第4話 休みの日2
家の外を出ると快晴で空が綺麗だった。五月上旬ということもあり、気温は暑すぎず寒すぎず、半袖tシャツの上から薄手のカーディガン一枚を羽織るだけで十分な温度だった。それから、しばらく歩いていると徒歩15分程のイオンに着いた。僕にとっては休日だが、世間の人にとっては平日が多い今日は水曜日だ。当たり前のように人は少ない。人が沢山いるところは苦手だから今日は運が良いのかもしれない。とりあえず、イオンで何を買うか、何をするのかを考えよう。生活必需品は数日前に買いだめしていた覚えがあるし、さっきご飯食べたばかりだし、どうしようか。そういえば最近、頭が痛くなることが増えたな。多分ストレスだと思うんだけれど、頭痛薬を買おうかな。イオンまで来て薬一つだけ買って帰るのは、何か勿体無い気がするな。そうだ、薬買った後に何か甘いものでも食べよう。そう決めて、頭痛薬から買いに行くことにした。頭痛薬を買い終わり、何か甘いものを売ってる店を探そうと思い、薬売り場から離れた。すると、さっきの倍に人が増えていることに気が付いた。今日は平日のはずなのに珍しいな、人が沢山いるのはあまり好きではないけど、何故か気になったので調べてみることにした。まず、イオンで行事とかを行う舞台的なところから見にいくことにした。屋内にある舞台周辺に着くと人が密集していて、ここからでは何のイベントなのかが、よく分からなかった。だが、大音量で女性の歌と音楽が流れていてどういうものなのかは何となく分かった。どんな人がやっているのかますます気になり、頑張って背伸びをして目を凝らしてみた。ああ、なるほど地方のアイドルとかそういった感じのものなのか。もっとよく見てみると、舞台の近くに看板、見出し的なものがあり、そこには大学の名前が書いてあった。なるほど、大学のアイドル系のサークルか。アイドルの子たちの顔が見たかったが、人が密集している後方の、僕のいる位置からではよく見えないから諦めた。これだけ沢山の人が集まっているから相当人気があるんだなと思った。
僕は、君に。 @satsukixi
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