第5話 初めてのランジェリーショップ
おっさんホノカは、その頃……
大冒険をしていた。
とあるデパート内にあるランジェリーショップの前に、仁王立ちし
勢い良く出陣した。
明らかに様子がおかしいおっさんホノカに、
店員が近寄っていく……。
『お客様?!何かお探しで?』
『ぅわぁあー変質者じゃないですからぁあ~!!!』
『はい?』
店員は……首をかしげる。
そして……見た目は美しいけど
頭の弱い人かしら?と納得して接客を続けた。
『お客様の様な美しい女性には
こちらのTバックなんてお似合いかと?』
『てぃ、てぃてぃTバックぅう?』
おっさんホノカは……余りの出来事に宙を舞う様な気持ちになったが……コホン。と咳払いをして、
『わ、わたし、ピピピンクの
ブラジャーが……欲し、欲し、欲しくて、その……。』
おっさんホノカは、汗がダラダラと出てくる。
店員さんは、ランジェリーショップが初めてなんだな?と解釈する。
ホノカをフィッティングルームへと案内するが。
おっさんホノカは……顔がまた
ニヤけてきた。
フィッティングルール内では
おっさんホノカは、丸裸になっていた。
鏡に映る素晴らしい肉体美に……おっさんホノカは大変満足していた。
そして……店員さんから
ピンクのブラジャーが渡される。
ブラジャーの付け方が分からないおっさんホノカ。
『ちょっと、お願いします。』
と頼むと……店員さんは簡単にブラジャーを付けた。
と、そこで店員さんは……あら?と思う。サイズが小さいわね?
と…………。
おっさんホノカは、ピンクのブラジャーがムチムチなのが
たまらなかったニヤニヤしながらも、ターンする。
店員さんからの提案があった。
『お客様?!サイズ小さいですね?測り直しましょうか。』
その時、幸せの絶頂過ぎて、
おっさんホノカは鼻血をブブブ~~~!!!と出した。
店員さんは……慌てて駆け寄るが……
おっさんホノカは、幸福感の最中で、昇天していた。
店員さんは初めてのおかしい客の対応の為に、
救急車を慌てて呼ぶのであった。
チーン……。
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