第7話

中3の美術の授業で、絵画の模写をすることになった。

教科書の中から好きな絵画を選んで、その絵を模写する。

ボクはフェルメールの「牛乳を注ぐ女」っていう絵にした。


なんで、この絵を選んだんだろうか?

自分でもよくわからないまま、この絵を模写していた。

美術の先生は、ボクの模写してるところを嬉しそうに見ていた。

「あっ、もしかしたら、美術の先生の好きな絵なのかな~。先生の好きな絵をボクは選んだのかな~」

って思った。


ボクは美術をたぶんいちばん好きだから、美術の先生とは同じ美術好きどうしで気も合う。

えんぴつデッサンの時も、嬉しそうにボクのデッサンしてるところを見てくれていた。


美術のほかに好きなのは音楽とか体育。


高校でも美術部に入ろうかな。

大学も美術で進学しようかな~。

2022/11/13

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る