第3話 宇宙人の痕跡か?世界中に残存する謎の数字:3
偶然か?それとも必然か?
数字の3には何かあると思わざるを得ない。
人間の一生はシンプルに過去、現在、未来と3つのカテゴリに分類することができるように人類史には数字の3が意図的に組み込まれている事例が多い。
なぜか、古来より神とされる存在の逸話や、偶像には数字の3を主要素とすることが多い。
それは特定の宗教や地域に限ったことではなく、キリスト教や仏教、それら成立前の遥か古来の遺物にも見られ、数字の3は世界中に点在する人類史に共通して登場するミステリーなのだ。
例えば、旧約聖書の天地創造では、3日目に海から陸が現れたとか。
また同じく旧約聖書のヨナ書ではニネヴェから逃亡したヨナが嵐に遭遇し、巨大な鯨に飲まれて3日間、鯨の腹の中で祈りを捧げていたとか。
新約聖書に登場する東方の3博士に関する不思議な逸話も残されている。
夜空に輝く星に誘導され、東方の3博士は旅をし、その星はある家の上に止まり、たどり着いた家に生まれた赤子が救世主イエス・キリストであることを告げる話もまた、数字の3が用いられている。
余談だけど、この3博士を導いた「星」なんだけど、中国の古い文献では紀元前5年から4年ごろにハレー彗星が確認されたとあり、このことではないかとか、天文学の世界では紀元後7年〜6年ごろに土星と木星が接近し、輝いたことだとか言われているが、どちらも「導いた」には当てはらない。
聖書にははっきりと「星が導いた」となっている。
もしかしたら「光り輝く物体」を意味していたとしたら、それは「星」ではなく、UFOの可能性もないとは言えないだろうね。
ただ、古代にはそんな概念や言葉自体がなく、古代人の表現としては「星」としか言いようがなかったかもしれない。
話を戻すと、聖書に関する数字の3はイエスの誕生だけではない。
ゴルゴダの丘で磔にされたイエス・キリストが死した後に復活したのも「3日後」とされ、謎の数字:3が登場する。
このようになぜか、古来より人間と神の接点には数字の3にまつわる逸話が多い。
それにキリスト教に限った話ではなく、それ以前からもこの傾向は見られる。
3点から形成される幾何学模様から見てみよう。
3辺から成る直角三角形の長さの定理で有名なピタゴラス。
彼は紀元前500年頃歴史に登場する古代ギリシアの人物。
ただ、このピタゴラスはこのシンプルな幾何学模様の三角形の定理を発見した人物ではない。
それ以前からこの定理は使用されていた証拠が現存している。
それこそ、古代エジプトのギザ大地にある謎の建造物ピラミッド。
これもオリオン座の三つ星になぞらえて3基存在している。
なぜオリオン座の三つ星をギザの大地に再現したのか?
実は古代エジプトの幾多の神の中で絶大な力をもち、崇拝されたオシリス神の故郷こそ、このオリオン座とされている。
中央アフリカのコンゴの森の奥深くに拠点を置く部族には1950年代まで古代エジプト時代より伝わる頭蓋変形の奇習があった。その部族の神は古代エジプト神話のオシリス神と同じくオリオン座より舞い降りた神話が口伝として伝わっていることが判明している。
そんな神と大地を結ぶギザの大ピラミッドもまた3と関係があり、ここでも神と人間の接点にはやはり数字の3が関連しているのだ。
直角三角形の定理を唱えたピタゴラスは古代エジプトにて学問を学んだとされている。
ギザの大ピラミッドは4000年前の建造物のため、古代エジプトの脈々と受け継がれてきた英知をピタゴラスは世界に発信したにすぎないかもしれない。
謎のベールで覆われた数字の3。
一体なぜ重要視されたのか?
それともただの偶然なのか?
古代インドのシヴァ神を見ると偶然とは思えなくなる。
ヒンズー教では世界の創造には3人の偉大な神の力が働いたとされている。
その3神とはブラフマー神、ビシュン神に、シヴァ神。
破壊と再生の神シヴァは額に第3の眼を持つとされている。
左右の眼と第3の眼で幾何学模様三角形が形成されている。
これはフリーメイソンのシンボルである全能の眼と一致するのは偶然だろうか。
三角形の中にギョロッとした眼が描かれるこのシンボルは、「神のすべてを見通す眼」とされ、三角形はキリスト教の三位一体を表現したものと言われている。
実はこの「三位一体」という考え方が人間の人体に深く関係しているが、それについては後に譲ろう。
シヴァ神の第3の目は、神秘的かつ秘教的な概念で、通常の視覚を超えた知覚をもたらす思慮深い見えない目のこととされていて、悟りの境地へと導く門を意味するらしい。
この第三の目はしばしば透視、予知能力、体外離脱体験といった超常現象と関連があると言われている。
また、この第3の眼が開眼したとき、世界を支配する力を手にすると言われている。
これを活用する能力があるとされる人々は、予知能力者と呼ばれることもあるらしい。
ヒンドゥー教や仏教では、第3の目は額の真ん中あたり、眉毛のつなぎ目の少し上にあるとされ、瞑想によって得られる悟りを表している。
この第3の眼はあくまでも宗教上の概念だと思われているがそうではなさそうだ。
実は人間には本当に第3の眼と言われる器官が備わっているのだ。
よく見ると額に割目があり・・・とかいうB級ホラー映画の話ではない。
人間には脳の奥深くに眼球と同じ光を感じる第3の眼と言われる感覚器官が存在していたのだ。
それは人間の左右の大脳の狭間に米粒ほどの感覚器官があり、松果体と言われている。
これは光を感じ取る感覚器官で眼球と同じように光受容体の細胞を持っている。
そういったことから一部研究者では、もともと人間には3つ目の眼があって、それが退化したのではないかという説もある。
多分、ミステリーが大好きなんだろうね。
また、一部研究者では肉眼では見えないものが見える機能も備わっているという。
これもまた謎なんだけど、この松果体はかなり古くから知られていて、紀元2世紀の古代ローマ時代の外科医で哲学者のガレノスは、松果体は"霊的プネウマ"の流れを調整する弁のような役目を担っているのではないかと言っている。
中世ヨーロッパのフランス人哲学者ルネ・デカルトも、心身二元論の中で、松果体は"魂の座"であると主張している。
時々、霊感の強い家系で見えないものが見える人がいるが、何らかの原因で異常発達した松果体による第3の眼が開眼したことによる特殊な能力なのかもしれない。
これら松果体の存在がはるか古代の時代から知られていたのであれば、宗教的な概念に取り入れられたとしても不思議ではない。
がしかし、でっかい疑問も存在する。
なぜそのような高度な医学知識を持ち得たのか?ということだ。
古代には麻酔もないしね。
その答えは我々人間の人体の構造にあるのかもしれない。
実はこの第3の眼とは別に人体には数字の3がまだ隠されていたのだ。
「宇宙人の仕業」などのキーワードを見ると「あ、この手の話は論外」と頭から否定する気持ちも、書いてる私がいうのも何だがわかる。
だけど、そんな存在を肯定したくなるような、超自然現象とは思えない事実って確かにある。
ミステリアスだけど・・・
なんと人間の根本たる要素、DNAにも隠された数字の3が存在していた。
DNAは全生物に共通する普遍的な構造をもち、コドンと呼ばれる3つの塩基配列によって成り立つことが判明された。
体内のタンパク質の構造はDNA配列によって暗号化されているがそれまで全く理解できなかったが、塩基が3つで1つ意味を成していることが長年の研究から発見されたのだ。
これが偶然か、キリスト教の三位一体という概念と完全一致するのだ。
これに基づいて解読しない限り、意味不明な暗号を解読することはできない。
今日のDNA研究が発展しているのは、塩基の三位一体という基本的概念に基づいているのだ。
数字の3が人体の構造そのものに組み込まれていることはもはや偶然というには出来過ぎているように思えてならない。
人間は本当にダーウィンがいうように自然淘汰の中で猿から進化した生物なのだろうか。
人間の存在自体が超常現象と思えてならない。
大抵の超常現象は科学的、医学的に説明がつくものだ。
一見不思議に見える事象にも理由がある。
人間の創造についてはどうだろうか?
直角三角形の定理を世界に発信したピタゴラスの師は古代エジプトの半神半人のヘルメス・トリスメギストスだと言われている。
このヘルメスは古代エジプトの神トトと同一視された神のような伝説上の人物とされ、錬金術の祖とされている。
そのヘルメスは「天から舞い降りた人々」により、これら英知を享受したとされている。
はるか昔、聖書を翻訳する際に、「天から舞い降りた人々」を意味する古代ヘブライ語を「神」と意訳された。
今ならそう解釈しないのではないか。
アイルランドのオールドキャッスル近郊のラフクルーというところには20以上の古代墳墓が点在しているが、5000年前にもかかわらず、正確な天体図が刻まれていて、どうやって彼ら古代人が高度な天文学を手に入れたのか、専門家は説明できないでいる。
巨石に英知を刻むことでしか伝達媒体がなかった時代に不釣り合いとも言える高度な知識でそれ自体がオーパーツのように思えてならない。
それら英知は誰から享受したのか?
この地域の伝説には光り輝く物体が天から降臨し、人々を助けて天体知識を授けたと言われているが、どうも地球外生命体が人間の創世記に関わっているように思えてならない。
人体の構造に組み込まれた数字の3はそういった存在を示す痕跡なのかもしれない。
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