第32話 タピオカミルクティー
どうやら日本ではすでに流行が過ぎ去ってしまった感のある、この飲み物。
こちら、アメリカの田舎ではス〇ーバックスとともに、みんなの飲み物として定着しています。
私が最初にこれを飲んだのは15年ぐらい前。ハワイにいるときでした。友達に「すっごくcool(カッコいい)な飲み物があるんだよ」、と言われ、モールに行きました。
当時、その界隈ではかなりヒットしていました。が、私にはあんまり響きませんでした。ストローが細すぎてタピオカがうまく口の中に入らず、全部底の方にたまってしまったんですね。ミルクティー自体もさらさらしすぎていて、なじみが悪かった。今のタピオカは噛んだら黒砂糖味がしておいしいのだけれど、その時のタピオカは味もなく、ただ、もちもちしているだけだったのです。
で、このタピオカミルクティー。こっちではboba tea(ボバ ティー)と呼ばれています。最初は、bobaというのを、アメリカ人がbabble(バブル)と勘違いして、一時は「babble tea」と呼ばれていました。音も、「ボバティー」「バボティー(babble teaをアメリカ人が読むと、こう聞こえるわけです)」と、似ているせいもあります。今では「ボバティー」で定着しつつある様子。昨今のフェミニズムの流行で、「ほかのカルチャーの言葉を大切にしよう」みたいな動きがあったせいらしいです。まあ、言われてる方は「どっちでもいいんだけどね」と、冷めた感じではありますが。
で、このボバティー。最近、進化も著しい。
新発売で、poppin' boba tea というのがあります。日本でいうところの「はじけるボバティー」という感じでしょうか。
……と偉そうに言いつつ、実際これ、日本ではすでに流行ってるんですかね? こっちではその辺がわからないので、「実はすでにみんなが知ってたら恥ずかしいよね」と思いつつ書いています。
みなさん、ご存じだったら、以下は飛ばして結構です。
これはもう、すでにタピオカではありません。その透明なビーズ状のものをかむと、ぱちん、とはじけてイチゴやらパッションフルーツやらのシロップが飛び出します。一つ一つのビーズのサイズはタピオカより少し小さいくらいでしょうか。
そうですね、嚙んだ感じは「人工イクラ」という感じですかね。「ぷつっ」とはじける感じがおいしいタピオカミルクティーです。
娘が買った新発売のボバティーの写真を掲載しておきます。
「Rainbow poppin' strawberry boba tea!」
レインボー・ポッピン・ストロベリー・ボバティー
赤いpoppin' boba をかむと、プチンとはじけてストロベリー味のシロップが飛び出すのです。
写真はこちら↓
https://kakuyomu.jp/users/Tsukimorioto/news/16817330657068119448
中に入っているイクラみたいなのがストロベリーボバです。
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