第57湯 「嫁入りからのセカンドライフ」中間選考ふり返り
コンテストに応募して、中間選考通過することもあれば、落選することもあります。ただ、いまだ受賞したことはありません。つらい。
こんにちは。笹慎です。
もうカクヨムも二年生ですし、何回もカクヨムのミニコンテストで落ちてるので、
「はーい。了解でーす」
って感じです。
というわけで、「嫁入りからのセカンドライフ」中編コンテストですが、中間選考通過ならず敗退!
応募してたのは、この作品
『ドラゴンズ・ダービー』
https://kakuyomu.jp/works/16817330655675113792
このワナビの湯の記念すべき第50湯で書いてましたけど
第50湯 金持ち(or権力者)スパダリとの溺愛キラキラ☆ライフについて
https://kakuyomu.jp/works/16817330649576380518/episodes/16817330662964128070
まぁ、このようにコンテストのテーマに異を唱える人間の作品が通るはずもなく……ですね。
みんな、ワイの屍を越えてゆけ☆(ゝω・)vキャピ
ただ、ちょっと反省したのですよ。
私自身の思想や信念はさておき、「それを好む人たち」ってのがいるんですよね。
酷い目に合う主人公とそれから救い無償の愛を捧げるスパダリというシンデレラ物語っていうのは、一定の読者層として存在していて、一定数の売り上げが見込るから、こういったコンテストをやって本を出そうとしているわけで。
自分の考えの押し付けは良くないですね。反省です。それが好きな人たちに向かって「それ、変だよ。理解できない」なんて言うの最低ですよね。
コンテストテーマそのものに自分の思想や信念の観点から疑問がある場合は、やはり応募自体を取りやめるべきだなと痛感しました。
高尚な説教臭い作品なんて興ざめですからね。読者の方がそう感じないようには気をつけて書いてましたが、それはテーマが決まってない公募などで発揮すべきものだと反省しかありません。
例えるなら、ヴィーガン専門店で『肉も食べないと健康に良くない』ってタイトルの本は取り扱いするわけないのです。
特に各レーベルの「専門」がハッキリしているKADOKAWAグループにおいては、この点は重要だなぁと。また、芸術家タイプよりも職人タイプが求められる気がします。
そういった中で、多少エッジが効いた作品許されるKADOKAWAグループのレーベルって、電撃文庫くらいかなって感じており、次の電撃大賞はやっぱり頑張って出したいなぁと思いました。
なにより、やはり商業に行きたいなら、作品が売れるビジョンが大切ですよね"(-""-)"
自分が編集者だったとして、
・人気にならなかったとしても赤字にならない程度にすでに市場にターゲット読者層が存在している
・すでに先行人気作品があり、そのファンが「類似品」を求めて買ってくれる可能性がある
そう言った会議で主張しやすい要素は、やっぱ重要だなぁ。
いまの小説市場って、出版社が「金の卵を産む可能性のあるガチョウを育てる」のではなくて、「金の卵産んだガチョウに連絡する(拾い上げ)」って方式じゃないですか。
素人の作品がバズって有名になる可能性があるのは夢があることだと思いますけど、その一回で終わらずに、定期的に収入を得るプロになろうとすると「金の卵産める可能性があるかもしれないし産まないかもしれないガチョウよりも、毎回発注通りの銅の卵が産めるガチョウ」の方が出版社的には価値があるのかもしれません。
自分は商業作家を目指すには、心構えも腹のくくり方も、まだまだだなぁと思った師走でございました。
ではでは、また次の湯で会いましょう。
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公募やコンテスト応募を中心に作品を書いてますので、気になったものありましたら読んでくださると嬉しいです。
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