第9話 オリハルコンの剣と盾
アトランティスの
四人は旅の
検問の兵は、ホークから
「旅の商人か。
四人は、皆が
「いえ、荷馬車はありません。
ホークはそう言って、横に立つダンツを
ダンツは背から背嚢を下ろすと、中から口に
「これが
「
「いえ、それを持つのは二人だけです。残りの品はこちらです。」
ホークが、背嚢から取り出した別の
「こちらは塩か!真っ白で全く
「そりゃあ、我らも
「
マリスは、他の三人より
兵の
「そりゃ、今お見せしたような品を持ち歩いていれば、旅の
ホークはそう言いながら、兵の
「先ほどの
ホークの
「まぁ良いだろう。四人とも通って良し。それ程の
こうして四人は、
門の
「
アリウスの
「
その横で、マリスが頭を振った。
「それにしても、
それを聞いたホークが
「確かにアトランティスでは珍しいものではない。しかしローマでは、胡椒も塩も
それを聞かされて、マリスは眼を
マリスはその後、街の
城壁の高さは人の
しかも、
それを見たマリスは思った。
ましてや、アネモネでは
ホーク様がポンペイの中の
しかし、俺なら…。
そう思ったマリスは、つい
「俺なら、あっという間にこの四人だけでなく、アネモネも
その
「マリス、それはどう言う
マリスは
「今のは、聞かなかった事にして下さい。ネレウス様からも強く言われているんです。島の者の前であっても、自分の力の事は決して口にするなと。忘れて下さい。すみません。」
そう言って
やはりこの男も、
ネレウス様がわざわざ
見た目は、
どれもが
バルコニーには幾つもの
これが、向かい合う
飲食店の方も、
娼館では、二階の席に座った
「ほう、
アリウスがそう
店の
そして多くの
「ローマの
「
それを聞いたアリウスが首を振った。
「何とも
そんなアリウスにホークが
「この
ホークの
「
アリウスの声に、
そこにはゴレイアスとその
アリウスの呼びかけに、ゴレイアスが直ぐに
「俺がゴレイアスだ。戦車競争と言ったな。見たところ
「その通りだ。
その
「今、島...と言ったな?」
ゴレイアスの問いに対して、アリウスは
「
アリウスの答えを聞いて、ゴレイアスを囲む
そして、ゴレイアスの
部下達の
「何を
アリウスの
「今まで
「その通り。さぁどうする?
アリウスに
「ふん。今まで何があっても姿を見せなかったアトランティスが、
ゴレイアスの
「
その時、ゴレイアスと
「
その
「よし、決まりだ。アトランティスが俺に打ちのめされる
すると、アリウスの横からホークが進み出た。
「戦車競走には、必ず
それを聞いたゴレイアスは、
そして、
そんなゴレイアスを見たアリウスが、
「それならば、賭けの品には、お互いにそれなりの物を差し出さねばなりませんな。私はこれを出そうと思いますが、
アリウスはそう言うと、後ろにいたマリスを呼んだ。
前に進み出たマリスは、
「アトランティスだけにあるオリハルコンで作った剣です。
オリハルコンという
それはゴレイアスだけでなく、ポンペイの
ゴレイアスは、
「これは、
アリウスはその盾を
そして
まるで
アリウスは軽く剣を振って
「
そう言っアリウスは、今度はホークに
「こちらの盾もオリハルコンで作られています。
すると、ゴレイアスが
「ある
ゴレイアスの問いに、アリウスは
「オリハルコン
アリウスの答えに、ゴレイアスは
「
「ご
アリウスの
「
「ほぅ、
「アトランティスのお人。
議長の申し出に、アリウスは
「議長である
ゴレイアスも、
「
二人の
「決まりですな。それでは、
その問いに対して、アリウスは大きく
「それでは、
議長に
「何とも
「
「アトランティスのお
議長に
「それでは、
そして議長が差し出した
「
その場から立ち去ろうとしたアリウス達に、ゴレイアスが
「
「アリウス
その後、ポンペイの
「何と
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