自分で自分を批評する

批評するのは難しいことじゃない。

自由に言ってくれればいい。

世の中に完璧なものはないんだから。


それを分かっていれば、理不尽にタタかれる人も減るかもしれない。


僕も批評してみたいが、タタかれたくはないから、僕は僕自身の批評でもしてみたいと思う。


まず、僕のようなタイプは、他人が注目していないような自分だけの世界を見つけて浸ろうとする。


合っていようが間違っていようが「これは僕だけが気づいている真実なんだ」という感覚で優越感を得えたくて仕方がないんだ。


このような人格者は拗らせると、まだ人類も回答に辿り着いていない宇宙や哲学といった未解決学問にハマりやすい。


これは、誰かに言われたわけでもなく、大人になるまでに色々な人間関係を経て「自分がそういう人間なのだ」と相対的に理解した。


ただ、ムダな思考をやめろと言われても、無意識と無努力でしてしまうのだから無理な話だ。


だから僕は机上の空論や、口だけの人間と思われることを恐れて、理屈による主義主張はつつしんできた。


しかし最近、これが変わりつつある。


遊びのゲームでも、会社での議論でも、家族との会話でさえも、僕が本気で論じてみると、案外、みんな「なるほど」と関心高くうなずいて聞いている。


まれに僕だけが辿り着くアイデアが、少々規模のあるコミュニティ内で採用されていくことも実体験としてある。


だから僕の経験則では「批評は的をはずす」


他人が手に入らない1割のアイデアは、実生活に役立たぬ9割の思考のおかげで、ひらめくことがあるから面白いんだ。

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