第2話 ラノベの主人公ってのは女の幼馴染がいるものだろ?
「まったく
俺がブツブツ言いながら歩いていると
さてはいきなり美少女に話しかけられるパターンだな。
「
「なんだ……
まあ
中学に引き続き春から同じ高校に通い、中学の頃はそれなりに人気のあるクラスの中心人物の1人だった。
「なんだとはなんだ。俺たち幼馴染だろ?」
「ああ、俺もお前とは今後ともいい関係を続けていきたいと思っているよ……だが1つ言わせてくれ」
「
そう。この康太郎は美穂と並ぶ俺の人生
「何度も言うけど俺にはどうもできないんだから
「ああ分かってるさ……だがなラノベの主人公において幼馴染ヒロインは必須なんだよ!」
「お前、その人にキャラ付けする
なんだろう、なぜか同じことを数十分前にも聞いた気がする……
そんなこんなで話しながら歩いていると、いつの間にか学校に着いていた。
この学校は生徒の
まさに校風通りということだろう。
髪を染めている生徒、スカートの
そう、この陽の者の溜まり場こそが俺のラノベデータベースから
「さて、まずはクラス分けの確認か」
そう顔を上げた時───俺は思わず息を
そこにいたのは周囲から逸脱した1人の孤高の少女。
黒く
ふつうならマイナスとされる
その全てが俺をその少女へと
「陽史……おい、陽史!」
康太郎に呼ばれて俺は我に帰った。
「急にどうしたんだ?陽史」
「いや、なんでもない」
俺が再びその少女がいたところを見ると、そこにはすでに彼女の姿はなかった──
さて、もう分かったとは思うがこの少女こそがこの物語のヒロインである。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ここまでお読みいただきありがとうございます!
今回、どうしても描写が多くなってしまいました……
励みになるのでよければ☆・コメント等よろしくお願いします
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます