第15話
ボクの部屋には霊を感じる。
ボクはいつも部屋で絵を描いている。
えっちな女の子の絵を。
でも絵を描いていると、いつも誰かに見られている気する。
夢中でえっちな絵を描いているんやけど、ずっと誰か、ボクの描いてる絵を見てるような気になる。
古文の勉強で、紫式部や清少納言などの文章を読んでる時も
「ああ、うちの書いたの、読んでくれてはるわ~」
って、誰かに思われているような気してくる。
どうも、ボクの部屋にいる霊は、やっぱり芸術家の霊、それも女流作家とか女流画家のような女の子の芸術家の霊のように思える。
そして毎晩、寝てると、その女の子の霊に優しく抱きしめられて愛撫されてキスされてるのを感じるのだ。
もともと女の子みたいなボクも、ますます女の子みたいな体になってる。
その子に愛撫されてると。
2022/11/22
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます