(閑話:最近のおすすめ映画)スイス・アーミー・マン
古い映画ばかりではアレなので、無関係におすすめ映画の紹介をします。
今回は、『スイス・アーミー・マン』
R4.12.1現在、アマゾンプライムで見放題です。
これは『変な映画が好きな奴には絶対的にお勧め』。
簡単なあらすじ。
無人島に流れ着いたハンクは首をつろうとした時、波打ち際に人がいるのをみつけるんだ。けど死んでた。けどおならを出していた。見ている間に死体は海に流れ、そしてそのおならのガスで急速に島から遠ざかろうとする。だからあわててその死体の背中に飛び乗って、サーフィンライクに無人島を脱出するのだ。
意味がわからないだろ?
わからないんだよ、ずっと。特にこのサーフしてるところって冒頭なんだけどさ、こっからどうすんのよってポカンとしたのはムカデ人間が早々に繋がってしまったときと同じような落ち着かなさを感じる。
さて、この映画は非常にくだらない映画だ。そしてリア粗にとって、人生とは非常にくだらないものなんじゃないかな、と心の重荷を捨て去る効果をもたらす場合が、ある。リア充にはわからんだろうが。
全般的におならとかおっ○いとかそういう単語が散りばめられているから、高尚なものが好きな人には向かないとは思うけれども、それらは卑語としてではなく、人間の根源的な部分として描かれる、ような勘違いをもたらすんだよな。そしてそこから哲学的な想念が生まれる、ような勘違いをもたらす。
いや、ホントのところ勘違いかどうかはわかんないんだけどさ。実にふわふわと浮足立ったよくわからない疑念なのだ。なんつーか最後まで。
そしてこの映画の一番のポイントはダニエル・ラドクリフである。ダニエル・ラドクリフはハリー・ポッター役なわけなのだが、この人は真に役を選ばない。その役の選ばなさの集大成がこの映画な気がする。そしてこれは多分、無名の役者じゃ面白くないのだ。ダニエル・ラドクリフだからこそなんだかこのわけのわからないゾワゾワとした期待と不安と不安がが沸き起こるものだと思う。
最終的な映画の印象は『何だこりゃ』ですが、これほど様々な想起と混乱と勘違いと気づきの上にやってきた『何だこりゃ』は俺史上初なので、是非変な映画好きの人におすすめしたい。この属性の人は後悔しないと思う。
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