第6話 不夜城砦の吸血鬼たち

 「使われてねぇ鉄工所で屍人と大屍鬼の発生だってよぉ。まー1発目の腕試しにはちょうどいいんじゃねーか?なぁ、吸血鬼一年生クン♪」

 「…そうですね。早く慣れるように頑張りますよ。泣き虫で繊細な先輩を守れるようにね」

 「お前もうそれ忘れる約束だろ!」

 「そんな約束した覚えはありません。早く行きますよ」

 「あっフランてめ、いつのまに蝙蝠化を…こら、逃げんな!」


 夜になっても昼のように明るいとされる不夜城砦。混沌を具現化したようなこの街には、2人の吸血鬼の屍鬼退治人が今日も賑やかに暮らしている。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

不夜城砦の吸血鬼 月餠 @marimogorilla1998

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ