第3章 架想市/不思議な都市
千は、
千は今、図書館にいる。図書館は広く、沢山の本が並んでいる。
千はウサギを見つける。こんなところに何故ウサギがいるのか、気になりあとをつける。すると、ウサギは逃げていく。
千はウサギを追う。
気が付くと、千は不思議な世界にいた。大きなキノコは生えていて、奥には洋風なお城が見える。
ウサギは見失い、元の世界に帰る方法は分からない。千は、とりあえず不思議な世界を探索する事にした。
すると、帽子屋の暗魔が現れる。
帽子屋の暗魔は帽子を飛ばして攻撃してくる。千はかわし、帽子屋の暗魔を倒す。
帽子屋の暗魔を倒した千は、ハートの女王に声を掛けられる。ハートの女王は、この国の女王だという。
ここは不思議の国。みんなの願いが叶う、素敵な場所。しかしある日から、暗魔に侵攻されるようになった。千には、この国を暗魔の手から救ってほしいと頼まれる。
千は、暗魔を倒すことを約束する。
千は元の世界へ戻る方法を聞くが、ハートの女王は知らないという。
しばらく歩いていると、
白愛は架想隊の1人。幸花も架想隊の1人。架想隊が暗魔から架想市を守ったと。
幸花は大人しい子で、誰にも言わずにどこかへ行くことはないという。
千は、それも引き受ける。
千が元の世界へ戻る方法を聞くと、白愛は自分の魔機なら戻れるという。
白愛の魔機はお菓子をモチーフとした杖だ。
白愛は魔機でゲートを作り出す。ゲートを通ると、千は架想市へと戻れた。
白愛は、まだ不思議の国に残って幸花を捜すという。
白愛と別れ、架想市で幸花を捜す千。そこで琳から通信が入る。
琳から話がしたいと言われ、千は琳の元へ向かう。
琳は、行方不明者を捜していた。架想市では、連続行方不明事件が起きているという。
本来なら架想隊が探すところ。しかし架想隊とは連絡が取れない。そこで代わりに琳達が捜しているという。
千は、琳に不思議の国について話す。そこに行方不明者がいるかもしれないと考えた琳は、不思議の国を捜すという。
琳は王の剣で空間を斬り、不思議の国へのゲートを作り出す。
千達はゲートに入り、不思議の国へ向かう。
不思議の国のどこに行方不明者がいるのか。琳は、片っ端から捜そうとする。
そこへ、行商人が通りかかる。行商人は、村を出て次の村へ向かうところだという。
千達は行商人の辿ってきた道を通る。
千達は村へとやって来た。千は琳の持っている行方不明者リストを見ながら、村人に行方不明者がいないか捜す。
村人は全て行方不明者だった。しかも、幸花もいた。しかし、皆架想市での記憶は失っている。
千は白愛に連絡し、幸花を発見したことを伝える。
しばらくして、白愛が来た。
白愛は幸花に会う。しかし幸花は白愛の事を覚えていない。
幸花の様子を観察していると、幸花は村人として花を売っているだけだった。
白愛によれば、幸花の夢は花屋になる事だという。千はそこで、ハートの女王の言った「みんなの願いが叶う、素敵な場所」という言葉を思い出す。
手がかりがないか、千は琳から行方不明者のリストを見せてもらう。
千達は、ハートの城へ向かう。
ハートの城の前で、
天音が生きている事に驚いたという白愛。しかし天音は理由を答えない。
千は行方不明者を元に戻すため、捜索をやめない。琳や白愛もそのつもりだという。
天音は魔機を具現化する。天音の魔機は、バイオリンをモチーフとした剣と盾だ。
千達は、天音と戦う。
天音は力強く、剣が地面に当たると地面がへこむ。千は銃で戦うが、弾も剣で弾かれてしまう。
戦い方の似ている琳が天音と応戦し、天音に勝つ。天音に勝つと、天音は消えていった。
白愛は天音について説明する。天音は架想隊の隊員。けれども暗魔との戦いで、命を落とした。
白愛は天音の遺志を継いで、架想市を守っているという。
千達は、ハートの女王の城へ入る。
城にはハートの女王がいる。
ハートの女王は、想だった。想は白愛には黙っていたという。
想は架想隊の隊長。不思議の国を暗魔から守るために、ハートの女王になったという。
想は行方不明者については知らないと。
琳に駆から通信が入る。通信の内容は、暗魔の主を発見したと。
千達は駆の元へ向かう。
駆によれば、道化師の暗魔が不思議の国の暗魔の主だという。
千は道化師の暗魔に問う。道化師の暗魔は、行方不明者は知らなかった。道化師の暗魔の目的は、不思議の国を破壊する事だという。
道化師の暗魔は、協力を持ちかける。しかし千と琳と駆は断る。
道化師の暗魔は、キノコの暗魔達を召喚する。
千、白愛、琳、駆は、道化師の暗魔とキノコの暗魔達と戦う。
道化師の暗魔はトランプを飛ばして攻撃する。更に分身を作り出し、千達をかく乱する。
トランプは千が銃で撃ち落とし、分身は白愛が広範囲にお菓子を落とす事で対応する。
千達は、道化師の暗魔を倒す。
巻き込まれた住人。死んだはずの魔機使い。関与していない暗魔。自分達の他に、記憶を失っていない魔機使い。
この事件の犯人は、想だと千は推測する。
千達は、ハートの女王の城へ向かう。
白愛は想を問い詰める。
想は、不思議の国を作ったのは自分だという。魔機使いは、キャンバスという力を使える。キャンバスとは、1つの世界を作りだす力。
想はキャンバスで、不思議の国を作った。
千は、琳が氷の城を作り出した事、未来の駆が時の大樹を作り出した事を思い出す。
想は、みんなの願いが叶う素敵な場所を作りたかったと話す。幸花も、ここで花屋になるという夢を叶えた。しかし白愛は否定する。想は、仲間の天音を死なせてしまった。だから誰も失わない為に、この世界を作ったのだと。
千達には、キャンバスは効かなかった。だから想は誘う。現実から逃げて、この国で暮らさないかと。
白愛は拒否する。悲しい事や辛い事があるからこそ、楽しい事がより一層強く感じられると。千も同じ気持ちだ。
琳は行方不明者の話題を出す。想はこの世界を保つため、人をさらい、現世の記憶を眠らせたと。
想は王の剣を手にする。そしてウサギの暗魔達を召喚する。
千達は、想とウサギの暗魔達と戦う。
首をはねよと言わんばかりに、魔機の石を狙う想。
白愛は、想の王の剣の石を破壊する。すると不思議の国が閉じ始める。
想は何か聞いたのか、涙する。
完全に不思議の国は閉じた。
白愛は、想にこれからは自分との思い出を作ろうと呼びかける。天音がいなくなった心の穴を、少しでも埋められるようにと。
想はうなずき、白愛に王の剣を託す。まずは行方不明事件の責任を取り、マギアに自首するという。
図書館の前にて、王の剣の石は直る。
王の剣は空間を切り開き、港町へとつなげる。
千は白愛と別れ、港町へと入っていった。
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