23ぽめ
吾輩はポメである。名前はテンだ。
本日吾輩は机の上で午睡を満喫していた。
それなのに…
吾輩の蒲公英の綿毛のような可憐なる尻尾がいきなり引っ張り上げられたのだ。
何をする!?
後ろを振り返れば、母上が吾輩の尻尾を持ち上げ、吾輩を立たせているではないか。手には刃物を持っている。
お母上!その刃物で何をする気だ!?
お母上は吾輩の臀部の毛に刃物を寄せると吾輩の臀部のボリュームを小さくし始めた。
なんたる屈辱!
吾輩はお嬢さんの手触り重視のため毛をこれでもかというほど伸ばしている…
それなのに!!!
非力な吾輩にはなす術はない。
そもそも屈強なるハスキーであった頃ならこのような辱め受けるはずもなきものを…
あの頃は吾輩の尻尾を弄ぶのはお嬢さん1人であったのに…
嗚呼…矮小なるこの身が恨めしい…
早く大きくなりたいものだ…
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