8、表現の勉強についての補足


 前回の語彙や表現の勉強で、自分でやっていることが他にもあったなぁと思い出したので補足です。

 

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 表現の勉強のために嫌々、本を読んでも楽しくないし、身に付かないと思ったので楽しんで表現を味わえる方法として私がやっていることを紹介したいと思います。

 

 それは、『書写』です。

 よく好きな小説の文章や有名な文学作品を書写するといいと言われますが、正直、どの作品のどこを抜き出して書けばいいのか? どのくらいの量を書けばいいのか? 悩みますよね。

 好きな作家さんの小説を書き写して、自分の創作メモと混ざって分からなくなったいう事故も聞きますし、走り書きで写したり、パソコンでコピペしたりは紛らわしいので危険です。

 書写をするなら、書写用のノートを作って手書きで書き写すと愛着も増し、何度も読み返しもできておすすめです。

 私はA5の方眼紙ノートを書写用として使用し、万年筆やガラスペンで書いています。

 雰囲気から入るタイプです。てへ。

 実は、もともとは表現の勉強のために始めたことではなかったりします。

 字が汚いことがコンプレックスで、ガラスペンや万年筆を使うと楽しく文字の練習ができると聞いたため始めたことでした。

 それが、今では文字の勉強というよりも、色々な文学作品のいいとこどりの書写ノートが増えていくことがうれしくて頑張っています。

 小説を書くときにも以前より比喩表現を意識するようになり、文章に変化が出てきたと感じます。


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 書写には、ツイッターで書写のお題を出してくださっているアカウントが複数ありまして、それを利用させていただいています。

 ひとつは、空想書写さん(@img_shosha)です。こちらは、青空文庫で公開されている、著作権切れの文学作品の一部を抜粋し書写のお題として紹介して下さっているアカウントです。

 手書きで書き写すのにちょうどいい長さで、文学作品の幻想的な描写を読むことができます。

(著作権切れ=作者の死後50年を経るなどして著作権の消滅した作品。そうでない小説や歌詞などを書写し公開すると著作権法に触れることがあるので注意が必要)


 また、青空文庫から抜粋するbotさん(@aozorabasu123)も著作権切れの文学作品を140字で紹介して下さっているので、書写のお題としてよく利用させていただいています。

 どちらも文学作品の素敵な風景描写が多く紹介されていて、文学は苦手と思っている方もとっつきやすいと思います。

 毎日自然と読めてしまう分量なので、書写をしなくても表現の勉強にフォローするのもいいかと思います。^^


 他にも皆さんのやっている、語彙を増やす方法、表現の練習などありましたらぜひ教えてください☆

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