第5章 鎖壁市/伝説の都市
千は、
城下町の大通りの先には、洋風な城が見える。千は城を目指して歩く。
城の中では、勇者就任式が行われていた。王様から
王様は更に、魔王を倒すには伝説の剣、盾、鎧が必要だと説明する。
勇也に伝説の剣が渡される。伝説の剣は勇者をモチーフとした魔機だ。
千は伝説の剣である王の剣は今は力を失っており、鎧と盾のある場所を回ることで力を取り戻すのではないかと考える。
勇也は沢山の住民に見送られる。
千は勇也の後を追う。
城壁を出た後、千は勇也に接触する。千は勇也の伝説の魔機を集め、魔王を倒す旅に協力すると。勇也は、千を仲間にする。
するとスライムの暗魔が現れる。千と勇也は魔機を持ち戦う。
スライムの暗魔は変形して攻撃をかわそうとするが、千達はスライムの暗魔が変形する前に攻撃し、倒す。
勇也に案内され、千は盾のある遺跡へ向かう。
千は、勇也が何故勇者を目指したか聞く。勇也は、理由なんて無いと。
勇也には記憶がない。覚えているのは、魔王を倒さなければならないという使命感。勇也はその使命感で勇者を目指したという。
遺跡へとやって来た。千達は、遺跡の中に入る。
遺跡の入り口には宝箱が置かれている。宝箱の中身は、ただの盾。勇也は盾を装備する。
遺跡の中にはゴーレムがいる。千はゴーレムに攻撃するが、ゴーレムには魔機は効かない。
仕方なく千は盾型の魔機を具現化する。
千達はゴーレムの攻撃を盾で受け止める。
しばらく続けていると、
まりかは勇也の幼馴染。だから今回の試練の遺跡の番人に立候補したと。
まりかはゴーレムを停止させた後説明する。
盾の試練の1つは盾を使いこなす事。1つ目は合格だという。
そして、もう1つはまりかに勝つ事。
まりかの魔機は、魔法使いをモチーフとした杖である。
千達は、まりかと戦う。
まりかは闇魔法を放つ。千達は、盾で防ぐ。
勇也は攻撃し、まりかに勝利する。
まりかは、勇也に伝説の盾を渡す。そして伝説の盾について説明する。
伝説の盾は魔法の盾という。魔法の盾は魔機であり、魔法をモチーフとした盾である。
魔法の盾は持ち主に、複数の魔機を装備させることを可能にするという。
次は、伝説の鎧。千達は伝説の鎧が眠る、谷を目指す。
まりかは涙しながら、千達を見送る。
伝説の鎧がある谷へとやって来た千達。そこへリュウが現れる。
リュウの身につけている鎧が、伝説の鎧の1つ、竜の鎧。竜の鎧は魔機であり、竜をモチーフとした鎧である。
リュウは魔王軍として、勇也を倒しに来たという。
リュウは剣を具現化する。
千達は、リュウと戦う。
リュウは剣で斬りかかる。千達はよける。
続いてリュウは剣を消し、銃を具現化する。武器の種類が変わり、驚く千。
リュウによれば、竜は物語や伝承によって様々な姿をしているから、武器には決まった形が無いと。
千達は、リュウと互角の戦いを繰り広げる。
戦いの中、リュウは語る。
リュウは勇者に選ばれなかった。それでもリュウは魔王軍と戦った。しかしリュウは敗れ、捕まった。そして暗魔にされ、魔王軍の配下になった。暗魔になった事で、リュウは勇者システムについて知った。
勇者システムとは、魔王を倒した勇者は王の剣を受け継ぎ、新たな魔王となる。それを新たな勇者が倒す。その繰り返しである。
勇也が魔王を倒せば、いずれ勇也が魔王になるのだと。
勇也は悲しい顔をする。しかし勇也はそれでも魔王を倒す。そして自分が魔王にならない方法を探すと。
勇也は、リュウに勝利する。
リュウは、もう1つの伝説の兜を手に入れろといい、消滅する。
千達は、まりかに再会する。そして勇也はまりかに相談する。まりかは鎖壁市の伝説に詳しいからだという。
まりかは、伝説の兜について話す。伝説の兜は、調和の兜だという。調和の兜は魔機であり、天使をモチーフとした兜。
しかし調和の兜に関する文献はほぼ残っていないという。
千は今まで出会った魔機使いに、調和の兜について聞いてみる。すると和二が、調和の兜のありかを知っているという。
千達は港で和二と待ち合わせる。
千達は和二と合流する。
和二によれば、調和の兜は神殿にある。その神殿は鎖壁市の海に浮かんでいるという。
千達は和二の船に乗り、和二に連れて行ってもらう。
和二が持っている文献を見させてもらう。そこには、確かに調和の兜に関する記述があった。
まりかは目を輝かせる。
前に和二は、調和の兜があるという神殿を訪れた。しかし勇者の資格が無いと言われ、追い出されたという。
船は神殿がある島へ到着する。千達は船から降り、神殿の中へと入る。
神殿の中には、像が立っている。像は勇也が勇者であると認めると、試練について説明する。
善と悪、2つの心。兜の試練は2つの心の調和を保つもの。
善も悪も行き過ぎれば暴走する。故に、2つの調和を保つ事が必要だと。
具体的には、悪の力を手に入れる。そして、悪の力をコントロールする。それを常に続ける事。
勇也は像から調和の兜を受け取る。勇也に何か聞こえたのか、勇也は止まる。
しばらくして、勇也は話す。もし善と悪の調和が崩れれば調和の兜は力を失い、勇也は暗魔になると。
まりかは勇也を心配するが、勇也は心配する必要は無いと励ます。
これで全ての装備が揃った。後は魔王を倒すだけ。まりかも、魔王を倒すのに協力するという。
勇也によれば、魔王は魔王城に住んでいる。和二と別れ、千達は魔王城へ向かう。
千達は、魔王城へとやって来た。魔王城は紫色で、暗雲に覆われている。
魔王城の中には、捕らわれた姫と魔王がいる。
魔王は王の剣を持っている。勇也の魔機は、ただの魔機だったのだ。
千達は、魔王と戦う。
魔王は、流砂や岩、宝石を魔波として飛ばす攻撃で千達を苦しめる。
魔法の盾で魔波を受け止め、竜の鎧で力をため、勇者の剣で魔王を斬る。勇也は伝説の装備の力を活かして戦う。しかし魔王の圧倒的な力の前に劣勢になる。
勇也は諦めない。例え記憶が無いとしても、人を救いたいという意志はあるという。
その瞬間、剣が輝く。
まりかは伝説を語る。勇者の剣は、資格ある者に力を与える。志があったからこそ、勇者の剣は本来の力を取り戻したのだ。
千達は再び魔王と戦う。そして千達は魔王を倒す。
千達は姫を救出する。
千は説明する。王の剣のキャンバスの力によって、魔王城や勇者システムが具現化している。倒すべきはこの都市を具現化している、王の剣ではないか。
勇也は王の剣の石を破壊する。すると、鎖壁市は元の都市に戻った。魔王城も元の城に戻る。
鎖壁市全体が、キャンバスの影響を受けていたのである。
千達は、王様の元へと戻ってきた。
王様は市長で、姫は市長の娘だったのである。
しかし市長は、王様と言う設定にノリノリのようだ。姫を助けた褒美として、勇也と姫を結婚させる事を考えているという。ショックを受けるまりか。
また勇也には、勇者として鎖壁市を守ってほしいという。
街にある大きな宝石の前で、王の剣は直る。
世界は戻ったが、暗魔はいなくなった訳ではない。勇也はこれからも勇者として町を守り続けるという。
王の剣は空間を切り開き、活動を停止している火山へとつなげる。
千は勇也と別れ、火山へと入っていった。
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