第3話
幼稚園や小学生の頃から女の子みたいなボク。高校生になった今でも、女子のように、まわりのみんなからも考えられている。
高1の夏のプールでの水泳の授業。
その時、男女いっしょにプールに入っていた。
ボクは自分でも女子のほうで泳ぎたかった。そしたら、まわりの先生も友達も、みんな
「あやめちゃんは女子といっしょに泳げばええんちゃうか~?ほんまは自分も、そうしたいんやろ~?」
って言ってくれた。
それで女子のほうに行って、女子といっしょに水泳の授業を受けていた。
女子の中にいっしょに座って、授業を聞いていても、女子のみんな普通にしてくれていたし、何も気にしていなかった。
そして、順番にプールに飛び込んで、50メートルのタイムをはかったりした。
ちょうど、その日はプールを半分半分に使っていて、ずっとボクは女子のほうで授業を受けた。
授業も終わって、更衣室に行く時も、女子のほうで着替えた。
みんな自然にしてくれていた。
ボク以上に、先生方や友達のほうが気を使ってくれていて、ボクは女子のほうでやれば良いっていうふうに考慮してくれた。
いや、気を使ってくれたっていうか、めっちゃ自然な流れで、そうなった。
それ以来、ボクは更衣室や洗面所の使用は女子のほうでやっていて、体育も女子のほうの授業に出ることになった。
中3の時は女子高に行きたかった。
でも今の高校に進学して良かったのかもなって思っている。
2022/11/9
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