第12話 ゴレイアスの野望とアグリッピナの執念

 「ゴレイアス。聞きましたよ。戦車競争せんしゃきょうそうけに、折角せっかく手に入れたアトランティスの娘を出すそうですね。愚かな事を。そのような者共ものども、さっさと殺して、オリハルコンのけんたてを手にすれば良いものを...。連中れんちゅうが向こうから此方こちらふところに飛び込んで来たのなら、あの人質ひとじちの娘などもう不要ふようですよ。高い金額きんがくで引き取りたいという娼館しょうかんが、星の数にのぼるでしょう。」

 アグリッピナの言葉ことばに、ゴレイアスは気が滅入めいった。

 苛立いらだちがこうじて手がつけられないというやかた執事しつじからの懇願こんがんを受けて、アグリッピナの部屋へやおとずれた途端とたんにこのさまである。


 ゴレイアスは、怒りを胸のうちに押しかくしながら口を開いた。

貴女あなたはそのようにおっしゃいますが、それは戦車競争せんしゃきょうそうが終わった後の話です。それまでは、あの者達にも人質ひとじちの娘にも、貴女様あなたさまいえども、指一本ゆびいっぽん触れてはなりませぬぞ。売られた勝負しょうぶには、私の名誉めいよの下に応じなければなりません。勝負しょうぶが終わる迄は、手出てだしは厳禁げんきんですぞ。それとも貴女は、この私が戦車競争で負けるとでも思っているのですか?」

 ゴレイアスの様子ようすいかりの感情かんじょうを感じたアグリッピナは、ようや声音こわねゆるめた。

「そのような失礼しつれいな事を言うはずはないでしょう。しかし、相手あいてがアトランティスともなれば、何が起こるか分かりませんよ。ローマの船団せんだん散々さんざんな目にあった事を忘れてはなりません。もし競争きょうそうをやるのなら、ねんにはねん手段しゅだんは打つのでしょうね?」

 ゴレイアスは、無表情むひょうじょうのままアグリッピナに答えた。

当然とうぜんです。どんな奴等やつらであれ、私に戦車競走せんしゃきょうそうで勝てる者などいません。しかし貴女あなたの言うように、念には念を入れろと言いますからね。戦車せんしゃにも十分じゅうぶん工夫くふうらしますよ。」

 それを聞いたアグリッピナの語調ごちょうがまた強くなった。

「これ以上いjyく貴方あなた判断はんだん口出くちだしはしません。ただ競争きょうそうに勝った後は、オリハルコンの剣と盾を手にするだけではなく、連中れんちゅう拘束こうそくして、島にある全てのオリハルコンの在処ありか白状はくじょうさせるのです。いかにアトランティスのたみいえども、指の爪をがされ、眼をつぶされ、両手両足りょうてりょうあしを斬られれば、たまらず白状はくじょうするでしょう。オリハルコンさえ手に入れば、いずれ殺してしまうだけのやからです。遠慮えんりょなど不要ふようです。」

 ゴレイアスは、あきれた眼でアグリッピナを見た。

相変あいかわらず、恐ろしい事を平気へいきで口にされるのですね。しかし、そのような事はしませんよ。貴女あなたの言う通りにあの者達を殺してしまったら、その後どうやってあの島に行くのです? ローマの軍船ぐんせんでさえも近寄ちかよれぬ島ですぞ。私があの者を打ち負かした後には、ずはあの島に我々われわれ案内あんないさせます。あの者達ものたちが島を出てポンペイに来れたという事は、あの自然しぜん要害ようがいを避ける手段しゅだんがあるという事です。恐らく秘密ひみつ海路かいろがあるのでしょう。島に案内あんないさせる条件じょうけんとして、あの娘を引き渡しても構いません。」

 それを聞いたアグリッピナのひたい青筋あおすじが浮いた。

なまぬるいですよ。どうしてそのような交渉こうしょうを、あのような者達ものたちとせねばならないのです?」

 また感情かんじょうたかぶらせたアグリッピナを見て、ゴレイアスは殊更ことさら淡々たんたん言葉ことばを発した。

「ポンペイの長老達ちょうろうたちとも話をしました。今まで一切いっさい接触せっしょく出来できなかったアトランティスと、ようやく顔を合わせる事が出来できたのです。オリハルコンのけんたてを、一つずつ手にしただけで終わりというわけには行かないでしょう。貴女あなたも言う通り、島には更に多くのオリハルコンが眠っているはずです。此処ここ交易こうえきという手段しゅだん常道じょうどうだと、長老達は言っています。私もそう思います。貴女あなたの言うような拷問ごうもんなどを行えば、アトランティスのうらみを買うだけです。島に到達とうたつできる海路かいろさえ見つかれば、アトランティスには何時いつでも行く事が出来ます。ずは交易を結び、その後じっくりと相手をめ上げる手段しゅだんさぐります。五年や十年は掛かってもかまいません。」

 アグリッピナが、苛立いらだちの満ちた声で反論はんろんした。

「やはり、ポンペイの長老ちょうろうという者達ものたちは、所詮しょせん商人しょうにんなのですね。あのような小さな島、さっさとひねつぶしてしまえば良いものを。秘密ひみつ海路かいろなど、入念にゅうねん調査ちょうささえすれば、直ぐに発見はっけん出来るではありませんか。そうすれば、交易こうえきなどという回りくどい事をせずとも、アトランティスの全てが手に入ります。直ちに上陸じょうりくして占拠せんきょすれば良いだけの話です。五年も十年も待つ事など出来ません。」

 そこまで聞いて、ゴレイアスの堪忍袋かんにんぶくろが切れた。

「アトランティスの事、貴女あなたが考える事ではありません。先日せんじつも言いましたが、私のやる事に口を出したり、邪魔じゃまをしたりしないで下さい。眼に余るようなら、あの娘と同様どうように、貴女の部屋へやにもかぎを掛けなくてはなりません。」

 ゴレイアスの宣告せんこく言葉ことばを前にして、アグリッピナは項垂うなだれた。

 そして上目遣うわめづかいでゴレイアスの顔を見上げた。

「分かりました。もう二度にど貴方あなたのやる事に口をはさむ事はしません。ポンペイの長老達ちょうろうたちとの交渉こうしょうにも、貴方の言う通りに協力きょうりょくします。その代わり一つだけ、私の願いをかなえて欲しいのです。」

 急に大人おとなしくなったアグリッピナを見て、ゴレイアスも言葉ことばやわらげた。

「オリハルコンを使ってローマを滅ぼせなどという願いなら、到底とうてい受け入れられませんよ。」

「そうではありません。貴方がアトランティスと交易こうえきを結ぶと言うなら、それで結構けっこうです。それが実現じつげんした時ですが、さきにアトランティスの女王じょうおうという者を、私の元に連れて来て欲しいのです。私の方から出向でむいてもかまいません。交易を結ぶ関係かんけいになれば、そのような事、直ぐにでも出来できるでしょう?」

 唐突とうとつなアグリッピナの言葉ことばに、ゴレイアスは眼をまたたいた。

「何の為に、そのような事を...?」

「あの娘が、面白おもしろい事を口にしました。『女王様は、二千年以上も前から、この世のあらゆる事柄ことがらに通じて来られた。』と。つまり、アトランティスの女王というのは、不老不死ふろうふしという事ですね。」

 一旦は大人おとなしくなったアグリッピナの眼に、今度こんど狂気きょうきの色が生じた。

不老不死ふろうふしの生き物の生肝なまぎもを食うと、その者の持つ力を手に入れる事が出来できると言われています。私は不老不死の力が欲しい。その女王とやらの生肝が欲しいのです。心配しんぱいしないで。生肝は私の手でうばいますから…。不死ふしといえども、しんぞうを刺しつらぬけば、昏倒こんとうくらいはするでしょう。その間に腹をいて、生肝を奪えば良いのです。大丈夫だいじょうぶ貴方あなた迷惑めいわくは掛けません。」


 ゴレイアスは、アグリッピナの狂気きょうき眼光がんこうの前から逃げるように退出たいしゅつした。

 何という女だ。

 手足てあしを切り落とせとか、生肝なまぎもを取って食らいたいとか、女王は自分の手で殺すとか…。

 あの女、狂っている。

 さもなければ、あの女こそまさしく魔女まじょだ.....。

 アトランティスを滅ぼす事をあせっていたのは、女王を殺して生肝なまぎもを奪う為だったのだな。

 今のあの女にとっては、もはやオリハルコンなど二の次なのだ。

 そんな事はさせぬ。

 オリハルコンをうばうだけでは駄目だめなのだ。

 他にも手に入れなければならぬものがある。

 それを、あんな魔女などに邪魔じゃまはさせぬ。


 ゴレイアスは、直ぐに副官ふくかんのカイアを呼んだ。

「あの女から目を離すな。今後こんご何を仕出しでかすか見当けんとうもつかない。今後は、お前がずっとあの女のそばに貼り付け。妙な真似まねをする気配けはいがあればその場で止めろ。手に余るようなら、直ぐに俺に知らせろ。」

 ゴレイアスの命令めいれいに、カイアは露骨ろこついやな顔をした。

「そのように面倒めんどうならば、いっそ殺してしまえば良いではありませんか?」

 ゴレイアスは、目の前に立つカイアに頭を下げた。

「それが出来できぬから、お前に頼んでいるのだ。今のローマへの嫌悪けんおをあからさまにしているあの女を、長老達ちょうろうたちの話し合いに同席どうせきさせて来たのは俺だ。それによって長老達に俺を信用しんようさせる為だった。帝母ていぼだったというはくもある。此処ここであの女がやかたから姿を消せば、長老達があやしむ。先々さきざきアトランティスとの交渉こうしょう本格化ほんかくかさせようという時に、そんな真似まねは出来ん。かと言って、ローマに送り返すのはもっと危険きけんだ。」


 するとカイアは、ゴレイアスの心のうちを探るような眼になった。

執政官しっせいかんは、オリハルコンを手にした後に、何をしようと考えておられるのです?」

 ゴレイアスは、カイアの顔をしばら見詰みつめた後に口を開いた。

「分かった。教えてやる。オリハルコンは、金のたまごを産むにわとりだ。オリハルコンで武装ぶそうした兵団へいだんは、無敵むてき存在そんざいとなる。それを材料ざいりょうとして、俺はポンペイの独立どくりつをローマから勝ち取るもりだ。ローマが軍の力でオリハルコンをうばい取ろうとしても、決してそれはさせぬ。ポンペイの長老達ちょうろうたちもそれを望んでいる。」

 それを聞いたカイアの顔に、安堵あんどの色が浮かんだ。

「あの女が言うような帝国ていこく転覆てんぷくなどは、考えてはおられないのですね?」

 ゴレイアスは、自分の顔の前で手を振った。

「俺をあのような女と一緒いっしょにするな。帝国を転覆させて、次の皇帝こうていの座を狙うなど馬鹿ばかげている。広大こうだいなローマの統治とうちなど、苦労くろう背負せおい込むだけだ。しかも又、あの元老院げんろういん者達ものたちと、毎日まいにちのように顔を合わせなくてはならなくなる。俺がこれまでの八年間、どんな気持きもちで奴らの機嫌きげんをとって来たか、お前には分かるまい。そんな事はもう真平まっぴらだ。それよりも、このポンペイの地で、莫大ばくだいな富に囲まれて暮らす方がずっと良い。今でさえ、この地は享楽きょうらくの都なのだからな。」

 すると、カイアが一つの質問しつもんを投げかけて来た。

「先ほど執政官しっせいかんは、ローマが軍の力でオリハルコンを奪おうとしても、それはさせないとおっしゃいましたね。どのようにしてオリハルコンを守るのですか?」

 カイアの問いを受けたゴレイアスは、机の上にある箱からある品を取り出した。

 それは、アネモネが身に付けていたペンダントだった。

「お前も、先日せんじつこれを目にしているな?これを傷付きずつける事が出来るか?」

 ゴレイアスの問いに、カイアは首を横に振った。

出来できません。オリハルコンは、どのような道具どうぐを使っても傷付きずつける事は出来ません。執政官しっせいかんも、前にけんで試しているではありませんか。」

 するとゴレイアスが、まだ分からぬかと言わんばかりに、カイアの顔を覗き込んだ。

「ならば、どうしてこのペンダントは、このように加工かこうされているのだ?あの剣と盾もそうだ。アトランティスには、オリハルコンがあるだけでなく、それを加工かこうする技術ぎじゅつもあるという事だ。どのような加工法かこうほうかは、検討けんとうもつかんがな。」

 それを聞いて、ようやくカイアの顔に理解りかい表情ひょうじょうが浮かんだ。

 そんなカイアの顔を見たゴレイアスが、にんまりと笑った。

「分かったようだな。我らが本当ほんとうに手の内に収めなくてはならないのは、オリハルコンを加工かこうする技術ぎじゅつなのだ。これを手にする為には、アトランティスを懐柔かいじゅうせねばならない。あのアグリッピナが言うような力での屈服くっぷくでは無理むりだ。時間じかんはかかるかもしれないが、そうせねばオリハルコンの加工技術かこうぎじゅつは手に入らぬ。その技術を持つ職人しょくにんを手の内に入れて仕舞しまえば、如何いかにローマと言えども、我らの言いなりにならざるを得ない。オリハルコンを加工する技術無しには、剣も盾も作れぬ。島を守るのはむつかしい。だが人であれば、何処どこかに隠してしまえばそれで済む。下手へた手出てだしをすれば、職人しょくにんの命もろとも、オリハルコンの加工技術はこの世から消え失せる。事あるごとにそれをちらつかせれば、ローマは我らにはやいばを向ける事は出来ない。」

 それを聞いたカイアの顔に笑顔えがおが生まれた。

「それを聞いて安心あんしんしました。ならば、私も執政官殿しっせいかんどのに付いて行きます。その為なら、アグリッピナ様の見張みはりもしますよ。だから、私をずっとそばに置いて下さい。」


 ゴレイアスが部屋へやから去った後、アグリッピナはぶつぶつとひとごとつぶやいた。

 やはり、ゴレイアスというのは小物こものに過ぎぬ奴であった。

 アトランティスのような蛮族ばんぞく交易こうえきだと…。

 ふざけた事を…。

 あのような者、もうらぬ。

 ローマに戻って、頼りにる者をさがさねばならぬ。

 その前に、この地で不老不死ふろうふしを手に入れなくてはならぬ。

 それが手に入れば、このポンペイなどに用はない。

 アトランティスの女王じょうおうに会って、即座そくざに刺し倒して腹をき、生肝なまぎもを口にすれば良いのだ。

 そうすれば、誰も私を殺す事は出来できぬ。

 それと同時どうじに、若さが手に入る。

 再び若さを手にする事が出来れば、また全ての男達が私の前にかしずく。

 そうなった時には、今のローマなどたちどころに滅ぼしてやる。

 この私を侮辱ぶじょくしたゴレイアスも、私の目の前できにしてやる。

 その為にも、何としてもアトランティスの女王の生肝が欲しい。


 競技会きょうぎかい前夜ぜんや

 アネモネの部屋へやにゴレイアスが足を踏み入れて来た。

「お前は、明日あすからポンペイ議会ぎかいでのあずかりの身となった。もうこのやかたに戻る事はない。」

 それを聞いたアネモネが、ゴレイアスにたずねた。

「それなら、シャリオンも一緒いっしょですね?」

 しかしゴレイアスは、首を横に振った。

「どうしてあの女が一緒いっしょに行く必要ひつようがある?あの女はもうお払い箱だ。今晩こんばんにでも娼館しょうかん行きだ。」

 アネモネは、思わず口元くちもと両手りょうておおった。

何故なぜです?私が侍女じじょとして使えば、シャリオンは私の元にいるはずではなかったのですか?」

事情じじょうが変わった。さっき言ったろう。明日あすからお前の身柄みがらはポンペイ議会ぎかいが預かると。今後こうしょうのアトランティスとの交渉こうしょうの為に、そのように決まった。お前の新しい侍女じじょは、ポンペイ議会ぎかい手配てはいしてくれる。だから、シャリオンが一緒いっしょに行く必要ひつようはない。彼奴あいつの行き先は娼館しょうかんだ。今夜こんやにも迎えが来る事になっている。」

 それを聞いたアネモネの顔に怒りが満ちた。

貴方あなたは、それでも人間にんげんですか。」

「俺の女を俺がどのように扱うかは、俺が決める事だ。お前が口をはさむ事ではない。」

「ならば、シャリオンがこの館を出る前に、一眼ひとめだけ彼女かのじょに会わせて下さい。」

 ゴレイアスは少し考えるようにあごに手をった。

「良いだろう。」

 ゴレイアスと入れ違いに、シャリオンが眼を涙で一杯いっぱいにしながら部屋へやに入って来た。

「シャリオン。決して絶望ぜつぼうしてはなりませんよ。アトランティスが、救いの手を差し伸べてきてくれています。私だけでなく、きっと貴女あなた悪魔達あくまたちの手から、解放かいほうしてくれますよ。」

 シャリオンは、アネモネの胸に顔をうずめて涙声なみだごえを挙げた。

「でも、あのゴレイアスと戦車競走せんしゃきょうそうたたかわなくてはならないのですよ。ゴレイアスは戦車競走では無敵むてきです。何時いつも、自分を負かす者など居ないと自慢じまんしていました。そんな男に勝てるでしょうか? 万が一勝つ事が出来ても、どうやって私まで救えると言うのですか?」

 胸に取りすがるシャリオンの頭を、アネモネはそっとでた。

「ポンペイに来ているのは、私の御主人ごしゅじんのアリウス様です。あの方なら、何とかして下さいます。だから、絶対ぜったい希望きぼうを捨ててはなりませんよ。良いですね。」

 アネモネのはげましにも、シャリオンは項垂うなだれたままだった。

「でも私は、何処どこ娼館しょうかんに連れて行かれるか知らされていないのです。アトランティスの方々かたがたが私を救いたくても、私の居場所いばしょは判らないのですよ。」

 するとアネモネは、シャリオンの両頬りょうほほみずからの両のてのひらはさみ、お互いのひたいをそっと重ねた。

 しばらくその姿勢しせいを取った後、額を離したアネモネが言った。

「これで、貴女あなた何処どこに行っても、私には貴女の行方ゆくえが判ります。心配しんぱいしないで......」

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る