第12話 パーティにて
まず最初に。
読んでいただいている方からコメントいただきました。
BLのことをYaoiと言うらしい。
知りませんでした。というわけで、娘に聞いてみると、「友達がアニメのBLのことをそう呼んでた気がする」そうです。本の場合は、「BL」「GL」と呼んでいるとのこと。
覚えていておいて損はないですね。覚えやすいし。
ちなみに、数年前では男女関係なく、同性愛者を「ゲイ」と呼んでいました。でも最近は細分化して、呼び方や三人称を間違えると大問題になる(同性愛の人たちは、she, heとは呼ばず、theyと呼ぶ)ので、みんな、そのことはなるべく口にしないようにしています。
では標題に戻ります。
アメリカ人と交流する。
といって、最初に思い当たるのがパーティでした。
Potluck(持ち寄り)の時もあるし、そうじゃない時も。一応、何を持って行ったらいいか聞くと”You can bring some kind of dessert.” とか言ってくれると決めやすい。たまに" If you want. " (持ってきたいなら持ってくれば?)とか言われます。
そういう時はほんとに持って行っても、持って行かなくてもいいです。Up to you(あなたしだい)というやつです。"You can bring something you want to eat." (食べたいものがあるなら持ってきなよ)みたいに言ってくれたりすることも多いです。そこに、言外の意味はありません。読むべき空気もありません。
ホームパーティに行ったと仮定します。
知ってる人がいるなら楽しいですね。でも、知らない人ばかりだと、アウェー感が半端ない。だからといって、みんなと友達になる必要はありません。というのも、アメリカ人的には、「どんなに仲良くても呼びたくない人は呼ばない」ので、呼ばれた時点であなたは選ばれし者(だから、どんなに仲良くても、友達と「あの人のパーティ行く?」なんて会話は事前にしません。相手が誘われているとは限らないし、一緒に誘われたとしても、その人が行くかどうかもわからないからです)。
パーティの席で、同じようにアウェー感をにじませている人と目が合うことがあると思います。女性だとお互いにニコッと笑いあうこと多いです。それで、近づいてきたら、よくあるのは"I love your shoes." みたいに持ち物とか服装を褒めます。男性だと、さりげなく数人で話しているそばにいて話を聞いて、「ここぞ」というところで、一言、二言なにか挟めば、それで仲良くなれます。
教科書みたいに挨拶から始まることはないと思います。みんなの会話の中に混じって談笑して、ある程度話がはずんだところで、もし相手が自分に興味があれば、"Anyways, I'm Mike." などと言ってきますので、その時に"I'm Oto."などと答えればいいです。もちろん自分から名乗ってもいいです。握手はしたりしなかったりですね。
もし、知り合いの知り合いなんかがいた場合、"I heard good thing about you."(君の噂は聞いてるよ)みたいなことを言ったりします。
あとは、帰り際の話。
ホストの人には" Thank you for having me."(呼んでくれてありがとう)と言って帰ります。で、仲良くなれた人には" It was nice to talk to you." と言います。訳をしてしまうと、「話せてよかった」となりますが、感覚的には、「楽しかったよ」みたいな感じです。
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