イジメ意地め虐め

第1話

ある夜のことであった。5ヶ月付き合ってた遠距離の彼女に別れを告げられた。滅多に来ないLINEで突如そのメッセージを告げられる。一瞬固まった。聞くところによるとどうやら俺のゲーム優先が許せなかったらしいが俺は思う。巫山戯るなメンヘラ地雷女が！どれだけ苦労してお前と付き合ってやったと思ってる！！お前は道端で過呼吸になり俺にまで周囲の視線を浴びせた！デートの当日に電車が恐ろしいだの言ってデートをドタキャンした！迷惑極まりないクズ女その上我儘ときた！しかも自分は不幸ということを常時振りまきやがって！！気持ち悪い！此方も限界だ！彼女は間髪入れず下品な言葉を送る「おい返信は？｣「どうせ今もゲームしとんやろ？」「ゲームと付き合えや笑」「タヒね」なんて醜い女だ彼女から悪臭が漂うのは性格が垢にまみれているからだったのか？俺は言われた通り返信した「わかった別れよう」すると元カノ「やっぱその程度なんだね」「ほんとにそれでいいの？」「もういいわ二度と顔を合わせることはないと約束するじゃあね」

俺は彼女を振ってやった！！そしてまたコントローラーを握る。何故だろう別れたはずが何も苦しくない。寧ろ清々しい気分だ。俺は開放されたのだ！メンタルヘルスという牢獄から！そしたら奴のSNSを全てブロックしてやった。

ーーー次の日ーーー

朝はやけにLINEが多く来ていた。

クラスの普段俺をいじってきやがる陽キャ共も関わりたくないと言っていた女子たちからも。皆のLINEは全てこうだ。

「お前これはさすがにやばい」

画像が3枚ついていた。元カノのインスタのストーリー。1枚目の内容は俺への悪口だった「別れた笑そんなにゲームが好きならゲームと付き合ってゲームと結婚してゲームしながらタヒねばいいのに」呆れたが彼女は元からそんなもんだ。別に普通のことであり、心底どうでも良い。2枚目は俺を庇う質問箱を取り上げたもの。「知らねぇくせにとやかく言うなクズ！！！」やっぱり口の悪い下品さがあり直ぐに怒りが爆発するようだ。問題は3枚目だった。「もういい。全部言う。私彼奴に嫌がったのに押されて勝手に胸を揉まれた。他にもそういう動画を要求されたり接吻を無理やりされて舌をねじ込まれた！！嫌で嫌で仕方なくて耐えきれなかった！でも万が一それを怒って何かされたらと思うと逆らえなくてだから精神疾患にもなってしまった！こんなに尽くしたというのに使いずらくなった私は捨てられたの！これでも尚彼を悪く言うのはダメなの？！」俺は目を疑った。奴には恥じる心と人情などの感情はないのか？！アグリーウーマン！！正にそれに相応しい！醜く穢らわしい！俺は恥じらいと怒りを募らせた。俺は学校に行かなくてはならない。行きたくないが行くことにした。教室のドアを潜り抜け皆の様子は俺を指差しヒソヒソと話している。言え言え。勝手にしていろ。すると元カノの友人が俺に話しかけてきた。奴は元は同じ学校の同じクラスの人だ。途中で親の都合で転校となった。だから奴は友達や人脈がそこそこあるらしい。其奴は「みぃちゃんと何かあったの？」と。俺は「彼奴振ってやった笑笑」と答えてやる。其奴はゴミを見るような目で何も言わず去っていった。それを聞いた他の人の声も大きくなっていった。俺は時間が経つにつれ有名人になった。俺は2年生全員に嫌われてしまったようだ。俺は前に元カノの事を地雷女と言ったが訂正したい。奴は時限爆弾だ。俺は切る線を間違えたようでだから爆発した。忽ち彼らのヒソヒソとした声は大きな俺への罵倒となる。煩わしくて堪らない。もう俺もすました事を言うことは出来なくなってきた。辛くなってその日は直ぐに早退することにした。

俺は次の日から学校に不定期で行く事にした。

家に帰っても罵倒は続く。俺はそれを見てもなんだかもう疲れたのか恐ろしさも感じずそこにあるのは紛れもなく｢呆れ｣であるようだ。