第2話:手紙とキャンプ



                                  


十羽へ


元気にしているかしら? 変なタイミングで出かけてしまったから、そればかりが気がかりです。

 今、私は前から行ってみたかった場所を巡る旅の最中です。ここから見える景色は一面の白。丁度吹雪いている所為で、障子を開けても何にも見えない。目を開いているのに「見えない」って変な感じです。此処は山の中の温泉宿。売店で偶々この絵葉書を見つけたから、思いきってあなたに充てて書くことにしました。伝えたいことは一つ。私は元気にしています。先刻もタイルを貼った可愛い湯船につかって温泉を満喫してきたばかりです。

 また葉書か、手紙を送りますね。どうか元気で。

                                     

夏樹より


 




 思ったよりもずっと几帳面な字で書かれていたメッセージ。ひっくり返すと、赤や青の硝子と、リンゴ型の湯船が写っていた。自分の住む閉ざされた町とはまるで別の世界。一体どんなところなのだろうと思考を巡らせる。


 深く深く集中して耳を澄ませば、建物が雪で軋む音が次第に聞こえてきた。窓の外は白いペンキを一面に厚く塗ったよう。浴衣を着た女性が一人、照明がぽっと黄色く灯る部屋でそんな外を眺めていて──。でも、建物は女性の部屋以外灯りはついていないのだ。木造のあばら屋の灯りとあまりに孤独な背中を想像してしまって、私は慌てて現実へと視点を戻した。

 

 テントの屋根が絵葉書の向こうに見えた。私は先刻張ったばかりの今宵の宿から這い出して、真昼の太陽が差し込む広場で大きく息を吐いた。

 

 今夜滞在すると決めたこの場所は、昔は公園だったのだろう。サビだらけのブランコが、揺れもせずにぬっと立っている。決め手は水場だった。水道の蛇口を捻ると泥を吐き出した後、透明な水が溢れて地面を濡らした。流石に自宅のある〝丑〟から2棟しか離れていない場所だから、まだ一部のインフラは生きているのだろう。


 それにしても身体が痛い。思ったより長い時間同じ姿勢で絵葉書を眺めていたようだ。すっかり身体が強張っている。思い切り伸びをすると、私はテントの中からブランケットを引っ張り出して羽織った。錯覚なのだろうけど、雪景色を想像したら身体が冷えてきた。


 


 簡易テーブルの上でポットに入れた茶葉が躍る。時間を砂時計できっちりと計ってカップにゆっくり注ぎ入れる。イチゴ飴を溶かしたような赤い色が、滑らかな螺旋を描きながら日光にきらきらと輝き落ちていく。

 ぽたりと、最後の一滴が落ちきるまで、私は息を詰めていた。マグカップ内のゆらぎが静まるのを待って漸く、小さく肺に留めた空気を吐いた。儀式のようなものだ。毎回毎回、紅茶を淹れる度に同じように息を止め、液面に小さな波さえ立てないように注ぐ。まるで赤い硝子のように見える液体。立ち上る湯気が光を浴びて、たった数センチの高さで空気に溶けて消えた。


 淹れ終わったばかりの紅茶を口に運びつつ、小さな椅子の背もたれを軋ませて光源を振り仰いだ。中空に浮かぶ無数の埃がちらちらと光っていた。出口を見失った蝶が、光の粒を浴びながら、音もなくふわりゆらりと揺れている。崩れかけた壁や、窓の桟から伸びる植物には見向きもせずに、遥か遠くに見える明り取りの窓に向かって円を描きながらゆっくりと上昇していく。


「出ていったって何も無いのに」


 つい意地悪な言葉が漏れてしまう。だって、あの蝶はどこか私に似ていた。ふらふらしている私自身に。若しくは、消えてしまった夏樹さんに。


 ここは、奇妙な建物が乱立する八番街と言われる地帯。南側は海、北側は「外国」に隣接し、ある日を境にして殆どの人が北側に移住してしまったのだと聞いたことがある。建物群の大半は廃墟であり、立ち入り禁止となっている。その為私を含め、取り残された僅かな人は国境付近の「内国」と呼ばれるごく一部の場所にしか住んでいない。


 私の知っている世界は狭い。自分の暮す八番街と、駅に続く「内国」の商店街。そして境界近くの「外国」の学校だけだ。

 

 死と文字通り隣り合わせの八番街は不吉だと言われており、敢えて住もうとする変わった人は少ないのだと思う。「内国」に留まる人達はきっと皆どこか変なのだろう。


 葉書の主である夏樹さんは〝寅〟と呼ばれる棟に住んでいた。白茶けた外壁にパッチワークのような部屋が並ぶ建物で、時代錯誤のエレベーターが一基備え付けられていた。今私はその〝寅〟の南、双子棟である〝卯・辰〟の間にいる。噂通り、〝寅〟から先は本物のゴーストタウンが広がっていた。


 廃墟の双子棟は渡り廊下で繋がっていた。それぞれなぜか最上階の4階の部分が出っ張っていて、アンバランスなキノコのような外見をしている。二つの建物には大きな傘が一つ被さっていて、屋根の役割を果たしているようだ。その硝子の屋根のおかげで、この公園は外と変わりない明るさで、温室のように温かい。外は枯れた雑草や低木、蔦などで覆われているのに、中は至る所で緑が繁っていた。


 先刻見た蝶は何時の間にかに蔦の中へと姿を消していた。上手く行けば、一階部分を穿っている出入口から脱出できるかもしれない。とはいえ、運良く外に出られたとしても、気温はこの場所よりもはるかに低いから、きっと生きてはいけない。


 ザックの中から手帳を引っ張り出し、この公園の場所を記す。手帳には散策した箇所を描き込んでいくつもりだった。たとえ未知の場所でも、何度か踏み入ってしまえば既知となる。探し物が見つかった時に、再度迷いなくそこへ辿り着けるように地図が欲しかった。


 紅茶を飲みながら手帳に建物の形を描き込んでいると、吹き抜けの上を大きな鳥が飛んでいった気がした。翳った世界に僅かに混じる夜の気配。先刻紅茶を淹れるのに使用したテーブルの上に、持ってきたランタンを置く。使い捨て懐炉のパックを破って、ポケットに突っ込んで、ブランケットを頭からすっぽりと被った。


 お湯を沸かす為に使った焜炉は、失くさないように大事にポケットに仕舞った。折り畳むと手に乗るくらい小さくなるそれは、以前私が戯れにねだったら夏樹さんが誕生日祝いにくれたのだ。

 ポケットに入れた焜炉を弄びながら、椅子に深く腰掛けて、足を投げだす。

 手帳に挟んでおいた彼女からの別の手紙を開いた。最初に届いた絵葉書との文字の違いを見つけようと見比べてみる。絵葉書の方がやや筆圧が強い気がした。それだけの違い。




十羽へ


 私の長い休暇に付き合ってくれてありがとう。今私は、1800年代に作られた学校にお邪魔しています。大きな藤棚があるけれど、残念ながら季節は冬。頭の中で、藤の房の滴るような色を想像しながら、建物を眺めました。擬洋風というのかしら。可愛らしい塔があって風車がついてる。隣の公園にはなんと蒸気機関車が展示されていたのよ!

 映画の中で見た乗り物が目の前にあるのって不思議。思ったよりもずっと大きくて、金属板を繋ぎ合わせて形を作っているところなんて感動しました。今の時代も乗ることが出来たら素敵なのにね。

 もしもあなたが、私のこの旅日記みたいな手紙を読んでくれているのなら、お礼に、好きだと言っていたポテトサラダのレシピを残します。レシピは順当にいけば、4枚か5枚は送れると思う。レパートリーを増やしたいのであれば、私の部屋にも書置きがあるから探してね──。






 長い休暇、という文字を指でなぞる。両親も長い休暇中だった。二人が不在の為、偶に実家へ帰って、部屋に風を通してやる必要があった。誰もいないから帰省に面白味は全くない。

 新鮮な空気を行き渡らせ、埃を被ってしまった部屋に掃除機をかけ、布団もついでに干す。住まなくなった家は急に古びてしまうというけれど、実家もその例に漏れず、嘗てそこで暮らした家族の記憶を沈殿させながら急速に老けていった。風を入れようが掃除をしようが、その老化は止められるものではなかった。


 八番街に潜ることを決めたのは、夏樹さんが通ったという場所を見つけたかったから。清々しい顔で「すごく綺麗よ」と言って……そして、彼女は両親の様に居なくなってしまった。その綺麗なものが行方不明のヒントになるのではないかと思ったのだけれど、今回の散策では見つからなかった。


〝卯・辰〟の周辺にあったのは、無数の鳥居。大きなものから親指サイズの小さなものまで兎に角沢山の鳥居が、木の間や壊れたブロック塀の上に置かれていた。鳥居だらけの迷路みたいな敷地を巡り漸く見つけたのは数多の陶器の狐が置かれた小さな社だった。散策中〝巳〟の真っ黒な建物が鳥居の向こうに見えていたのだけれど、流石にもうこれ以上南へと潜る気は起きなかった。帰る途中に蔦に覆われた〝卯・辰〟の入り口を見つけられたのは幸運だ。


 きっと世界中がこんな感じなのだろう。

 隣国が起こした戦争はたった2年間で全てを変えた。開戦から終結までのたったの2年。それがこの国にとって、いや世界中にとって致命的な事件だったらしい。


 今や八番街の北側は別の国になってしまっていたし、各地で小さな都市が細々と営みを続けているのだと言うが、それさえ事実か分からない。嘗て国中に広がっていた住宅地はほとんど廃墟になって、片付けられもせずに放置されているのだろう。南側の僅かな土地に残った私達は、間違いなく終わりへ向かって行進を続けている最中だ。そう、まるでレミングの伝説のように。

 子供の数が減り学校が減り、企業も何もかも減って社会は機能しなくなっている。それなのに私達は何も行動できないし、そもそも何かしようなんて毛頭思えない。思わない。暢気な買い殺しのレミングなのだ。

 

 それでも。


 たとえ自分が暢気なのだとしても、私は生きている。それが悪い事だとも決して思わない。



 蔦の這う建物の影の中に、不意に両親の幻が見た気がした。頭を振って目を凝らすと、先刻とは別の蝶が羽を閉じたり開いたりして留まっているのが見えた。鳥の様に鳴かない蝶に問われる。寂しい? こんなところに置いて行かれて寂しい? と。寂しくはない。私は幸せだった。これまで実家で家族三人仲良く暮らしていたのだ。今だってまだ私は生きて歩いている。寂しくなんかあるはずがない。

 ある日「それ」はレミング達の心の隙をつくようにやってきた。

 「それ」はレミング達にとって魅惑的な甘い毒。両親のように飛びついた人もいるけれど私は「それ」を忌避している。


「……」

 同封されていたレシピを読む。紅茶のカップに口をつけ、喉を潤してから少し震えたような文字に触れた。マヨネーズにキュウリ1本、ニンジン半分、ジャガイモが中3個、玉ねぎスライスに扇形に切った林檎の薄切り。塩コショウ。そして、酢が少々。この酢がポイントなのだと書いてあった。配合次第で、マヨネーズの量が抑えられるのだという。確かに、夏樹さんのポテトサラダはお総菜コーナーのものと違って、優しい味がした──。


 手元が見えなくなる前に、ランタンに火を灯した。

 ぽぽ、と音を立てて芯が燃え、炎が揺らぐ。やがてこの場所も透明な濃い藍に満たされる。

 果たして私は夏樹さんを否定できるのだろうか。定期的に届く手紙だけが彼女の生存の証。でも実は、その証は星の輝きのように時間差で届いているだけかもしれない。

 ただの会社員だと言っていた彼女が、何故突然外国での仕事を辞めて旅に出てしまったのか。私は未だに理由を知らない。でも私に宛ててこうしてマメに手紙を書いてくれているのだから、きっと何か伝えたいことがあるのだろう。


「……まったく、とんだ子供ですよ」


 絶滅危惧種の動物を捜索するハンターになった気持ちだ。いなくなったら困る人もいるのだと、彼女は知るべきなのだ。こんなレシピよりも直接教えてくれた方が余程分かりやすい。冒険なんて本の世界の中だけで十分の筈だった。


 本は魔法のドア。頁をひとたび開けば深海や高い山の上、ジャングルの中にだって行ける。こんな風に自分の足を使わなくても世界中の景色を見る事ができたし、過去、未来にさえ行く事ができる代物だ。

 ザックからとっておきのビールを取り出す。ポテトチップも開いて食い散らかし、夜も更けた頃にテントの下で横になった。




 どれだけの時間が経ったのだろう。懐かしい香りが鼻を掠めた気がした。


「十羽、おいで」

 

低い声で呼ばれて目を開くと、そこは〝丑〟の自宅だった。


「おじいちゃん?」

「いつまでも立っていないで、こっちに座りなさい」


 死んだはずの祖父が、安楽椅子に座っていた。相変わらず神経質そうな顔をして、眼鏡をかけて本から顔をも上げない。ひざ掛けの上に置かれた百科事典の光沢のあるページが、ランプの下で光を放っていた。部屋のカーテンは無く、窓の外は真っ暗だった。空間はクリーム色をした靄が満ちていて、見える範囲は本で溢れていた。動こうとして出来ないことに気付く。自分の肩まで本で埋まってしまっていて、ぞっとして身を捩ったけれど、ぴくりとも動かない。

 祖父の両脚も椅子ごと埋まってしまっていた。まったく気にしていない様子で、辞典の頁を捲っている。再び懐かしい匂いがした気がした。テーブルの本の上に煙のように湯気を吹きだす紅茶のカップがあるのを見つけた。この香りはカモミール。祖父が良く飲んでいた。祖父はもうもうと湯気を上げるカップを取ると、まるでロボットのように正確な動きで口に運ぶ。途端に祖父の耳や鼻、目からも音を立てて勢いよく煙が漏れた。


「おじいちゃん、動けないよ」

「早くこっちにきなさい」

「だから、動けない……!」

「なんだい、アンタ。もう一つ椅子があるだろう?」


 私の背後で声がした。首だけなんとかそちらを向けると、大きな帽子を被った魔女が笑っている。祖父は不思議そうな顔をした。まだ湯気が上がる。骨ばった指が本の山をさした。


「そこにあるだろう」

 

 山は、見る間にばたばたと崩れていく。

 魔女が笑う。


「アンタが隠したものはすぐに出てくるさ。安心しなよ、お嬢ちゃん」


 隠した物。確かに私は本で隠したことがある。崩れいく本達を見て上げかけた悲鳴を、なんとか飲み込んだ。これは夢だ。夢だから、出てこない。落ちていく本達はとても脆く、ページが折れたり、背が潰れたりして次々と壊れて行く。本は、投げ飛ばされ、容赦なく転がされていった。怖くて見たくないのに、目を閉じる事ができない。否定しつつも中から何が現れるのか気になって逸らすこともできない。やがて、2、5、3,と隙間なくびっちりと書かれた紙片が舞う中、歪な形の大きな椅子が一脚現れた。安楽椅子に似ているけれど、管やコードの類が飛び出ている。椅子の横に、何時の間にかに白い上っ張りを着た大きな男の人がしゃんと立って、腕時計を真剣に見つめていた。


「阿佐美さん、時間です」


 白衣の男の人が告げた。途端に窓の外、ベランダの向こうにある廃墟の窓という窓が明かりを灯し、破れたピアノの音が嵐のように建物と建物が作り出す谷間に反響した。


「ほら、十羽、おいで」

 

 祖父の声に両親の声が重なる。

 魔女の笑い声が楽器の音に混じり、それは次第に大きくなる。椅子についた機械が唸りを上げて、そして。


 はっとして目を覚ます。

 息が乱れていた。薄っすらと汗もかいていた。起き上がって、深呼吸をし、枕元に置いておいた魔法瓶の白湯を飲んだ。辺りはとても静かだった。確かに聞こえていたピアノの音は耳の奥で次第に曖昧になって消えていく。


 なんて夢を見てしまったのだろう。

 

 私の敬愛する祖父。晩年はこの建物の中で静かに暮らしていた。図書館司書だという彼は、以前の職場が閉鎖した際に行き場の無い数多の本を引き取った。そうして自宅の部屋の壁という壁を本棚にして、日がな一日頁を捲って過ごしていた。部屋は夢の中で見たように乱雑ではなく、美しくジャンル分けをした本が収められていた。祖父は司書らしく、それら一冊一冊にカードを作って管理をしていた。近所に住んでいた私は、よく遊びにいっては、二個ある安楽椅子の一つを揺らし、祖父の隣で本を読んだ。


 まだ幼い頃はロボットに乗って世界中を旅する絵本を。大きくなってからはロビンソン・クルーソーや、二年間の休暇、それにハックルベリー・フィンの冒険など色々な冒険譚を好んで借りていた。とても愛おしい時間だった。



 何時までも続くと思っていた時間だけれど、祖父はある日突然いなくなってしまった。部屋の中でひっそりと倒れていたのだという。管理人さんと祖父の友人が発見して、すぐに外国の病院に運んだそうだけれど、甲斐なく2週間後には煙となって空に昇っていった。


 現在私は祖父の家、八番街丑棟、301号室に暮らしている。祖父が302号室との壁を取り払った所為で、部屋の中は必要以上に広かった。あの頃と変わらず本が美しく壁に並んでいて、二脚ある安楽椅子もそのままだ。時々管理人さん夫妻に声を掛けられるのは、私が祖父の孫だと知っているからだろう。


 管理人さん以外、ここで話した事があるのは、祖父と夏樹さんだけだ。

 夏樹さん。彼女は私の向かいに住んでいたお姉さん。八番街の住人の中では祖父を除き唯一名前を知っていて、交流のある人だった。出会いは去年の夏。彼女がいなかったら、私はこのままここで祖父同様、本に埋もれて朽ちていったのだと思う。

 彼女がいた所為で、見たくないものも見なくてはならなくなった。彼女がいなくなった所為で、ただの絵葉書を延々と眺めるなんて馬鹿な事をするようになってしまった。


 以前だったらそんなもの、きっと本に挟んで閉じ込めてしまっていたはずだ。ねえ夏樹さん。旅行中の相手じゃ返事も書けないって、知っていますか? そうぼやいたところで妙な夢を見たのは、別に夏樹さんや祖父の所為ではない。

 

 分かってはいたのだけれど、どうにも苦しくて仕方がない。解消の方法が分からず、私は膝を抱えて蹲るしかなかった。


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