【番外編】作者のたわごと・26章

 ということで、26章は後のギリシャ王ゲオルギオスとの面会を中心にデンマークでの日々となりました。


 当初デンマークは挨拶程度で、東欧に向かうことを想定していましたが、ロシア皇太子のニコライもここに入れられそうだということで、結構にぎやかなものとなり、そのままデンマークのみで終わってしまいました。


 皇太子のニコライですが、実は25章時点で次の章を考え始めた時に知った存在で、その時点でデンマーク王室を調べなければ見落としていた可能性もありました(汗

 ギリシャ王候補でもあって、婚約者がデンマーク王女ということで、だったらデンマークに行くこともありうるかなということで登場。

 出す以上は、史実と同じで病死しましたという展開を全く同じにやるわけにいかず、治療に向けた努力はしないと、ということで話を組み立てました。


 作者が知らなかったことを燐介がピンポイントで知っているのは怪しすぎるのですが、史実のニコライ2世がロシア革命で死んだことと、ニコライ1世がクリミア戦争の後死んだことは知っているはずということで、「あれ、このニコライは即位してないんじゃないか」と気づいてそこから、という展開です。

 で、ニコライの負傷その他の怪しい展開について、アメリカに中々行けない可哀相な以蔵が活きる展開となりました。


 そこまでは良かったのですが、一つ作者に宿題が残りました。


 じゃあマクシミリアンはどうすればええねん、と……(苦笑)


 いや、本当にどうしましょうかね。当初はギリシャも含めて押し込めるかなと思っていたのですが、ゲオルギオスの方が絶対しっかりしているし、シャルロッテもいるので本当に厄ネタと化しています。



 第27章はまたまた日本に戻ります。


 清河に勝利し、孝明天皇から近代化法典を任された一太ですが、一方で尊攘活動も続いております。


 史実と異なり、天皇と将軍が「この日に決行だ~!」ということにはなりませんが、それでも散発的に起こるものは起こるということで、中心となる薩長土肥に行くことになりそうです。

 多分……(当初展開と流れが変わるのは日常茶飯事)

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