第8章 競闘市/大会の都市
千は、
コロシアムには大会の参加者を募集する紙が貼られている。
王の剣の持ち主を捜す為、千は大会に参加する事を決める。
千は遠くに、琳に似た女性を見つける。千は琳だと思って話しかけるが、おしとやかで琳とは異なる印象を受ける。人違いだと思い、千は去る。
大会に参加するために受付に行くと、琳と男性と会う。
男性の名は
覚史は、琳の幼馴染でありライバルだという。しかし琳が幼い頃に、覚史は引っ越してしまったと。それに琳は、ライバルと認めたのは天孔隊隊長だけだという。
覚史と琳もこの大会に参加するという。
千は琳に似ている人の話をする。しかし琳は千から話しかけられていないという。やはり、人違いだったのだ。
大会が始まる。
大会はバトルロイヤル形式。つまり最後に勝ち残った者が優勝となる。具体的には、魔機を地面に落としたら負けとなる。
千はヤマタノオロチの魔機使いと戦う。魔機は、ヤマタノオロチをモチーフとした剣である。
ヤマタノオロチの魔機使いが剣をX字に振り下ろすと、空中へと続く道が現れる。
驚く千。ヤマタノオロチの魔機使いによれば、これは階路というらしい。
更にヤマタノオロチの魔機使いは剣を蛇腹剣にして、千を攻撃する。
千は貝の魔機で蛇腹剣を挟み、ヤマタノオロチの魔機使いを引きずり落とす。
ヤマタノオロチの魔機使いは魔機を落とし、千は勝利する。
千は、次は電車の魔機使いと戦う。
千がこの大会について聞くと、電車の魔機使いは教えてくれた。
電車の魔機使いによれば、この大会の主催者は流れ星。
流れ星は魔機のメーカーの1つ。戦闘に特化した剣型の魔機を生産している。流れ星の魔機は、階路が使える事も特徴である。
流れ星が大会を開くのは、流れ星の魔機使いの鍛錬のためや流れ星に引き抜くため。
千は電車の魔機使いと戦う。電車の魔機使いは、線路の階路を使って距離をとる。そして刀身を飛ばしてくる。
千は魔波を飛ばして戦い、電車の魔機使いに勝利する。
千は琳の様子を見に行く。そこには、覚史もいた。
琳は強さを求め、戦い続ける。そんな琳の姿を見て、覚史は変わったという。昔の琳はおしとやかで、可愛い子だった。
そして、何が琳をそこまで変えたのかと。琳は過去を語る。
琳の父は元天孔隊隊長、
だから琳は力を求めるようになった。自分の力で、全てを解決しなければならないと思った。そして暗魔の王となり、世界をリセットしようとしたと。
覚史は初めて聞いた話だと驚く。覚史は、その前に引っ越したからだという。
千の前に、リバーシの魔機使いが現れる。名を、
表は素早い動きで千の攻撃をかわす。そしてリバーシの階路を作り出し、階路を走る。階路の上から千に向けて魔波で攻撃してくる。
千は馬の魔機で馬を召喚し、階路に乗る。そして表の後を追いかける。
表は剣を押すと、リバーシの剣が白から黒になる。すると表の髪や服も色が反転し、白から黒になる。
名を
裏奈は表から一転、力で押し切ろうとする。
千はグルーガンの魔機でリバーシの魔機を固定し、変身できなくする。
そして力では負ける為魔波で攻撃し、裏奈に勝利する。
残りは千、琳、覚史。
覚史は、琳と戦おうとする。覚史の魔機は、王の剣である。
覚史は、昔の琳の方が好き。だから王の剣の力で、琳を昔の性格に戻すと。
千が見た琳に似た女性。あれは覚史がキャンバスで作り出した、あの時の琳をそのまま成長させたものである。覚史は彼女と共に戦ってきたと。
覚史は冠を使い、恐竜の骨を身にまとう。冠は、暗魔の王の力を身にまとう技である。
覚史は骨の階路を作り出し、階路の上に立つ。そして蛇腹剣で攻撃する。次に、刀身を放つ。最後に自身の色を反転させて襲いかかる。
これらは全て千が戦った魔機使いの力である。
冠の力を使った覚史によって、琳は劣勢に立たされる。
琳はあの時の自分があったから、今の自分があるのだと。昔は昔で幸せだったが、今は今の幸せがある。楽しい経験も辛い経験も全部、今の自分を作っている。
琳の姿が、雪の女王となる。琳も冠を使ったのだ。
琳は吹雪を降らせる。また琳は氷の壁を作り出し、氷の刃を飛ばす。
琳は覚史に勝つ。
残りは千と琳。千は琳と戦うが、冠の力を使っている琳には敵わなかった。
優勝は、琳。琳は賞金を受け取る。
琳は流れ星にスカウトされるが、琳は断る。天孔隊にいるライバルと共に、自分は強くなるという。
覚史は琳に謝る。勝手に琳を作った事を。そして、今の琳と琳の経験をないがしろにしようとした事を。
しかし琳はいつか覚史が作り出した琳と戦いたいという。覚史は相変わらず、とあきれる。
千は真言と待ち合わせ、千達は真言と会う。真言は、今はマギアと関係がある組織、流れ星を追っているという。それで千は真言に覚史を紹介したのだ。
覚史は、流れ星の情報を提供するという。何故なら覚史は流れ星の魔機使いであるが、流れ星の目的に反対しているからだという。
真言は感謝する。
覚史は真言との再会を約束する。そして千達は真言と別れる。
覚史は王の剣は琳と戦う為に手に入れた。目的を果たしたから、手放そうとする。しかし千は、王の剣は世界を脅かす強大な敵が現れるまで持っていてほしいと頼む。
覚史は琳に並ぶように、大会での優勝を狙うという。
流れ星は、王の剣を使って何かを企んでいる。覚史は、流れ星に気をつけた方がいいと忠告する。
王の剣は空間を切り開き、汚染された庭園へと繋げる。
千は琳と覚史と別れ、庭園へと入っていった。
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