第18話『明日をみる人面獣』


「……、冗談じゃねえ。俺は乗らねえぞ」

「会長の言う通りや。こんなクソな条件、飲むやつおらんわ」


 ファミレスでの打ち上げ翌日、新海ボクシングジムには宣言通りディエゴがやってきた。


 夏芽の事前報告によって、ディエゴが持ちかけてくる条件がこちらに不利なものであろう事は、静川も薄々感づいてはいたのだ。しかし、いざ問題の契約書を目の前にしてみると、そこには今まで彼が直面した、どんな状況よりもリスクの高い内容が記載されていた。


 それは、打ち上げの際にあれだけ賛同していた新海と南でさえ、思わずてのひらを返してしまうほどの条件だった。


「次戦終了までは仮契約。本契約には次戦の勝利が条件……、ただし」

「負ければ、仮契約でこの話は終わりデス」

「終わりやないやろ。なんやねん、この追加条件は?」


ディエゴは安物のインスタントコーヒーに口を付けている。南が指差す問題の箇所など、まるで視界に入っていないかのようだ。

「試合は一か月後か」

「次戦の相手はOPBF――、東洋太平洋チャンピオン、マサト・タキ。Dプロモーション主催の興行で、ベルトを賭けたメインイベントにシズカワ、君が出る」

「そんな事どうでもええねん。俺と会長が言うてんのは、負けた場合のファイトマネーの支払いや! メインイベント含めて全五試合、総額一千万が新海ジムの負担てどういう事やねん」

「そこに書いてある通りデスよ」


 負ければ一千万の借金。そして同時に、二度と世界のリングには立てなくなる。

 それが、ディエゴ=プラトー老人が静川に出した、仮契約の条件であった。


 不当な契約書の内容に、新海と南は怒り心頭の様子だったが、静川は醒めた思考でこの状況を整理していた。

 確かに、ディエゴの立場を思えば、この条件はフェアの範疇はんちゅうである。


 興行を成立させるために無理矢理組んだ前座試合と、そのために押さえた会場、チャンピオンを引きずり出すのに札束をちらつかせたのはいうまでもないだろう。

 おまけに日本国内での試合となれば、土地勘のないディエゴにチケット販売による利益など望めまい。そもそもこの興行は、静川とOPBFチャンピオンをぶつけるためだけに準備されたものなのだ。つまり、ハナから赤字が約束されている。


 それでもディエゴには、静川が勝てば未来の黒字がみえている。だからこそ先行投資として、この試合を組むと言っているのだ。

 そのかわり、静川が負ければ話は終わりである。その時は潔く、興行にかかった莫大な費用を痛み分けしようじゃないかという、それだけの話なのである。


 問題は、その痛み分けに巻き込まれる新海ジムに、『資金的な体力がない』という点だった。


「話にならねえな、ディエゴさんよ。ウチがそんな大金持ってるようにみえるかい?」

「ではミスター・シンカイ。あなたはあと何年で、シズカワを世界戦のリングへ立たせるつもりなのですか? 私のみたところ『モンスター』の長期政権終了後に、バンタム級は混沌の時代を迎えます。彼が置いていくベルトの奪い合いに、ネームバリューのないジムが参加することなど、不可能に等しい。違いますか?」


 正論だった。結局のところ、資金力に乏しい地方のジムが世界戦線に乗り込むためには、より大きなプロモーションの力を借りるのが最良の手段なのである。うかうかしていると、ボクサーの選手寿命はあっという間に枯れてしまう。


 ソファーに座る南は、まだ契約書面を眺めたまま、親指の爪を噛んでいた。


「しかし、相手が滝さんっちゅうのが、また最悪やな」

「知り合いなのか?」

「国体の強化合宿で合同練習したことあるねん。悪い人ちゃうねんけどな。レベルの低い人間に合わせられんってタイプで、天才肌のボクサーや」

「戦績は23戦21勝2敗。負けた試合は両方とも世界戦、か」

「初めての世界戦が五年前、その次がダイレクトリマッチで四年前、そっから四年間負けなしや。ちなみに直近の試合は、この前ベルト返上した元日本チャンピオンとやっとるで」

「結果は?」

「1ラウンド開始五秒KOで、日本記録樹立」


 静川はため息をついた。

 おそらくカウントなしでストップがかかったのだろう。間違いなく、パワーと命中精度の両方を兼ね備えたボクサーだ。


 現在、世界のバンタム級を支配する『モンスター』。その圧倒的な才能の陰に埋もれてしまった非凡なボクサー達、現OPBFチャンピオンである滝聖人も、その一人なのだろう。


 一方で、凡才に過ぎない静川は、天才ひしめく世界戦線に無謀な特攻を強いられようとしていた。国内でチマチマと試合を重ねるだけで、なんの取り柄のないボクサー、それが木津研二の自己評価である。


 コーヒーを飲み終えたディエゴは、好好爺然として笑っている。


「悩む必要などないでしょう?」


 彼は短くそう言うと、声のトーンを一段、低くした。


「勝てばいいんだ。勝てばね」



◆      ◆     ◆



 急な記者会見だというので、慌てて編集部から車を走らせてきた。


 大所帯で知られる才羽さいばボクシングジムに馬場が到着する頃には、すでに他紙の記者たちも集まっていた。

 世界チャンピオンでもない選手にこれだけの注目が集まるのには、ちゃんとしたわけがある。二度の世界挑戦を退けられながらも、滝聖人の実力は誰もが認めるところであり、その認識を裏付けるように、つい先日も、彼は日本チャンピオンをKOに仕留めてみせた。


 金屏風こそなかったが、ジム内には長机とマイクがセットされ、呼び出したメディア用のパイプ椅子がいくつも並んでいる。見知った商売仲間の隣に陣取り、馬場は手帳にペンをはしらせるふりをしながら、ごく小声で呟いた。


「……、つい一週間前に試合をしたばかりだろ? またずいぶんと急な話だな」

「世界前哨戦を銘打って、日本ランキング一位の静川大樹をご指名だ。まぁ、ホントのところは、大型プロモーションから破格のファイトマネーで試合のオファーがきたらしい」

「大型プロモーション?」

「メキシコのDプロモーション。聞いたことぐらいはあるだろ?」


 もちろん馬場も知っている名前だった。中・軽量級の有望なボクサーを多数抱える南米のプロモーションだが、ファイトマネーの未払い問題で、たびたび選手と揉めている。


「よくそんな胡散臭うさんくさい試合を受けたもんだ」

「おれも来る途中に知ったんだが、どうやらこの試合で勝った方と契約を交わして、世界戦に乗り込む気でいるらしい。両陣営に近しい人間が、それらしい条件をDプロモーション側から提示されてるってのを、今朝ウチにリークした」

「そうか。じゃあそろそろウチにもリークするな」

「だろうな。お、始まるぞ」


 恰幅かっぷくの良い才羽会長と共に現れたのは、オーダーメイドのスーツに身を包む好青年だった。


 ボクサーらしからぬ滝の長髪は、濡れたようにワックスでセットされている。品の良さそうな目鼻立ち、幅の広い肩と長い手足、なによりその物腰をみていると、とても格闘家とは思えない雰囲気なのだが、間違いなく年齢・実力ともに全盛期を迎えている次世代のエースボクサーだ。


「世界、取りにいきます。今度こそね」


 開口一番、滝はそう言ってのけた。


『モンスター』の台頭後、幾人ものボクサーが地位と名声と金を求めて同様の発言を繰り返してきた。が、今現在、成功した者は一人もいない。


 主要四団体のベルトを奪われた時点で、多くの業界関係者、そして現場のボクサー達は悟っていた。かのボクサーがプライム期を終えるまで、彼の持つベルトへのチャレンジが自殺行為に等しいと。

 もはや、『モンスター』とのマッチメイクによって得るファイトマネーよりも、彼に肉体と精神を破壊されるリスクの方が、はるかに上回ってしまっているのだ。


「もう僕以外、誰もいないでしょう?」


 馬場はもともと、この滝聖人という青年が大嫌いだった。モデルのような優男を装っているが、滲み出るナルシズムによって仕草の一つ一つが鼻につく。

 しかし、彼のそうした一面に反感を持ってリングに上がった者は皆、返り討ちにされてきた。それも事実である。


「……、あの、質問いいですか?」


 二つ隣の席に座っていた女性記者だった。格闘技の会見で女性記者を見かける事も、今では珍しくなくなったが、彼女は専門知識と取材の両方を駆使して良い記事を書くので、ライターの中でも一目置かれている。


 滝はにこやかに表情を崩した。


「どうぞ」

、『? それもかなり一方的な内容で。あれだけのパワーの差が、簡単に埋まるとは思えないんですが」


 辛辣しんらつな質問内容に思えるが、この場にいる誰もが考えていた事だった。が、当然、先方も同種の質問を想定していたのだろう。

 返答は滝ではなく、才羽会長がした。


「課題はクリアしました。偉大なチャンピオンの誕生には、その過程において挫折がつきものです。ポンサクレックに三度も挑戦した『北の剛拳』、ウィラポンに四度王座を阻まれた『モンスター・レフト』、いずれも歴史に名を遺す名チャンピオンでしょう? 滝も必ず、そうなります」


 そう思うなら、手前ェが答えたらどうなんだ? 


 呆れてそう言いかけたのは、馬場だけではあるまい。才羽会長の隣で涼しげな顔をしている滝は、先日の試合結果を経て、いかにも自信ありげな様子だった。


 確かに元日本チャンピオンをたった五秒で始末した滝の拳は、単なるラッキーパンチで片づける事はできない。……否、そもそも世界レベルのリングには、ラッキーパンチなど存在しないのである。


 実際に、ベルトを射程圏内に置くようなシングルランキングを持つボクサー達は、百分の一秒を争う病的な世界観で攻防の駆け引きを行っている。雑なパンチはけしてクリーンヒットしない。逆に、タイミングさえ合っていれば、力の入っていないようにみえる拳でも簡単にダウンが生まれる。

 滝聖人は、そんな戦場で四年間も無敗を誇っているのだ。


 熱心にメモを取っていたベテラン記者が、すっ、と手を挙げた。


「月間ボクシング・ヘルの骸田むくろだと申します。滝選手にお聞きしたいんですが……」


 わざわざ滝を名指しして、才羽会長の説明を封じる作戦らしい。確かにここまでの質疑応答では、当たり障りのない記事が量産されてしまう。少しくらいは、滝自身の口からそれらしい自信のほどが伺えれば……、そんな考えがあるのに違いない。


「どうぞ」

「世界前哨戦として対戦相手に選ばれた、日本ランキング一位の静川大樹選手について、印象を聞きたいですね。できればなぜ、彼が選ばれたのか、あなたの口から聞きたいです」


 ダメ押しの質問に、馬場も思わずほくそ笑む。


 骸田は知っているのだ。この世界前哨戦が、中身のないお遊びに過ぎない事を。ファイトマネーだけで釣られたジムの方針、それに従っただけの滝がこの質問にどう答えるのか、骸田が本当に見たいのはそれだろう。


 普通に考えれば、世界戦線で戦う滝が静川の事を知っているとは思えない。しかし、世界前哨戦をうたって記者会見まで開いている現状で、対戦相手の印象すら答えられないのは、いかにもまずい。この試合の無意味さを露呈してしまえば、陣営はいいつらの皮である。

 案の定、みるみるうちに青ざめていく才羽会長の表情を、馬場はカメラに収めてやりたかった。


 ところが、滝はうすく笑って語り出した。


「静川大樹は大変興味深い選手です。単純な身体能力は並以下、という水準でありながら、優れたボクシングIQによって緻密ちみつにゲームを進めます。対戦相手にアジャストする能力が高いんでしょうね。そのため彼は固定のスタイルを持たず、試合のたびに別人のようなボクサーになる。まるでカメレオンのようにね」

「ずいぶん、彼を評価しているんですね」

「だから興味があるんですよ。誰がどうみても、ほぼ全ての能力面と技術面で勝っている『僕』を前にしたとき、静川大樹はどんな姿で現れるのか。どんな戦いをみせるのか」

「そ、それだけの理由で選んだんですか? 世界前哨戦、最後のリハーサルの相手に?」

「面白い事は、それだけでやる価値があるんですよ。彼が僕というボクサーにアジャストできなければ、前回の試合と同様に、顎を砕いて粛清しゅくせいします」


 覚悟を決めたボクサーは、顎の骨が砕けても戦い続けるだろう。馬場もそうした選手を何人もみてきた。しかし、滝のパンチは対戦相手の骨を破壊する重さと、意識を断ち切る鋭さをもあわせ持つ。


 試合開始わずか五秒で引退に追い込まれた元日本チャンピオンの姿が、ありありと思い起こされる。国内戦線では幾度もベストボクサーとして選出されていた人物だけに、彼がゴミのようにリングに転がったあの瞬間の衝撃は、その場に居合わせたメディアと観客を戦慄させたものだ。


「……やっぱり納得できませんね。面白い、だけではこちらも記事になりませんよ。ほかにも何かあるんじゃないですか?」


 静寂を破ったのは、例の女性記者だった。おそらく彼女も、この試合の裏事情について把握しているのだろう。どうしても滝の口から、その事に触れて欲しいらしい。


 先ほど質問した骸田をはじめ、彼女の周囲に座っていた記者達は一様に顔をしかめていた。もちろん馬場も眉間に皺を寄せている。


 この女は分かっていない。

 

 さっき骸田が踏み込んだ場所が、メディアに許されるギリギリの質問ラインだったのだ。願わくば、才羽会長が大人の対応で場を丸く収めてくれれば……。そんな希望的観測は、続く滝の言葉でぶち壊された。


「お、おい、滝……」

「大丈夫ですよ会長。彼女が知りたいというのだから、教えてあげればいいんです」


 滝の顔は、すでに人間味を無くしていた。


「……、効率、と言いますと?」


 滝の変化に気づけない女性記者は、後戻りできない質疑を続けてしまう。

 すでに滝の目は、彼女の姿以外をシャットアウトしていた。彼がいつも、リングの上でするのと同様に。



「あなた、オナホールはご存じですか?」



 一瞬、室内がざわついたのはいうまでもない。男だらけのジム内で下ネタが交わされる事はままあるが、会話の相手は女性記者である。ハラスメントの観点など眼中にもない、滝の発言はどう考えても正気の沙汰ではなかった。


 案の定、女性記者は不安そうな顔になっている。


「その、わかりません……」

「では説明しましょう。オナホールは男性のマスターベーションを補助する器具の一種で、シリコンなどの合成樹脂で成形された女性器の模倣もほう品です」

「なっ、何の話をしてるんですか!?」

「だから効率の話ですよ。このオナホールという器具はね、今述べた通り女性の肉体から『男性器に性的な刺激を与える』という機能だけを切り取って作られているんです。金を払って女性を買うよりも、よほど人道的な手段といえますね。そして効率がいい」

 女性記者は椅子から立ち上がり、マイクで話す滝を睨みつけた。


 話の趣旨をすり替えられたばかりか、セクハラまがいの冗談でお茶を濁すような真似をされたのでは、激怒するのも当然である。ところが滝は反省の色なく、さらに女性記者の体を舐めまわすような視線を向けていた。


「あなた、女性にしては良い筋肉量をしている。何らかの運動をされていますね?」

「……。ジムで、少しだけ」

「その体幹たいかんの絞れかた、やっているのはウエイトだけではないはずだ」


 断定的な滝の口調に、彼女は思わず答えてしまう。


「ボクササイズもしています」

「ではサンドバッグも?」

「ええ。打ちますよ。思い切り」

「なんだ! じゃあ僕たち、同類じゃないですか!」


 何を言っているんだ、こいつは? という空気が、女性記者を中心にジム内へ広がっていく。突然のセクハラ、かと思えば、掌を返すように友好を臭わせる滝のやり口は、馬場も困惑するばかりである。

 だが、いまさらこんなアピールをしたところで、彼女がこのまま矛を収める未来などありえない。滝を待っているのは、バッシングと、下手をすれば訴訟の明日だ。


 隣でこの会話を聞いていた才羽会長も、もう一秒でも早く会見を終わらせたいのに違いなかった。しかし、滝の暴走は止まらない。


「あなたも効率が好きなんですね。良かった。仲良くできそうだ」

「馬鹿なこと言わないで。なんで私が、あなたと仲良くしなきゃならないの」

「同じことやってるじゃないですか」

「はぁ?」

「サンドバッグはね、人間が持つ『他人から殴られる』という機能を抜き取ったもの、なんですよ。あなたは殴ったんですよね? 思い切り。お金を払って人間を殴るよりも、よほど人道的な手段といえますね。そして効率がいい!」


 女性記者は、その場にへたりこんでしまった。無理もない、馬場が彼女の立場であったなら、やはり途方に暮れていただろう。


「効率が嫌いな人間なんかいやしない。みんな同じなんだ」

「た、滝、もうよせ」


 滝は椅子から立ち上がっていた。



「君も、君も、君も、君も君も君も君もきみもきみもきみもきみもきみもきみもだ」



 才羽会長の制止を振り切って、滝は記者陣を一人ひとり指差していく。

 自分の番がやってきて、「君も」と指摘された途端、馬場は顔面に汚物を投げつけられたような気がした。


 滝はもう、人間をやめている。

 滝聖人は、静川大樹や野々見沢清人と同じか、それ以上の代償を払ってしまったのだ。ボクシングの強さを取引する悪魔に、かけがえのない人間性を差し出して、すべてを『薪』にしてしまったのである。燃やしてしまったのだ。

 焼け残ったのは、あの綺麗な表面の皮だけ。


「おい、変態野郎」


 それが自分の口から出た言葉であったことに、馬場は少しだけ驚いた。


「静川相手に調子こいて、タダで済んでるやつはいねえんだよ。お前が試合当日、格下のボクサーにどんだけボコられるのか、楽しみにしてるぜ」


 ただ、残念ながら、二人の間に会話のキャッチボールは成立していなかった。


「僕はね、成長したいんですよ。。日々のトレーニングだけでは埋められない、成長に必要な最後のピースを、試合を通して静川大樹がもたらしてくれる『確信』があります。だから彼を喰うんですよ。ランキングなど関係ない、そんな好き嫌いしませんよ。あはは!」


 高笑いだけでなく、会長と記者陣まで残して、滝聖人は会見場を後にした。



                          『明日をみる人面獣』 終

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