HOWTO が多すぎる

世の中には「HOWTO」が多すぎる。


「幸せになる為の〇〇」とか「成功する為の〇〇」とか、そういった本とか話とか。


生まれつき持った才能をHOWTOで書き記しても真似できないし、かと言って誰にでも分かるように一から十までビッシリ書かれても逆に分かりづらい。


やっぱり何をするにしても「独学」が上手くなる秘訣なんじゃないのか。


独学は読んで字の如く、独りで学ぶという事だ。「学ぶ」とは「真似る」という語源らしい。でも一人なのに誰を真似るのだろうか。


独学といっても、誰かがいないと真似ることはできないのだから、頭の中に誰かの模範があるはずだ。もしくは複数いて、自分の頭で整理して理想の見本を造っているのかもしれない。


似たようなもので「我流」という言葉もあるが、これとは区別したい。


我流とは、 既存のスタイルに収まらず、自分独自の自己流である。つまり他人流がある程度は分かっていないと自分流が何かも分からない。


なので、まずは独学から始めて、最後は我流を極める。これでどうだろうか。


あれ?ということは、他人が入り込む隙間は案外少なくていいんだ。やっぱりそうだ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る