◇ ◇ ◇ ◇
ばにら「え? Bちゃん、お給料そんなにもらってないの?」
ずんだ「高給取りかと思った」
「けどそうか、あくまで彼女はスタッフさんだものね」
「私たちみたいにチャンネルを持ってるわけじゃないし」
ばにら「ほぼVTuberなのに、ひどい話ですね」
ずんだ「今度、社長に文句を言ってやろう」
「Bちゃんにもメンバー並みの給料を払えって」
「こんだけ働かせておいて、いくらなんでもかわいそうよ……」
◇ ◇ ◇ ◇
ナ レ「それではさっそく、料理の方を見ていきましょう!」
「まずは、スープジャーに入っているのは……」
「なっ⁉ この湯気立つ緑色の液体は⁉」
Bちゃ「モンエナのポタージュスープですよ(おめめぐるぐる)」
ナ レ「…………(絶句)」
「えっと、それじゃ次のおかずですが」
「うわぁ、真っ黄色だぁ(困惑)」
Bちゃ「オロナミンC入りのだし巻きたまごに」
「デカビタ入りのオムレツ」
「リポDで炊いたふかし芋ですね」
「どれも効きますよ(にっこり)」
ナ レ「最後にご飯は……」
「わぁ! 茶色だ! これはたきこみご飯ですね!」
「あれ、けど、具材が一つも見当たらない……?」
Bちゃ「眠眠打破のたきこみご飯です!」
ナ レ「…………」
「眠眠打破で炊いたんですか?」
Bちゃ「そうです! これが結構クセになる味なんですよ!」
「ほら、ご飯を食べると眠くなるじゃないですか!」
「だったら眠くならないドリンクで炊いたらどうだろう……って!」
ナ レ「…………Oh」
◇ ◇ ◇ ◇
二 人「……これはひどい(絶句)」
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
みなさん、お昼ご飯は毎日自分で作っておらっしゃるでしょうか。(会長風)
僕はお金ないので自炊してます。社食とかで済ませられるといいんですが、まぁまだバイトなのでね。でかい顔はできないのでね。そしてコンビニ弁当高いのでね。
貧乏しながらなんとか生きてます。(僕もスパチャ欲しいぜ☆)
巨額スパチャなどが飛び交ったかと思えば、高額馬券購入や宝くじ配信などなど、金銭感覚がかけ離れてるV界隈でございますが、裏方はリスナーとどっこいどっこい。
そういう意味では一番親近感のある配信者なのかもしれないですね。
※ いつかメインで扱ってみたい気もします
けど、この飯はヤバイ。(Bちゃん、身体を悪くするよ)
だいあんを凌ぐレベルのゲテモノクッキングぶりを見せたBちゃん。はたして彼女の健康は大丈夫なのか。主に肝臓の数値は大丈夫なのか。健康診断の結果が気になる方(謎)は、レビュー・評価・応援・フォロー、よろしくお願いします!m(__)m
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