第10話 ポンペイ議会の思惑
アリウスとゴレイアスの
ゴレイアスの
「何の用です。
そう言って
「
娘は目に涙を浮かべて、アネモネの前に
その
「それは、どういう事です?」
顔を挙げた娘は、
その眼には
「私は、遠い地から
そう言う娘を見て、アネモネは
「ゴレイアスに言われたのです。
娘の
「何と言う
娘は涙に
「いずれは
アネモネは、娘の顔に優しく
「
「名前? シャリオンと申します。」
アネモネは、シャリオンに立ち上がるように
「シャリオン。私はアネモネです。同じ
アネモネの
「アネモネ様は、女の身でありながら強い方ですね。アネモネ様に、今の言葉を教えた方も....。その方も
「その方は、アトランティスの
アネモネは、そう言ってシャリオンを抱きすくめた。
その時、ゴレイアスが
ゴレイアスは、アネモネとシャリオンが抱き合う姿を見て、
「どうやらシャリオンを気に入ったようだな。それでは、
そしてゴレイアスの顔を
「良い事を教えてやる。アトランティスの者が、お前を救いに来たぞ。だが、
それを聞いたアネモネは、眼を
「それは、何と言うお方ですか?」
「確かアリウスとか言ったな...。のこのこやって来ただけでなく、オリハルコンの
アネモネは、両の手を胸の前で
「アリウス様....。あの方が、私を救う為に....」
それを見たゴレイアスが、
「ほう....あの男は、お前の
「違います。アリウス様は、私のご
「向こうは、お前を
ポンペイ
剣にも盾にも
「これが
義長の隣で、別の長老が
「
すると議長が思い当たったように顔を挙げた。
「こちらの剣の方は、我らの
議長の
「しかし、
そう言う長老に向かって、議長は首を振った。
「いや。仮に傷ついたとすれば、それはこの盾が
そう言った議長は、長老達を
「剣に覚えのある者はおるか。
すると、
「若い頃に、剣を習った事があります。
それを聞いた議長が
「良かろう。お前がやってみよ。この盾に剣を
そして大きな
乾いた音がして、剣の
「もう
もう一本の剣を手渡された長老は、
しかし、
「傷ひとつ付いておらぬ。
「しかし、
剣を手にして盾に
すると、別の長老が
「執政官殿も言われていましたが、そのオリハルコンの剣で、この盾を突くとどうなるのでしょう?試してみてはどうでしょうか?」
すると、議長が直ぐに言った。
「それは、
そして、改めて皆の顔を
「そのような事よりも、
すると横から、先ほどの若い
「執政官殿が負ける
その問いに、
「そのような事、万が一にもあり得ぬであろう。ゴレイアス殿は、今まで
「すると、我らは
「アトランティスとは、
議長の
「確かに一組だけでは、話になりませんな。前の
「単なる献上品などにしてはならぬ。オリハルコンは、ローマとの
「それを
「
すると、一人の長老が
「しかし、そのような事、
その
「普通ならばそうであろう。しかし、ゴレイアス殿の
「それでは、直ぐにでもゴレイアス殿にお会いするように致しましょう。」
すると、議長は別の事を口にした。
「その際だが、あの娘については、
「それは、どうしてです?」
「
ポンペイの
長老達の話を聞いたゴレイアスは、にんまりとした笑みを浮かべた。
「ほぅ、オリハルコンの力を使って、ポンペイを
ゴレイアスの問いに対して、長老達は
「悪くない話だ。今のローマなど、いずれは
ゴレイアスの
「それでは、ご
するとゴレイアスは、
「俺が、単にお前達に
ゴレイアスの
「分かっております。今後は、
それを聞いたゴレイアスの顔に、言い知れぬ
「俺の前で、
いきなり
そんな長老達を見たゴレイアスは、直ぐに
「今言った事は忘れてくれ。ともあれ、お前達の
「その通りです。
それに
「ならば、執政官殿が預かっているアトランティスの娘。その者の
ゴレイアスが、
「
ゴレイアスの顔を見た議長は、これこそが
「
それに
「交渉でやるべき事は、アトランティスに対してオリハルコンの
議長の言葉に、ゴレイアスは
「だからこそ、あの娘は我らにお引き渡し下さい。
それを聞いたゴレイアスは、
「俺があの娘を
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