応援コメント

感覚でわかるかもしれない、認知のプロセスから紐解く人称のアレコレ」への応援コメント

  • 視点問題の解説ありがとうございました。
    リィンと毛玉ゴーレムを引用して下さったので、とても理解が進みやすかったです。
    これでモノになったかというと、もちろんイイエなんですけどね。

    処女作は一人称で書き、ヒロインが見て感じるであろうこと以外は極力描写しないようにしました。
    すると当然、相方が少女をどう思っているかというのは、彼の行動や言葉でしか分からず。
    それでいいじゃないかという気持ちと、やはりそれでは説明不足にすぎるという葛藤の末、三話だけ相方サイドの話を挿入しました。今でもどうにかならんもんだったのかと思うところではあります。

    次の作品はもうあんな不自由な想いをしたくないと、一人称、三人称視点入れ替わりまくりの、完全視点フリー作品にしました。
    〇〇サイドなどという注意書きもせず、一話の途中でもガンガン視点を入れ替えます。お作法?家に置いてきたわ!ってなもんですよ。
    書く分にはこっちが圧倒的にラクで楽しかったです。

    でもその後は、やはり三人称視点への苦手感が払拭できず、一人称視点の物語ばかり書いている現状です。
    この『共同注意の誘導』を、分量的にどこまでやっていいのかの加減が分からないんですよね。
    これを克服して、カッコよい三人称視点の物語を書くというのが未来の大目標になっております。

    作者からの返信

    御作法、最後に貼った pdf でも言われてましたけど、ちゃんと伝わって穴になってなければ視点はブレていい!!いいんだ!やったー!

    ダメダメ言う創作論が多いのは、穴にならんようにする技術を説明するより禁止事項にした方が、万人が読めて審査に通る作品を万人に書かせるには手っ取り早いからで、それも一面では合理性だと思います。

    ぶっちゃけ、プロの作品でもブレてるのはありますし、穴がないから気づかず誘導されてホイホイ読んでるだけで。普通の読者は「視点のブレ発見したらチクるぞ」なんて考えてないからね。
    「ブレてる」なんていうから良くないので、プロのすごいそれは「読者を華麗に誘う」とかにしとこう。

    共同注意の誘導の配分や、どの cues を使って誘導するかで、語り部と対象と読者の距離感や運動主体感が変わるので、そこの加減が作風なんだろうねー。

    三人称だけではなく、一人称でも cues の使い方で読者に主人公から少し離れた見方をさせるか、主人公とオーバーラップさせてハラハラドキドキさせるか味付け変わるし。

    自分もこのへん自在に操れるようになってみたいものです。

    編集済