第8話 取引

「取引、ですか…」

 ランから取引を持ちかけられたハリソンは自分一人では決められないといい、店先に休業中の札を掛けて、病床にあるハリーの元へ2人で向かった。

 2階は思った通り広く、昔は下宿や集会所も兼用していたそうで幾つも部屋がある。今は使われていなかったが作業部屋もあった。ハリソンの母親がハーブティーをブレンドしていた部屋だそうだ。棚の中は空っぽでもきちんと掃除がされている。ランは尚更、この食堂が欲しくなった。

 先にハリソンが部屋へ入り、先程の一部始終を話すと言うので廊下で待つと、すぐに呼ばれた。

 どうやら父親はせっかちらしい。

「どうも、ハリーさん。私はランと申します」

 ベッドで息子の助けをもらい起き上がったハリーの顔は青白いが、水色の目には気力が宿っている。

 病気には負けていないようだ。しかし、痩せてあちこちの皮がたるんでいるという事は元々は太っていたに違いない。これから冬になるし、早めに治療したほうがいいと思われた。

「すまんね、こんなところで」

 息子と同じ赤毛を短く切り揃えたハリーは室内を見回す。元は夫婦のベッドだったのか、少し大きい。

「いえ、掃除が行き届いていて清潔です。問題ありません」

 そう言うと親子は目を見合わせてホッとしたように少し微笑んだ。

「ええと、私の友人が町の外で待っているので手短に話しますが…初めに伝えるのは今から話すのが真実で、なおかつ、絶対に他の人に話さないでほしい事である、という事です。よろしいでしょうか」

 商談なので口調は丁寧にする。ランの真剣な目に2人は揃って頷いた。

「俺たちは食堂やってるだけだ。噂話を広めるような真似はしねぇ」

「そうですね。信用問題に関わります」

 父親はべらんめぇ口調だが、息子は丁寧だ。きっとお母さん似だな、とランは思った。

「では、お話しますね」

 ランは少し呼吸を整えると、話し始める。



 自分が異界からチャービル王子により攫われてきた者であること、王都から離れた森に捨てられたこと。

 森でとある双子の女性に拾われて助けられたこと。

 その女性たちは悪い魔法使いの呪いを受けて、姿が魔物の姿になってしまっていること。

 自分は、恩人であり、友人でもある彼女たちを元に戻すため…

 そして自分と同じように召喚されて王宮に留められている女性を救うために活動をしたいが、

 そのために町へ3人で住みたいことを話した。



「…ひとまず、ここまでは良いでしょうか」

 目の前の2人は少々驚いた顔をして聞いていたが、質問を飛ばしてくる。

「あんたが、聖女であることの印は?」

 どうも、召喚・女性イコール聖女らしい。

「聖女じゃないんですけどね…これです」

 ランはチョーカーを取った。すると、目の前の二人の顔が驚きに染まる。

「黒…」

「黒髪黒目って、本当にあるんですね…!」

 ランは苦笑する。

「異界人の特徴らしいですけどね、私達の国じゃ、みんなこれです」

 2人が納得したようなので、再びチョーカーをつける。

「それは?」

「魔道具です。内緒で召喚したのがバレるとか、貴族に異界人を強奪されるとかそういう意味で付けられましたよ。最初は地味な色にされて呪いをかけられて外せませんでした」

「全くあのボンクラ王子が…」

 ハリーは吐き捨てている。こんな王都から遠い町でも、評価は同じらしい。

「そんなに酷いの?父さん」

「おうよ。一度王宮からおん出されてどっかの領地の領主にしようとしたらしいが、着任早々領内から年齢限定で女を集めてハーレムを作ろうとしてな。王宮へ返品された話は有名だぞ。この話は王子が12歳の時な。他にもいっぱいあるぞ?」

「……もういいよ、分かった」

 ハリソンは額を指で押している。

 ランもアホなのか、と呟いてしまった。モテないからといって権力で集めるなど呆れてしまう。

「…で?そんな御方が、この田舎の食堂をどうしたいと?」

「田舎じゃないでしょう、食堂も他にもお店があるんですから。…この食堂を、あなた方を買い上げたい」

「なに?俺たちもだと?」

「そうです」

 食堂は名前も変えず中身も変えない。そのまま食堂として経営する。

 2人の住処もそのまま。ハリソンにはそのまま仕事をしてもらい、給金を渡す。

 ハリーは病気を治療して、食堂に復帰してもらえば、給金を渡す。

「私の友人は、一人は料理がとても上手で、一人は薬師でもあります」

「……」

 2人は悩んでいるようだ。

 きっとハリーは店を手放すことに、ハリソンは見ず知らずの人を頼るということに。

「そして私は、捨てられる前に…異界人を保護せず放逐するという場合は、金貨を貰うんです。だから、お金がたくさんあります」

 ランは立ち上がり、2人から少し距離を置いた。

 そして左手から空のチェストを出す。

「え!?」

「いま、どっから出した!?」

 病人とは思えない、大きな声が出た。

「異界人は左手のひら…たぶん利き手じゃないほうだと思いますけど、そこに収納を持ってるんです。ほら、こんな風に…」

 開いたチェストの中へ、金貨をザラザラと落とし込んでいく。

「!?」

 ヂャリンヂャリンキンギリン、と音を立てて金貨がチェストに積もっていく。

 ある程度でランは止めてニッと笑った。

「どうでしょう?この食堂なら、金貨30枚お支払いします」

「!」

 普通に暮せば、庶民なら当分困らない額だ。

「この食堂にはその価値がある。…私たちに任せてはくれませんか。別途、ハリーさんを友人に頼み治療してもらいます。そちらの代金は、先程の税金代で相殺です」

 革袋を出して金貨30枚を分けて、チェストと金貨を収納する。

「…なお、薬師はハーブティーも得意です。だから、あの部屋をどうしても使いたくて」

 その事を聞いたハリーの顔が遠い何かを見る目になる。きっと奥さんのことを思い出しているのだろう。

 息子はその顔をじっと見ていた。彼はもう決意したようだ。

 たっぷり時間を取ってから、ハリーはランを見る。

 ランは水色の瞳をじっと見返した。

「…もう一度、あの賑わいを、聞きたい。病気も治したい。料理もしたい」

「はい」

 隣でハリソンが目を見開いている。

 父親の弱気をみてしまったせいか、握る拳が痛ましい。

「…こいつには嫁を取ってもらって、孫を見たいんだ」

「父さん…」

 今は人が離れていっている。そんな食堂に娘をやろうと思う父親は居ないだろう。

 賑やかになればハリーは優しげな顔立ちをしているし、きっとモテモテになる、とランは思った。

「…よろしく、頼む」

「分かりました。私たちも、精一杯やります」

 節くれだった、しかし痩せた手が差し出され、ランはその手を強く握り返した。



 その後、すぐに金貨30枚を渡そうとしたら、怖くて持てない。持っててくれ、と言われてしまった。

 確かに金庫などなさそうだ。自分の手に収納しておけば泥棒も心配がない。

 一応、大きな紙を貰い、きっちり証書を書き込んで2人に1枚ずつ渡すと、こっちがいいといっているのに、と笑われてしまった。

 ハリーさんは眠くなってきたと言うのでハリソンさんとそっと部屋を出る。

「…ずっと心配させていたようですね。よく、眠れないと言っていたので…」

「友人が来たら、ハーブティーも作ってもらいましょう」

「そうですね!ありがとうございます」

 ハリソンの肩に乗った重荷も少しは軽くすることが出来たようだ。張り詰めてない、柔らかな笑顔になっている。

(うん、こりゃあ女の子が放っておかないな)

 彼はうーんと伸びをすると、気がついたように言う。

「あ、じゃあ、僕は部屋の掃除しますね。一応掃除はしてはいますが、女性が住むならもうちょっと綺麗にしたいです」

 既に綺麗な気がするが、本人には分かるのだろう。几帳面な上手なモニクと気が合うかもしれない。

「お願いします」

「ベッドは木枠しかないので、藁を貰ってシーツを掛けておきますね」

「家具はありますか?」

「ええ。昔は下宿のような事もしていたので、クローゼットと本棚は各部屋にあります」

 部屋はハリーとハリソンが使っている部屋を除けば、5部屋空きがあると言う。

 1階のキッチンと同じ位置で二階にも水場があり、大きな廊下を挟んで最初にハリーの寝室とその対面に作業場。ここの二つは他の部屋よりも広い。それ以外に対面で同じ部屋が3対あるのだ。

 大きさは4.5畳程度。森の家の各自の部屋はそれよりも狭いので問題ない。

 ハリソンの部屋は作業場の横。親子2人が気を遣わないように、ハリーの部屋の並びで一つ空きを作ってモニクとジゼル、作業場の並びでその隣のハリソンの部屋から一つ空けてランの部屋とした。

「では、友人を迎えに行ってきます。夜までには戻りますね」

「…門は大丈夫ですか?」

 その事は一番最初に危惧したことだ。モニクはともかくジゼルが通れないと。

「大丈夫です!策がありますから。…っと言っても、どうどうと通ってきますよ!」

「分かりました。もし、呼び止められたりしたら、僕を呼んで下さい」

 本当にお母さんの教育が良かったとしか思えない真摯な態度だ。

「はい。その時はお願いしますね。では」

 水場の奥にある階段を下りて、食堂のテーブルの隙間を縫い外へ出る。

 鍵を一つ貰ったので、しっかりと施錠した。

「ここ、スロープ作ろうかな」

 店の扉の前は階段だ。地下に貯蔵庫があるので少し基礎が高く作られているらしい。

 昔からある店なら、きっとご老人たちも来たいだろう。階段はネックになる。

(よしよし、そうしよう)

 一人でウンウン頷きながら、広場を通り、東側の門へと向かう。

 離れてから3時間程だが、少し心配だ。

「こんにちわ」

「おや、さっきの。町は楽しめたかい?」

「とても気に入って、お家を決めましたよ」

 そう言うと門衛は驚いていた。

「早いねぇ」

「ちょっと理由がありまして…一緒に住む友人を迎えに行ってきます」

「そうか。気をつけて。何かあったら言ってくれ」

 ヒゲモジャの門衛は見た目によらず、とても優しい。

 お礼を行って街道を歩き出すと、途中の目印を見つけて森へ入る。少し歩くと、ジゼルがこっち!と立ち上がった。

「良かった〜」

「こっちの台詞だわ、それ!」

「大丈夫だとは思いましたが、いざ離れると不安ですね」

 モニクも苦笑している。

 土地勘も金銭感覚もない異界人に商談を任せてしまって申し訳ないと思っているらしい。

「どうでしたか?」

「バッチリ!」

「どうバッチリなのよ!」

 ジゼルがぎゅうとランを抱きしめるが、彼女はお腹すいた、と言い放った。

「サンドイッチの残りある?」

「食堂で食べませんでした?大通り近くにあったはずですが…」

 繁盛していたので美味しいと思いますけど、というモニクに苦笑する。

 その店が潰れそうになっているなんて想像出来ないよな、と思いつつ彼女が差し出してくれたサンドイッチを頬張った。

「美味し…」

 肉も臭くないし、塩気も程よい。辛すぎないマスタードがポイントである。

 サンドイッチを手早く、味わって食べるとランは話しだした。

「あのね、その黒鹿亭って食堂が潰れそうになっててね…」

 


 話し終えると、2人は顔を見合わせた。

「…展開早くない?」

「さすが聖女ですね…」

「もう、聖女じゃないってば!」

 ハリーに言い返せなかったうっぷんを晴らすが、ジゼルに腰を持って持ち上げられてしまった。

「いやもう、見た目からして聖女だよ!ドレス着たらもうそのまんまだわ!!ちょっと小さいけど!」

「鏡見てないから、わかんないよ〜」

 日本では、同僚に”痩せたら可愛い”と言われていたが、それも社交辞令の一つだと受け取っていた。

「それで?私たちを連れて行くのです?」

「うん。家の荷物はどうしようか」

「ひとまず、今日ご挨拶をして…明日に取りに行きましょう」

「じゃあそれで。善は急げ!」

 え、とジゼルがランの腰を持ったまま硬直している。

 ちょんちょんと手をつつくと、ゆっくりと下ろしてくれた。

「…ね、ねぇ、私の格好、知ってるでしょ?門で止められるって!!」

「大丈夫。自信ある」

「いや、ランの自信があってもアタシは!」

 モニクは静かな笑みで姉の手をそっと叩いた。

「大丈夫です。聖女が良しと言ってるのですから」

(もう〜)

 何かと聖女という言葉がダシに使われている気がする。

(印籠じゃないんだけどなぁ)

 しかし今は黙った。

 ジゼルとモニクはしばらく見つめ合った後、ジゼルがため息とともに目線を外す。

「はぁ〜………わかったよぉ。行くって」

「決まりですね」

「無理しなくていいよ?」

「決めたんだから、行くわよ!」

 今度は絶対行くと意固地になっている。

 思わずモニクと目を見合わせて、くすりと笑った。



 人の流れが途切れた所で門の所まで歩いて行くと、先程の門衛が手を振ってくれた。

「その人達かい?」

「ええ。ちょっと見た目と組み合わせで、中々入れる町がなくって」

 ランが苦笑すると2人を前に押しやる。その背中は、とても緊張して強張っていた。

「…ふむ。ではそちらへ」

 門衛は頭巾から目だけを出した2人を、門の横にある小さな小屋へ誘う。

 女性が晒したくない顔を他に見せないように、という気遣いが見て取れた。

「あ、アタシはジゼルで、こっちはモニク」

 事前に、申し訳ないが双子だと言わないように、と伝えておいてある。

「お手間を取らせてすみません」

 モニクが謝ると、門衛は人好きのする笑みを浮かべて首を振った。

「大丈夫。午後は暇なのさ。…それで、どんな種族なんだい?」

 さすが門衛だ。頭巾を被っても、鼻から下を隠していても突き出た部分を見逃さない。

「えっと、私は犬系獣人です。犬に近いです」

 まずはモニクが頭巾を取り払った。今日は足元もそのまま出している。

「ああ、強めに出たんだね。…君は数ヶ月に一度、ここに来ているね?」

「!…ご存知、でしたか。すみません、怪しくて…」

 変装していたのにバレていたらしい。

「あ、いや、変な意味じゃないぞ?足を布でぐるぐるに巻いていたから、足が悪いのかと…俺が勝手に気にしてたんだ。歩きにくそうだったしな」

 気にしていた理由は全く別だった。

「毛艶のいい、可愛い娘さんだ」

 そう言われてモニクは照れたように頬に手を置いた。

(いや、本当に可愛いしね!)

 日頃言っているのだが、そうでしょうか、と返されてしまうのだ。

「ジゼル」

 モニクが見上げる。ジゼルはプルプルと震えていた。

 その手をモニクが握り、ランは背中にそっと手を添えた。

「わ、私は…豚の獣人なんです…」

 いつもの勢いをすっかり失くして、ジゼルがそうっと頭巾を取った。

 門衛の顔が驚きに包まれる。

「なんと…!」

 そして直後に、片手で目を覆ってしまう。

「あ、あの?」

 心配になったモニクが覗き込むが、その目は涙で溢れていた。

「なんという…いや、目もパッチリしていて美しいお嬢さんだ。つい、今までのことを思って…」

 ランとモニクは目を見合わせる。

(おおう、ここまでは想像してなかった)

 もしかしたら娘さんでもいるのかな、と思ってしまった。

 ランの作戦は、2人を獣人にすること。

 2人はそれぞれお互いを見て、オークに見えない、コボルトに見えないと言っていたし、先程見た狐獣人の狐頭のエドワードを見て、これだ!!!と思ったのだ。

 豚獣人はいるのかとモニクに聞いたら、見たことはないけど世界は広いからどこかにいるかも、という返答だった。

 SNSなどこの世界にはないのだ。地方にいたら珍しいで済まされるかも、とランは思った。

 だいたい人語を話せる魔物は少ないというし、二人の体の元になった魔物は絶対に喋らないと聞いた。

「…そうか、この組み合わせだと…失礼だが、コボルトとオークだね?」

 申し訳無さそうに門衛が言うが、まったくもってその通りだ。モニクは頷いた。

「そうなんです。ですから、町に入ることが出来ず、森で過ごしていまして…」

「ピンク色のコボルトとオークなんていないさ!苦労しただろう。…だ、大丈夫かい?」

 ジゼルが立ったまま、驚いたまま、涙を流していたのだ。

 慌ててランは鞄からタオルを出してジゼルの涙を拭く。

「ほら、大丈夫でしょ?」

「う…ゔんっ」

 それを見て涙もろいらしい門衛が目の端に涙を浮かべてしまう。

 年頃の女性が二人、このような姿で生まれて相当苦労したんだろうと思ってくれている。

 モニクだけは二人の影でちょっと申し訳無さそうな顔になっていた。

「…では、通っていいよ。町長には報告しておこう。どちらに住むのかな?」

「黒鹿亭です」

「ハリーの家か!あそこは…」

 門衛の顔が微妙になったので、ランは補足した。

「ジゼルは料理が得意で、モニクは薬師なんです」

 それを聞いた途端、門衛の顔が輝いた。どうやら心配していたようだ。

「そうかそうか!!ならば俺も応援するよ。あ、俺はジャックという。あの店を買い取ろうとしてた奴がいてな…心配してたんだ」

「エドワードさんですかね?さっき話しましたよ。税金税金ってうるさいので、立て替えときました」

「なんと。…エドワードさんにも困ったもんだ…」

 話している内にやっとジゼルの涙が落ち着いたようだ。

 ひとまず町長に報告するまで、頭巾を被っておいてくれと言われたのでそのようにする。

「では、何か言伝ありましたら、黒鹿亭までお願いします」

「ああ!…レーベの町にようこそ。小さい町だが暮らしよいぞ。これからの生活に、幸がある事を祈っている」

 その言葉に再び泣きそうになったジゼルを押して、町の中へ入る。

 振り返るとジャックが手を振っていた。それにランとモニクが振り返すと、黒鹿亭へ急ぐ。

 既に夕方になっていた。

「うぐぐ…」

「もうちょっと、我慢ね」

「うぐ」

 ジゼルの手を引き、急ぎ足で歩いていくと食堂の前でハリソンが待っていてくれた。

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