第3話 どこですか、ココ
「ん…ここは……?」
女神様と別れた俺は今、周りが草木に囲まれて妙に薄気味悪い雰囲気のある森(?)だった。
「あの女神、街や村の近くとかじゃなくて森に転移させるとか正気かよ」
思わず愚痴る俺。
(次からは
「とりあえず駄女神の言われた通り、アレを見てみるか」
そして言われた言葉を口に出した。
「『ステータス』」
──────────
【名前】
【種族】
【レベル】1
【性別】男性
【称号】転生者・唯一種
【体力】380/380
【魔力】210/210
【筋力】80
【耐久】74
【知力】106
【敏捷】88
【スキル】
【加護】
生命神之加護
──────────
「これが凄いのかどうかは今のところ分からないけど……龍人種は頭可笑しいスペックをしているらしいから、たぶん強いんだろうな」
「?異次元箱になんか入ってるな」
異次元箱を開くと中に一枚の手紙が入っていた。
「なになに……」
──────────
柳叶斗さんへ
こちらの手違いで森に転移させてしまったので、取りあえず必要そうなスキルを差し上げます。
※この手紙が読まれた場合自然消滅します。
追記,座標間違っちゃった!てへっ☆
──────────
読み終えるとさっきまで手に持っていた手紙は消えた。
「あいつってもしかしてドが付くほどのドジなのか?最初から最後まで人に迷惑をかける女神とかいるか…?」
そんなとき……
《生命神リラリアにより【スキル】『鑑定Lv.1』『
………馬鹿みてぇ
「はぁ……まぁ鑑定(?)を手に入れたからあの駄女神の加護でも見てみるか」
─────────
【鑑定結果】
【加護名】生命神之加護
【詳細】生命神リラリアに気に入られた者に与えらる加護。
【効果】取得経験値量上昇・スキル習得速度上昇・回復速度上昇
──────────
「あの駄女神のことだから加護も変だろうと思ったのに………強くね?」
「……取りあえず早くこの森から出よう──」
そう思ったその時
「グルルルゥゥゥッ!」
「………最悪」
狼よりも少し大きいくらいの動物が涎を垂らしながら俺を睨んでいた。
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