第4章サイドストーリー2 浪包隊結成

 千は和二と共に、浪包隊の隊員を捜してる。現在、浪包隊の隊員は3人。隊として認められるのは5人以上であるから、あと2人。

和二は隊員の波といるるに魔機使いを知っているか聞く。波は1人で住んでいたので、他の魔機使いは知らない。いるるも知らないが、いるるは動物の声を聞く事ができる。いるるは動物達に協力してもらい、魔機使いの情報を集める。

魔機使いは、漁港にいるらしい。千達は和二の船に乗り、漁港を目指す。


いるるの情報によると、魔機使いは漁師で、モリの魔機で魚を取っているという。千達は手分けしてモリの魔機使いを捜す。

千は魚を取ってきたばかりの漁師に出会う。漁師はモリを持っている。漁師の名は大銛海人おおもりかいとという。モリの魔機は、モリをモチーフとした槍だ。

千は、浪包隊を集める。


和二は、海人を浪包隊に誘う。海人は浪包隊に入る事を快諾する。

実は海人はマギアの魔機使い。漁師業の傍ら、マギアの命を受けて、海中の暗魔を倒しているという。

すると、ウツボの暗魔が現れる。ウツボの暗魔は、漁港を目指して進む。

海人は海に入り、ウツボの暗魔を目指して泳ぐ。千達も後に続く。

千達は、水中にてウツボの暗機と戦う。

ウツボの暗魔は雷をまとう歯でかみついてくる。千達はよける。

海人はモリの魔機を投げる。波は波の魔機で渦を起こし、渦をウツボの暗魔にぶつける。いるるは泳ぎ、ウツボの暗魔の近くで撃つ。

和二の魔機は鋸で、近付かなければならない。しかし和二は泳げない。なのでサメを召喚し、サメに攻撃させる。

千達はウツボの魔機を倒す。


 いるるの情報によると、5人目の候補の魔機使いは、サンゴ島にいる。サンゴ島は、サンゴ礁に囲まれた島だ。

千達は、サンゴ島を目指す。


サンゴ島を歩く男性がいる。男性の名は亀井江貢かめいえこうという。

そして亀の魔機を装備している。亀の魔機は亀をモチーフとした盾だ。

江貢は、環境保全に努めている。歩いていたのはごみを探すためであると。

ごみを見つけると、江貢は亀の魔機を投げる。亀の魔機は砂浜を進む。亀の魔機はごみを吸収し、砂浜を綺麗にする。

和二は江貢を浪包隊に誘う。しかし江貢は、ごみ掃除に忙しい。浪包隊に入る事を渋る。

すると、ウミウシの暗魔が現れる。ウミウシの暗魔は海にごみを吐き出しながら、上陸してくる。ウミウシの暗魔の体にもごみが沢山ついており、ウミウシの暗魔が進むだけでごみをまき散らす。

ウミウシの暗魔は千達に気付くと、千達にもごみを吐いてくる。江貢は亀の魔機で防ぐ。

千達はウミウシの暗魔を倒す。

江貢は浪包隊に入る。暗魔は人間だけでなく、魚を脅かしているからだという。

5人集まり、浪包隊ができた。


 各地を周り、暗魔を倒している浪包隊。

和二の船に魚が飛び込む。その魚は、瓶をくわえている。

瓶の中には、招待状が入っている。送り主は、チョウ。

財宝島にて、宴を開く。その宴に、千達を招待するという。

江貢は大きな亀を召喚する。千達は亀に乗り、財宝島を目指す。


財宝島には竜宮城のような、豪華な宮殿が建っている。

門番に招待状を見せると、中に案内される。

千達は、座敷にて座らせられる。そこには、チョウがいた。

チョウは、料理を持ってこさせる。千達の前に料理が並べられる。料理は、海鮮料理。千達は一口食べるが、あまりの美味しさに感動する。

ステージにて、舞妓が舞を踊る。チョウは酒に酔いながら、大笑いする。


チョウは和二に、話があるという。話は、王の剣を譲る事。王の剣を譲れば、金も女も何でも与えるという。

しかし和二は、他の都市の魔機使いから、王の剣の力を知っている。王の剣が悪用されれば、世界は滅ぶ。

和二は、王の剣を渡さないという。

するとチョウは机を吹っ飛ばし、正体を表す。正体は鯛の暗魔。

鯛の暗魔はチョウの姿に戻る。そして王の剣を賭けて、千達と勝負しようとする。

海人は補足する。鯛の暗魔は浪包海域の暗魔を統べる暗魔。すなわち主であると。

チョウはクラーケンの暗魔に怒る。昔シーランティスには王の剣の持ち主がいたのだろう。クラーケンの暗魔は、持ち主の元に運ぼうとしたのではないか。だからクラーケンの暗魔が王の剣を手に入れても、鯛の暗魔の元へは持ってこなかったと。

門番や舞妓が、イワシの暗魔の姿になる。千達は、チョウとイワシの暗魔と戦う。

チョウは鯛の魔機を使う。鯛の魔機は、鯛をモチーフとした銃。チョウは鯛の魔機で撃つ。

和二は攻撃をかわし、斬りかかる。するとチョウは鯛の魔機を扇にし、受け止める。

驚く千達。チョウは鯛の魔機は9種類の武器にできるのだと説明する。

波は海の波を召喚し、いるるは撃ち、イワシの暗魔らを倒す。

チョウは鯛の魔機を複数の鎌にする。そして鎌を投げてくる。江貢は亀を飛ばし、全員に降りかかった鎌を防ぐ。

チョウは鯛の魔機をクワガタにする。海人はモリの魔機で対抗し、打ち合いになる。

チョウは太い棒を具現化し、その棒にまたがる。棒は動き出し、猛スピードで走る。ひかれる千達。

和二は貝の魔機を装備する。そしてチョウが通る場所に罠を仕掛ける。チョウは引っかかり、動けなくなる。千達は攻撃し、チョウを倒す。


 千達は財宝島のお宝を回収し、財宝島を離れる。浪包隊は暗魔の主を倒す為に作られた組織。しかし波、いるる、海人、江貢は、これからも和二についていく事にした。波は自分の為に魔機を探してくれたお礼。いるるは母を捜すため。海人は和二についていくと面白いから。江貢は世界中の海を綺麗にするため。

浪包隊は、これからも海を旅する。

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