閑話 ある山賊たちの話
動物、虫が冬眠する時期、雪山にアジトを構える山賊たちも食料の確保に
ただあと十日もすれば
雪解けが始まり、やっと近隣の村に襲撃を掛けられるという時に成って、冬眠していた虫たちも起き始めた。
アムリならば十人以上の集団である山賊でも対処できる。
だが問題は
あわや餓死による全滅を覚悟した山賊たちだが、木の実を拾いにアジトを離れた一人が慌てて帰って来た。
「ガムリが、ガムリが狩られてる!」
「何!?」
「角が剥ぎ取られてた! 間違いねえ!」
これで森の中を自由に歩ける。
雪が本格的に降る前に襲った村は
普段は行かない方角、ガムリの
村には巨虫を狩る程の
それでも空腹と性欲が山賊を突き動かした。
村の正確な場所は分からない。
まずは偵察し、村の男を優先的に殺し、あとは奪えるだけ奪うだけだ。
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