◇閑話◇ 『毎日ことば』の話
——『毎日ことば』。
『ことば』の姉妹作品、『NIHONGO』シリーズを読んで下さっていた方は、もしかすると聞き覚えがある言葉かもしれませんね。
『毎日ことば』は、「毎日新聞校閲センターが運営するサイト」のことです。
新聞を作っているところにも「校閲」という仕事があって、日々言葉のチェックを行っています。その人たちが、発行する新聞の記事のなかで実際にあった誤りや、間違いやすいものについて『毎日ことば』というサイトで読者に教えてくれていたのです。
そのため『NIHONGO』シリーズを書いているときも、執筆する内容によっては時折お世話になっていました。
それが先日見たところ、『毎日ことばplus』となっており、会員登録しないと見られなくなっていました。会員登録さえすれば、以前と変わらず無料で閲覧可能ですが、ひと手間かかるという意味で、少しハードルが上がったかもしれません。
また、「運営者が会員向けに投稿した非公開の記事について、運営者の許可なく第三者に開示しないこと」とあるので、引用の取り扱いも難しいかもなと思いました。
「引用」は『三省堂国語辞典 第八版』によると、「正当な範囲内で、出所をそえて示す場合は、もとの著作者の許可はいらない」とありますが、なんかちょっと怖いのでやめておこうかな……と思っているところです(笑)
できるとしたら、「ここに書いてありましたよー」と示すくらいでしょうか。
とはいえ、会員向けに開示した気持ちは分かる気がします。真摯に言葉と向き合って書いているからこそ、そういう対応になったのかなと……。(どこにもそんな説明書きはありませんけど、何となくそう思いました)
ちなみに私は登録して中身を見てみましたが、以前よりも内容の精度が高くなっているような気がしました。そして、やっぱり色々な気づきがあって面白いです。
何はともあれ、今まで『毎日ことば』から引用させてもらった記事は、そのままの状態ですと読めません。ですが、会員登録さえすれば読めるはずなので、以前のColumnで参照したものや引用した部分をきちんと読みたいと言う方や、言葉に興味がある方は『毎日ことばplus』の手続きを行って読んでみてくださいませ〜。(回し者ではないです<笑>)
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます