緊張と喜び(序盤)
ここから、読んでいる間の心境や行動への影響を赤裸々に書いていこうと思う。
極力、時系列順となるように心がけた。
今回は序盤の話。
・読む前の心構えについて。
正確には序盤だけではないのだが「聲の形」を読む前は、不安があったし、覚悟を求められた。読む前には15分程度、準備の時間を設けていた。集中出来るように、音楽を消し、環境音を極力断った。何か悪いことが起こるわけではない、この本に関われてラッキーなのだと自信を蓄えてから臨んだ。
当たり前ではあるが、1週間のうち初日においては特に強い。どんな物語があるのだろうという期待と不安があって、それを飲み込んでから本を開くようにしていた。
没入してしまえば止まらなかった。時間を費やしていった。楽しい時間だった。
ただそれは、ページをめくるたびに緊張する時間でもあった。
・ネタバレについて。
情報が入らないように心がけていたのだが、表紙、
全巻は Amazonを通して買った(無論レビューは見ないように動いた)わけだが、ぺらりと開くと目次が目に入った。タイトルが話の内容と符合しているのは当然な話ではあるが、すべて載ってしまうとなると話は別だ。
少しげんなりしてしまったとともに、今後の巻では目次を確認しないように努めた。
・影響について。
「聲の形」は比較的早い段階から習慣になっていた。
毎日2時間なんて大変だなと思ったのだが、意外とやれた。その分、二度寝やネットサーフィンの時間がなくなっただけだった。
二度寝やネットサーフィンなんて、後で幾らでも出来る。だが、「聲の形」と向き合うのは今しかない。
「聲の形」を通じて自分自身の問題に向き合うための……時間を得られた。
毎日2時間も……なんて幸せ者だろう。
時間はどんどんと過ぎていった。
1巻ごとに7日間と区切ったので、最終日の時なんか、毎回緊張していたものだ。ここで見落としたモノはもう確認できないんだ、という気分と、明日からは新しい未開拓のところになるんだ……という気持ち。
行動面での変化なら、自分も何か変わらなくてはと思ったので、期限の都合で諦めかけていたコンテスト用のアイデアを完了まで膨らませることにした。
それが拙作「5〇王」である。
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