創作活動について書きなさい。

路地裏の自販機

通勤途中に変わった自動販売機がある。


それは、駅前から少し路地裏に入ったところにポツンとある。


栄養ドリンクが100円で売っている。

あの茶色いビンの有名な商品だ。これは安い。


そこで毎朝、出勤前に買って飲んでいたのだけれど、ある朝「売り切れ」になっていた。


こんな人通りの少ない路地裏の自販機。知ってるのは僕だけかと思っていたんだけどね。


それからだんだん「売り切れ」の日が増えてきた。そんな矢先、つい最近の話だよ。


いつものように立ち寄ってみたら、 自販機のボタンが1つから3つに変わっていて、在庫が増えていたんだ。


「必要とされたから増えた」


路地裏に栄養ドリンクが3つ並ぶ自販機。


なんか笑える。

滋養と強壮ならぬ、需要と供給だね。


疲れたサラリーマン達が、ここで栄養ドリンクを買って飲んで頑張っているのかなと思うと、元気がでる。


僕の文章も今は路地裏。


通りがかりの人の目に留まる「栄養ドリンク」になれるように、僕も頑張るよ。

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