第3章サイドストーリー2 姫を求める者
架想市にて、架想隊本部へとやって来た千。そこで
幸花は架想隊の1人。しかし想が不思議の国を作った時、不思議の国の村人にされて戦えなかった。基本的に魔機使いは、魔力の強い方が勝つ。だから幸花は想のキャンバスに負けて村人にされてしまった。
架想市に暗魔が攻めてきた時も、幸花は足を引っ張ってばかりだった。幸花は、強くなりたいという。
千は外で稽古をつける。
翌日、幸花に招待状が届く。招待状の内容は架想市のホールで行われる劇について。送り主は劇の主演、
幸花は自分に招待状が届いた事を不思議がる。しかし、幸花は本や劇が好きなので、楽しみである。
幸花は千や白愛を誘って、行こうとする。
ホールにて劇を見る千達。劇の内容は、かえるの王子様をモチーフにしたもの。
かえるの王子様とは、童話である。カエルに助けられた姫。その代わりとしてカエルは様々な事を要求する。姫は嫌々ながらも実行するが、その内断るようになる。しかし、言い過ぎたと感じた姫がカエルにキスをすると、カエルは元の王子様の姿に戻る。そして姫と王子様は結婚した。
劇には本物のカエルが登場し、しゃべる。その技に、千達は驚く。
全体的に劇は、カエルと姫のコメディだった。
劇が終わり、カエル/王子様役の恋は幸花に会いに来た。
恋は、幸花に告白する。幸花は、自分を好きになった理由を聞く。
恋は、架想隊として勇気を持って戦う姿。強くなろうと努力する姿。そこに惚れたという。
幸花は、考えさせてほしいと言う。
そこにオタマジャクシの暗魔が現れる。千、幸花、恋は魔機を具現化する。
恋の魔機は、カエルの魔機。カエルの魔機は、カエルをモチーフとした鞭である。ちなみに幸花の魔機は、クラブの魔機。クラブの魔機は花をモチーフとしたメイスである。
恋は幸花をオタマジャクシの暗魔から守る。そして跳び、オタマジャクシの暗魔にカエルの魔機を叩きつける。恋は、オタマジャクシの暗魔を倒す。
千は、劇に出てきたカエルはカエルの魔機で召喚されたものだと納得する。
劇場からの帰り道、幸花は千に明かす。
幸花は天音に憧れていた。天音のような強い人になりたかった。
幸花は、自分に自信が無い。そんな自分を変えたいから、架想隊に入ったという。
千は幸花を励ます。
別の日のカフェにて、幸花は千に相談する。
近々自分が外出していると、後ろから気配を感じるという。
千は、幸花の周りを警備するという。
カフェを出る千と幸花。千は
通信で、千は幸花に恋がストーカーをしていた事を伝える。幸花は恐怖を感じる。
千は恋の元に降り立つ。そして、ストーカーをやめるように言う。恋は謝り、去る。
それでも恋のストーカー行為はやまなかった。幸花と共に、千は恋のいる劇場へ来る。
幸花は勇気を出して、恋にストーカー行為をやめてという。すると恋は、カエルの暗魔となる。カエルの魔機は、Tカスタムだったのだ。
恋は人間の姿になる。そして、魔機の力で幸花を自分のものにするという。
千は問う。オタマジャクシの暗魔は、恋が召喚したものなのか。恋はそうだという。幸花の前に現れたオタマジャクシの暗魔も、恋が召喚したもの。
恋は自分が勝ったら幸花を好きにするという。
千と幸花は、恋と戦う。
恋はカエルの暗魔となる。そしてオタマジャクシの暗魔らを召喚する。
カエルの暗魔は大きく跳ねて、攻撃をかわす。そして音波攻撃を放つ。また舌を打ち付けてくる。
千も幸花も歯が立たない。
追い詰められた幸花は架想隊の事を思い出す。自分は変わりたくて、架想隊に入った。今のままでは、いつもと変わらない。変わりたいって願ったなら、変わらなくちゃ。幸花は諦めない。
幸花はキャンバスを展開する。キャンバスは花畑。花にカエルの暗魔は癒される。
我に返ったカエルの暗魔は音波攻撃をしようとするが、キャンバスによって無効化される。幸花の力が、恋の力を上回ったのだ。
幸花がカエルの暗魔を攻撃すると、カエルの暗魔は恋の姿に戻る。そして幸花は、カエルの魔機の石を破壊する。
恋はTカスタムの魔機を使った罪、そして幸花への迷惑行為で逮捕された。
幸花は少し変われた、自信が付いたような気がする。これからも幸花は、架想隊として活動していくと。
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