第16話

ボクのカバンの中に、そっとエチケットブラシを入れておいてくれたのは、やはり同じクラスの高梨さんだった。

めっちゃ可愛いクマさんキャラクターのやつ。

そのキャラクター、高梨さんに似ている。

雰囲気。

そこからも高梨さんだろうってわかる。


高梨さんは普段から、ボクの制服の汚れを見つけたら、サッと拭いてくれてたりしている。

だから、やっぱりエチケットブラシを入れてくれるなんて高梨さんだったんや。


高梨さんは、めっちゃ柔らかな雰囲気で、ほんわかしている。

優しいところとかめっちゃ好きだ。


肩の汚れもそっと拭いてくれて、制服に着いてたゴミも何気なくサッと取ってくれている。

2022/11/23

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る